2016年の電力自由化以降、私たちは自分で安い電力会社を選ぶことできるようになり、“新電力”に乗り換えることで、電気料金を安くすることが可能です。
安い新電力への乗り換えを検討中の方は、ぜひ当ページで紹介する比較結果やおすすめの電力会社を選択肢に入れていただければと思います。
また、記事内では新電力とは何か、停電の心配はないか、電気の質は変わらないかなど、多くの方が疑問に思う項目に関しても解説。まだ電力会社を乗り換えるほどではないけど、知識として知っておきたい方にも参考にしていただければと思います。
目次
- 1 おすすめの新電力会社3社を紹介
- 2 電気料金を安くするなら新電力会社への乗り換えがおすすめ
- 3 電力会社と電気料金プランを比較する際に注意すべきポイントとは
- 4 エリア別で安い新電力おすすめ比較ランキング
- 4.1 関東（東京電力）エリアで電気料金が安い新電力会社おすすめランキング(東京･神奈川･千葉･茨城･栃木県･群馬･埼玉)
- 4.2 北海道エリアで電気料金が安い新電力会社おすすめランキング
- 4.3 東北エリアで電気料金が安い新電力会社おすすめランキング（青森･岩手･宮城･秋田･山形･福島･新潟）
- 4.4 中部エリアで電気料金が安い新電力会社おすすめランキング(静岡･愛知･岐阜･山梨･長野)
- 4.5 北陸エリアで電気料金が安い新電力会社おすすめランキング(石川･富山･福井)
- 4.6 関西エリアで電気料金が安い新電力会社おすすめランキング(大阪･兵庫･京都･滋賀･奈良･和歌山･三重)
- 4.7 中国エリアで電気料金が安い新電力会社おすすめランキング(広島･岡山･島根･鳥取)
- 4.8 四国エリアで電気料金が安い新電力会社おすすめランキング(高知･愛媛･徳島･香川)
- 4.9 九州エリアで電気料金が安い新電力会社おすすめランキング(福岡･佐賀･長崎･熊本･大分･宮崎･鹿児島)
- 4.10 沖縄電力エリアで電気料金が安い新電力会社おすすめランキング
- 5 電気会社の切り替えに関するよくある質問
おすすめの新電力会社3社を紹介
新電力会社は2024年現在700社以上。各電力会社の実績や料金、キャンペーン、対応地域などの特徴は様々です。早速、新電力会社の中でも、電気料金が安く、かつ突出した特徴があり、おすすめできる電力会社を3社ご紹介するので、参考にしていただければと思います。
全国で大手電力会社より安いLooopでんき
Looopでんきは、基本料金が無料の電力会社。従量料金（電気の使用量に応じた料金）のみを支払うシステムのため、使った分だけ支払いたい方におすすめの電力会社です。
30分ごとに電力市場の需給バランスによって電気料金が変わるシステムを採用しているため、電気料金が高くなるリスクもありますが、現状大手電力会社よりも大幅に電気代が安い状態が続いています。
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新電力とは？電力自由化との関係を解説
新電力とは、2016年4月に始まった電力自由化に伴い新規参入した、東京電力などの大手地域電力会社*以外の電気会社のこと。電力自由化によって、東京電力など大手地域電力会社10社による独占だった電力販売が、全面自由化され、消費者がどの電気会社と契約するかを選べるようになりました。
*大手地域電力会社とは北海道電力、東北電力、北陸電力、中部電力、東京電力、関西電力、中国電力、四国電力、九州電力、沖縄電力
電気代を安くしない方に新電力への乗り換えがおすすめな理由
電気料金を安くするなら新電力への切り替えがおすすめの理由は、大手電力会社よりも電気料金が安いため。新電力は、各社独自の料金プランやキャンペーンを実施することで、東京電力など大手地域電力よりも安く利用できるようにしています。電気販売事業は、設備投資も必要なく、コストカットができるため、電気代を安くすることが可能なんです。
電気の質は変わらないのか？
新電力が安くても、電気の品質が変わらないかが心配な方も多いのではないでしょうか。結論、新電力に切り替えても、電気の品質はこれまでと同じ。家で電気を使うまでの流れは大きく3つで、発電→送電→販売から成り立ちます。新電力は電気の「販売」のみを担う会社のため、発電や送電の仕組みはこれまでと変わらず、電気の質が変わらないのです。
電気料金が安い新電力会社の比較方法
あなたにとって安いおすすめの新電力を見つけるためには、以下の比較ポイントに沿って電力会社を比較していきます。Point
- 一度に使う電気量 契約アンペア数により電気の基本料金が変わる。
- 月の電気消費量 電気の使用量により料金単価が変わる
- 地域 地域により料金単価が変わる。
電気料金は、上記の要素によって決定し、電気料金を安くするには、自分の利用状況を把握することが重要になります。
電力会社と電気料金プランを比較する際に注意すべきポイントとは
新電力は独自の料金プランを設定しているため、安い電気料金を比較するのは大変な作業です。しかし、次のステップに沿って電気料金を比較すれば、電気料金が安いおすすめの電気会社が見つかります。電力会社の選び方3ステップ
- 自分の契約内容を知る
- 利用状況に応じて安い電気料金プランを選ぶ
- 地域別で安いおすすめ電力会社を探す
詳細を見ていきましょう。
明細で自分の契約内容（契約アンペア数と利用量）を見る
電気代が安い電気会社を比較するには、自分の契約内容を知る必要があります。検針票や現在利用している電気会社のマイページで確認しましょう。具体的には、①契約アンペア数(A)、②電気の使用量(kWh)の2点を確認します。
（１）契約アンペア数を確認
アンペア(A)とは、同時に利用できる電気の量を示す単位です。アンペアが上がるほど基本料金が高くなるため、自身に適したのは何アンペアかを確認する必要があります。以下が家電ごとのアンペア数使用量になりますので、判断の参考にしましょう。
- 電子レンジ：15A
- IHクッキングヒーター：14A
- ヘアドライヤー：12A
- 掃除機：10A
- 電気ケトル：10A
- エアコン：7A
- テレビ：1A
30A契約の場合、電子レンジ・エアコン・ヘアドライヤーを同時に使用することはできません。普段利用する電化製品から、最適なアンペア数を選びましょう。
一般的な契約アンペア数の目安は以下になります。アンペア数の参考にしていただければと思います。
- 30A：1-2人暮らし向け
- 40A：2-3人暮らし向け
- 50～60A：4-5人暮らし向け
（２）電気の使用量を確認
次に、毎月の電気使用量を確認します。検針票や電気会社のマイページ内で、電気使用量(kWh)を確認しましょう。電気の使用量により、電気料金の単価が変わります。電気の使用量に合わせて安い電気会社を見つけましょう。
一般的な電気使用量は以下になりますので、参考にしていただければと思います。
- 1人暮らしの方：120～150kWh
- 2~3人世帯の方：200～300kWh
- 4~5人世帯の方：350kWh～450kWh
注意点としては、電気使用量は、主に夏・冬が多くなるため、正確な使用量を割り出すためには、直近1年分の電気使用量をチェックすることをおすすめします。
現在の利用状況に応じた安い料金プランを比較
自分の契約内容が確認できたら、次は料金プラン選びです。料金プランは、次の3種類に分類することができます。各料金プランのメリット・デメリットを比較し、自分にあったプランを選びましょう。
(1)従量電灯プラン
従量電灯プランは、電気を使った分だけ支払う料金プランでスタンダードなプランです。支払料金は以下で算出されます。従量電灯プランの料金基本料金または最低料金※1＋電気料金単価(円)×使用した電気量(kWh) (±燃料調整費※2＋再生可能エネルギー発電促進賦課金※3)
※1…契約アンペアによって基本料金が変わる「アンペア制」の電気会社と、最低料金を定めた「最低料金制」の電気会社があります。どちらを採用しているかは地域によって異なります。 ※2…燃料費の原価の変動により、月単位で調整される費用です。 ※3…再生可能エネルギーの使用を促進させるために、電気会社が発電者に支払う料金を私たち消費者が一部負担する費用。どの電気会社でも一律の料金になっています。
(2)料金単価が変動するプラン
2つ目は、時間帯により電気料金の単価が変わる料金プランです。主に夜間の電気代が安く設定されており、夜に給湯機が稼働するオール電化のご家庭におすすめなプランです。(3)定額制プラン
3つ目の定額制プランは、400kWh利用までは4,000円、のような定額料金プランです。主に、電気使用量が多い大家族(目安5人以上)や、電気使用量がほぼ一定のご家庭におすすめの料金プランです。
エリア別で安い新電力おすすめ比較ランキング
関東（東京電力）エリアで電気料金が安い新電力会社おすすめランキング(東京･神奈川･千葉･茨城･栃木県･群馬･埼玉)
Looopでんきは基本料金が0円の新電力会社。下記の表の通り電気代が安く、関東エリアの一人暮らしからファミリー暮らしにおすすめの電力会社です。
30分ごとに電気料金が変わる仕組みで、1日を通して電気料金が市場価格によって変動します。電気料金が安い時間帯に電気を利用することで、電気代を安くできるということです。30分ごとの電気料金はアプリで確認できるので、ゲーム感覚で節電を楽しんでいる方もいます。
料金体系が市場連動型のため、電気が高くなるリスクはゼロではありません。ですが、現在は大手電力会社よりも電気代が大幅に安くなっており、通年で計算しても数万円単位の節約が期待できるでしょう。
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Looopでんきの申し込みページへ北海道エリアで電気料金が安い新電力会社おすすめランキング
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Looopでんきの申し込みページへ四国エリアで電気料金が安い新電力会社おすすめランキング(高知･愛媛･徳島･香川)
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Looopでんきの申し込みページへ九州エリアで電気料金が安い新電力会社おすすめランキング(福岡･佐賀･長崎･熊本･大分･宮崎･鹿児島)
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Looopでんきの申し込みページへ沖縄電力エリアで電気料金が安い新電力会社おすすめランキング
Looopでんきは基本料金が0円の新電力会社。下記の表の通り電気代が安く、沖縄エリアの一人暮らしからファミリー暮らしにおすすめの電力会社です。
30分ごとに電気料金が変わる仕組みで、1日を通して電気料金が市場価格によって変動します。電気料金が安い時間帯に電気を利用することで、電気代を安くできるということです。30分ごとの電気料金はアプリで確認できるので、ゲーム感覚で節電を楽しんでいる方もいます。
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Looopでんきの申し込みページへ電気会社の切り替えに関するよくある質問
電気会社の切り替え手続き・申し込みは大変ではないですか？
電力会社の切り替えは多くの方にとって初めての作業になるでしょう。実は切り替え作業は思っている以上に簡単です。ここでは順を追って、切り替え作業のやり方を紹介します。ステップ1:検診表を用意する（契約状況を確認するため） ステップ2：次の情報を契約したい電力会社の公式サイトで入力する （契約名義、供給地点特定番号、お客様番号） ステップ3：電気が切り替わるのを待つ
申し込みをしたら、自動的に切り替わるのを待つだけ。所要時間は5分程度です。
上記の情報がわからない場合は、現在契約している電力会社に電話やメールで問い合わせをすれば確認することができます。
安い電力会社の選び方、電気料金の比較方法がわかりません
電力会社の比較方法は以下の通りです。①自分の電気使用状況を知る 利用アンペア数や月の使用電気量(kWh)を確認します。 ②料金プランの種類を選ぶ 一般的なご家庭なら従量電灯プラン、オール電化のご家庭は夜間の料金単価が安いプラン、電気の使用量が多いなら定額プランがおすすめです。 ③エリア別で安い電力会社を探す あなたが住んでいるエリア安い電力会社を見つけましょう。
電力会社を切り替えれば必ず安くなりますか？
現在、大手電力会社と契約している方は、新電力に乗り換えると電気料金が安くなる可能性が高いです。例えばCDエナジーダイレクトの「シングルプラン」に乗り換えた場合、電気代が毎月100円安くなります。
賃貸住宅でも電力の切り替えはできるの？工事は不要？
マンション・アパートなどの共同住宅を含み、ほとんどの賃貸住宅で電力会社を切り替えることができます。切り替えに工事も不要です。ただし、”高圧一括受電契約”をしているマンションの場合は乗り換えることができません。
新電力に切り替えても、停電はしないのですか？
電力会社の切り替えで、停電しやすくなることはありません。仮に、契約した電力会社が倒産や事業撤退を発表して、電気の供給が間に合わなくなっても、大手電力会社から電力供給を受けられるようになっています。再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)とは何ですか？
再生可能エネルギーの使用を促進させるための制度です。電力会社が発電者に支払う料金を、私たち消費者が一部負担するシステムで、毎月の電気料金に上乗せして必ず請求されます。どの電力会社に乗り換えても料金は一律です。
燃料費調整額とはなんですか？
燃料費の原価に合わせて、月単位で調整される額です。基本的には該当エリアの電力会社と同じ料金ですが、独自の燃料費調整単価を設定する新電力会社もあります。再生可能エネルギー発電促進賦課金と同様、毎月の電気料金に上乗せされます。
また、燃料費調整額がマイナスの場合は電気料金が減額されて請求されます。