借入の意味は?借り入れについての5つの疑問
銀行や消費者金融からお金を借入することは難しくありません。ただ、用意されているローンの種類が多く申し込みの方法が複雑なため、多くの人が難しいと感じてしまうのです。今、借り入れに対して、こんな疑問を抱いていませんか?
・借入って何?ローンと何が違う?
・お金はどこで借入することができるの?
・各金融機関の特徴や金利を知りたい
・自分はどこで借入するのが向いている?
・審査基準を知りたい
この記事は、わかりやすい解説でこれらの疑問を解決していきます。借入に関する基本的な情報はもちろん、「どこで、いくら借りれるのか」ということも紹介しています。気になる審査基準や審査に通過する方法も紹介しているので、この記事を最後まで読めばお金を借りる不安が全て解決します。最終的には、自分がどこで借り入れるのがお得なのかということがハッキリ分かるようになるでしょう。
借入とは
借入とはカンタンに説明すると、お金を借りることを意味します。カードローンやキャッシングを利用する時、ATMには「お借入」と表記されているはずです。読み方は基本的に「かりいれ」と読み、人によっては「しゃくにゅう」とも読みますが意味は同じです。お金を借りること全般を指す言葉なので、「住宅ローン・自動車ローン、カードローン、クレジットカードキャッシング、奨学金」のどれを使っても、お金を借りればそれは借入になります。借入は「入る」という漢字が含まれることからも、お金を借りる側の言葉であることがわかります。お金を貸す金融機関側は、「貸し出し(かしだし)」と呼んでいます。
借入の意味
前章で説明した通り、お金を借りればそれは「借入」です。企業が資金調達して手に入れたお金を「借入金(かりいれきん)」と呼ぶことがありますが、普通に生活をしている際は必要のない知識なので覚える必要はないでしょう。シンプルに、金融機関でお金を借りたら借入をしたと覚えておけば問題ありません。しかし、金融機関から発行される明細を見ると「お借入残高(おかりいれざんだか)」という項目が必ず登場するので、その意味については知っておく必要があります。
借入残高とは
住宅ローンや自動車ローンなら郵送される明細書、カードローンやキャッシングならATMで発行される明細書に「お借入残高(おかりいれざんだか)」という項目があります。そこには必ず金額が記載されており、何の金額か気になっている人も多いでしょう。このお借入残高ですが、これは「自分が現在いくら借りているか」を表したもの。カンタンに説明すると、借りた金額から今まで返した金額を引いたものです。ただし、利息が絡んで計算がややこしくなっていることがあるので詳しく説明します。
借入残高は金融機関によって計算方法が違う
借入残高は正確に言うと「あなたが借りた金額」となります。そのため銀行や消費者金融では借入残高に利息を含めず、純粋に借りた元金だけを表示する方式を採用しています。カードローンなどは借入残高に対して金利を計算する方式を採用しているので、利息が変動するという特徴があります。多くのカードローンは毎月の返済額が一定ですが、内訳は「返済に充てるお金+利息分」となっています。そのため借りたお金から毎月の返済額が引かれるわけではなく、利息分を差し引いた金額が返済されているということになります。借入残高はその利息を除いた純粋な借りたお金の額ということです。ただし、自動車ローンなどを扱う信販会社の場合、元金に返済年数に応じた利息を上乗せした額を借入残高としているので注意が必要です。
ローンの違い
ローン(loan)とは「貸付(かしつけ)」という意味で、銀行などの金融機関がお金を貸すことを指します。しかし一般的には、「住宅ローン、自動車ローン、教育ローン、フリーローン、カードローン」というように、お金を借りるための金融商品の名前となっているケースがほとんど。そのため、ローンは「お金を借りること」、つまり借入と同じ意味と考えても良いでしょう。「ローンを契約すること」はお金を借りる事を意味します。そのため借入とローンの違いはなく、どちらの言葉を選んでも間違いではありません。
借入の手段
前章までの説明を踏まえると、借入とローンは同じ意味であることがわかります。そのため借入の手段はローンの種類と言い換えることができ、主に以下の6種類が挙げられます。
・住宅ローン
・自動車ローン(マイカーローン)
・教育ローン
・フリーローン
・カードローン
・クレジットカードキャッシング
借入の手段を考える時、重視しなければいけないのは「何に使うお金を借りるのか」「いくら借りるのか」の2点です。例えば家を建てるために数千万円借りたいのであれば住宅ローンを、車を買うために数百万円借りたいなら自動車ローンで借り入れします。借入金額が高額になるほど金利が低くなるため、使う目的がハッキリしている場合は専用のローンを契約するのが一般的です。対して、生活費や交遊費を借りたいなどの場合は、カードローンやクレジットカードのキャッシング機能を使います。これらは金利が高い代わりに使用用途が自由というメリットがあるため、用途が定かではないお金を借りる際に役立ちます。クレジットカードは、キャッシュレスで買い物に使える「ショッピング機能」、お金を借りることができる「キャッシング機能」の2つがあります。クレジットカードは返済方法に「リボ払い」というものが用意されていますが、これは借入に含まれるのでしょうか?少し詳しく説明していきます。
リボ払いも借入に含まれる?
クレジットカードで買い物しすぎてしまった時、支払いの負担を減らす「リボ払い」を使う人も多いと言われています。リボ払いとは正式には「リボルビング払い」と呼び、毎月の返済額を一定額に設定して、低負担で長期に渡り返済をしていくというものです。この内訳ですが、クレジットカードのショッピング機能で使ったお金をリボ払いにしている場合は借入には含まれません。クレジットカードのキャッシング機能やカードローンの返済にリボ払いを選択している場合は借入に含まれます。あくまで貸金業者からお金を借りる事を借入と呼んでいるのです。そのため新たにローンを契約する際に「現在のお借入状況」を記入することがあれば、ショッピング機能のリボ払い残高は含めなくても良いのです。ただし、ショッピング機能のリボ払い残高も記入を求める金融機関もあるので、その場合は指示に従いましょう。
ここまで、借入に関する基礎知識を紹介しました。情報が頭に入ったところで、消費者金融や銀行がどんなローンを取り扱っているのかを次章で紹介していきます。これからお金を借りることを検討している人は是非参考にしてください。
消費者金融の借入についての詳細
お金を借りるといえば、消費者金融からの借入が一般的です。カードローンなので使用用途も自由で、比較的審査が甘いことから気軽に借入ができます。本章では、規模の大小問わず主要な消費者金融で扱っているローンをカンタンに紹介していきます。
プロミス
金利:4.5%〜17.8%
限度額:1〜500万円
無利息期間:最大30日
プロミスは消費者金融の中でも大手に分類され、テレビCMでもよく見かけます。Webから申し込めば最短30分で審査が終わり、その日のうちに借入可能。スマホアプリを使った借入にも対応しているため、カードレスを選択すれば郵送物なしにできます。誰にもバレないようにお金を借りたい人にはピッタリです。初めての利用から最大30日間の無利息期間が設けられているのもポイント。
アコム
金利:3.0%〜18.0%
限度額:1〜800万円
無利息期間:最大30日
アコムは三菱UFJフィナンシャルグループの消費者金融です。消費者金融の中では限度額が大きいことが特徴。アコムは即日借り入れに対応しており、審査時間は最短30分程度です。楽天銀行に口座を持っていれば、24時間いつでも最短1分で振込をしてくれるサービスがあります。振込による借入は手数料無料というのもポイント。
SMBCモビット
金利:3.0%〜18.0%
限度額:1〜800万円
SMBCモビットは、三井住友カードが提供するカードローンブランドです。条件を満たせばWEB完結の申込みが可能で、その場合は郵送物なしを選択可能。専用のアプリをインストールすれば、全国のセブン銀行でカードレスによる借入が可能です。申込み後にフリーコールに電話すれば、急ぎの借入にも対応してくれます。
アイフル
金利:3.0%〜18.0%
限度額:1〜800万円
無利息期間:最大30日
アイフルは大手消費者金融です。専用のスマホアプリを入れることでカードレスの借入に対応しているのが特徴。全国のセブン銀行でスマホを使ってお金を借りることができます。WEB完結で申し込みをすれば自宅に郵送物も届かないため、家族にバレる心配がありません。メインのカードローンをはじめ、おまとめローンや女性専用のローンを用意しているのもポイント。
レイクALSA
金利:4.5%〜18.0%
限度額:1〜500万円
無利息期間:30日間または5万円まで180日
レイクALSAは新生銀行グループの消費者金融です。インターネット申込を活用すれば、最短即日の借入も可能。専用のスマホアプリ「e-アルサ」を利用すれば、郵送物をなしにすることができます。レイクALSAはカードレスキャッシングに対応しており、全国のセブン銀行のATMでアプリを使って借入ができます。他社と違い、無利息期間が30日または5万円まで180日間の2つから選べるのが特徴。
ライフティ
金利:8.0%〜20%
限度額:1,000円〜500万円
無利息期間:最大35日間
ライフティは大手ではありませんが、貸金業者登録を行っている正式な消費者金融です。最大金利が20%に設定されているため、大手消費者金融と比べると高い印象です。キャッシングカードを発行すれば全国のセブンイレブンATMで借入ができます。専用のアプリが用意されていない点や、返済方法が限られるなどの制約はありますが、大手消費者金融と違い1,000円から借入可能であったり無利息期間が35日間だったりとライフティならではの特徴もあります。
セントラル
金利:4.80%〜18.00%
限度額:1〜300万円
セントラルは日本貸金業協会の会員でもある正式な消費者金融です。規模としては大手とは言えませんが、昭和48年創業の歴史ある企業です。専用のキャッシングカードを発行することで、全国のセブン銀行ATMで借入が可能。平日14時までに申し込みをすれば最短で即日借入にも対応しています。
以上が消費者金融の借入の詳細です。大手の多くがスマホアプリを用意しているのが特徴で、カードレスキャッシングはひとつのトレンドとなっていることがわかります。中小の消費者金融は使い勝手の面では劣りますが、柔軟な審査が期待できるという特徴があります。次章では、銀行の借入について詳しく説明していきます。
銀行の借入についての詳細
銀行といえば、カードローン以外にも様々なローンを用意しています。高額な借入にも対応しているので、銀行からお金を借りたいという人も少なくないでしょう。この章では、主要な銀行が取り扱っているカードローンをメインに、それぞれの特徴を紹介していきます。
バンクイック
金利:1.8%〜14.6%
限度額:10〜500万円
バンクイックは三菱UFJ銀行が取り扱っているカードローンです。三菱UFJ銀行に口座を持っていなくても申し込みできるのが特徴。銀行に設置されているテレビ窓口で申し込みをすれば、その場でカードを受け取ることも可能。即日借り入れにも対応しています。銀行ではありますが、安定した収入があればパートやアルバイトでも申込みができるのがポイントです。
みずほ銀行
金利:2.0%〜14%
限度額:10〜800万円
みずほ銀行のカードローンは金利が低く限度額が大きいという特徴があります。みずほ銀行で住宅ローンを契約している場合、金利が0.5%引き下げられる制度が用意されています。みずほ銀行のキャッシュカードを持っていれば、それをローンカードににすることができるため、誰かにバレる心配がありません。口座を持っていない場合は、申込みと同時に口座開設をすることも可能。
りそな銀行
金利:3.5%〜12.475%
限度額:800万円
りそな銀行のカードローンは2種類用意されています。プレミアムカードローンは限度額が800万円までの高額借入に対応しており、りそなクイックカードローンは限度額200万円までに設定されています。クイックカードローンはその名の通り審査スピードが早いという特徴があり、今すぐお金を借りたい場合はこちらがおすすめ。プレミアムカードローンはりそな銀行の住宅ローンを利用していれば金利が0.5%引き下げられ、クイックカードローンはりそな銀行を給与振込口座に設定していれば0.5%の金利引き下げが受けられます。
楽天銀行スーパーローン
金利:1.9%〜14.5%
限度額:800万円
楽天銀行スーパーローンは申し込み手続きがカンタンなことが最大の特徴です。書類の記入は不要で、全て楽天銀行のスマホアプリから入力するだけで申し込みができます。すでに楽天の会員になっている人であれば、会員ランクに応じて審査を優遇してもらえるなどの特典が受けられます。必ずしも楽天銀行に口座を開設する必要はなく、いつも使っている他の銀行口座を返済用口座に指定することも可能。使い勝手が良いという点では他の銀行を大きく上回っています。
住信SBIネット銀行
金利:0.99%〜14.79%
限度額:1200万円
住信SBIネット銀行はその名の通り、実店舗を持たないネット銀行です。そのため他の銀行よりも金利が低く、利用限度額も高いという特徴があります。手続きもネットででき、仮審査は最短60分で完了します。ネットで明細が確認できるので、毎月明細が自宅に郵送される心配もありません。
ソニー銀行
金利:2.5%〜13.8%
限度額:10万円〜800万円
ソニー銀行では住宅ローンをはじめ、カードローンや目的別ローンを用意しています。中でもカードローンはスマホで申し込み可能な、使用用途自由なローンとなっています。契約をすると必ずカードが郵送されてしまうため、家族にバレる心配はあります。カード到着まで7〜10日ほどかかるため、急ぎの人は初回融資金額だけ銀行振り込みで借入することが可能。カード到着以降はコンビニATMで借入も返済も可能です。
東京スター銀行
金利:1.8%〜14.6%
限度額:1000万円
東京スター銀行はカードローンの他にも、住宅ローンや不動産担保ローンなど幅広く扱っています。カードローンの特徴は来店不要で申し込みができることで、インターネットで契約が完結します。正社員以外にも自営業者でも申込み可能というのがポイントで、他にも派遣社員や学生でも申込みができます。
じぶん銀行
金利:2.2%〜17.5%
限度額:10万円〜800万円
じぶん銀行は、auと三菱UFJ銀行が共同出資して運営しています。住宅ローンの他にもカードローンも扱っており、auユーザーは特典が受けられるのが特徴。通常の金利が2.2%〜17.5%であることに対し、auユーザーであれば0.1%の金利引き下げとなります。申し込みは全てスマホで完結し、毎月の明細の郵送もありません。三菱UFJ銀行と提携しているため、全国のATMが手数料無料で使えるというのもポイントです。
セブン銀行
金利:年15%
限度額:10万円・30万円・50万円
セブン銀行では、全国のセブンイレブンATMで利用できるカードローンを用意しています。限度額が10万円・30万円・50万円の3種類から選ぶことができ、返済額も5,000円・10,000円・15,000円の3種類というシンプルなのが特徴。Webで申し込みが完了でき、審査はアコムが行います。セブン銀行ATMなら曜日や時間帯問わず手数料が無料なので、日常的にセブンイレブンに行く人にオススメです。
イオン銀行
金利:3.8%〜13.8%
限度額:10万円〜800万円
イオン銀行は住宅ローンをはじめ、カードローンや目的別ローンなど幅広い借入に対応しています。教育ローンやリフォームローンもあるので、用途に合わせて借入が可能。全国にあるイオンモールで相談や申込みを受付けているので便利です。カードローンであれば全国のイオンモールに設置しているATMが無料で利用できる上、提携コンビニのATMも手数料無料で使えます。返済も1,000円から可能なので、気軽にお金を借りられます。
ジャパンネット銀行
金利:2.5%〜18%
限度額:1,000万円
無利息期間:最大30日間
ジャパンネット銀行では、限度額200万円までのフリーローンと目的型ローン、限度額1,000万円までのネットキャッシングの3種類のローンを用意しています。銀行の中では珍しく、最大30日間の無利息期間を設けているのが特徴。ネットキャッシングは他の銀行のカードローンのようなものです。審査によって限度額が決まり、その範囲内で借入したい額を自分のジャパンネット銀行の口座に移します。その後は普通に現金を引き出して利用することが可能です。
関西アーバン銀行
金利:4.0〜14.4%
限度額:500万円
関西アーバン銀行はその名の通り関西を拠点にしている銀行です。住宅ローンや自動車ローンはもちろん、教育やリフォームに使える目的ローンなども用意しています。使用用途自由なカードローンは、限度額500万円までの範囲内で利用可能額が決まります。来店不要の申し込みも用意していますが、郵送のみとなるので注意が必要です。
以上が、銀行の借入に関する詳細です。カードローンのみの用意がメインの消費者金融と違い、銀行は住宅ローンや自動車ローン、教育ローンといった高額の借入にも対応しているのがポイント。消費者金融のカードローンと比較した場合、銀行の方が低金利というのも特徴です。ただし基本的に無利息期間というのは設けられておらず、自分にあった借入方法はどちらかじっくり検討する必要がありそうです。
最後に、次章では最も気軽に借入ができる、クレジットカードを使った方法を詳しく説明していきます。
クレジットカードの借入についての詳細
クレジットカードには買い物で使える「ショッピング機能」、現金を借入できる「キャッシング機能」の2つが付いています。キャッシング機能を使えば少額ではあるものの、すぐに現金が用意できるのが最大の特徴です。お使いのクレジットカードにキャッシング機能が付いている場合、そのままコンビニATMに差し込むだけで借入のメニューが現れます。本章では、クレジットカードを使った借入についての詳細をお伝えします。
ジャックスカード
金利:18%
限度額:10〜50万円
ジャックスカードのキャッシングは、あらかじめ申し込みをしておけばすぐに利用可能です。返済方法は1回払いか元金定額リボルビング払いに限定されますが、コンビニATMで今すぐ借入可能というのは大きなメリットです。限度額は10〜50万円に限定されてしまいますが、少額だけ借りたいという人にはオススメ。
オリコカードキャッシング
金利:15.0%〜18.0%
限度額:10万円〜100万円
オリコカードはすでにクレジットカードを持っていて、キャッシング機能がついていればすぐに借入可能です。限度額は10〜100万円の範囲内で、審査によって利用可能額が決まります。利用可能額を確認するためには、カードが送られてきた際の明細を確認します。紛失した場合は、毎月送られてくる明細書を確認しましょう。返済方法は1回払いかリボルビング払いのどちらかです。
オリックスVIPカードビジネス
金利:6.0%〜17.8%
限度額:50万円〜500万円
オリックスVIPカードビジネスはクレジットカードの中では珍しく、事業資金を借入することが可能です。500万円の限度額を最大に、審査によって利用可能額が決まります。カード発行後はコンビニで借入することもできるので、今すぐに事業資金を借りたいというケースで役に立ちます。ほとんどのカードローンやキャッシングが事業資金としての借入を禁止しているので、オリックスVIPカードビジネスは唯一の特徴を持っていると言えます。
ここまでが、クレジットカードを使った借入の詳細です。クレジットカードは利便性が高い分限度額が低いというデメリットがあり、高額借入には向いていません。ここまで、「消費者金融・銀行・クレジットカード」の3種類の借入について紹介してきましたが、次章ではこの3つの借入方法の特徴について詳しく説明していきます。
それぞれの借入の特徴
ここまでお伝えしたとおり、借入には「消費者金融・銀行・クレジットカード」の3種類があります。それぞれの金融機関によって金利や限度額に違いはありますが、大まかな特徴というものがあります。そこでこの章では、消費者金融と銀行、クレジットカードの特徴と、どんなシーンでの利用が向いているかを詳しく解説します。
消費者金融3つの特徴
先に結論をお伝えすると、消費者金融には以下の3つの特徴があります。
・借入限度額は年収の1/3以内
・金利は最高18%程度に設定されている
・ほとんどの消費者金融に無利息期間が設けられている
この特徴がどういうことか、説明していきましょう。
借入限度額は年収の1/3以内
消費者金融には「総量規制」と呼ばれる法律が適用されます。総量規制とは年収の1/3以上の借入を禁止するもので、それ以上のお金を消費者金融から借りることはできません。各個人がどれくらい借入しているのかは「個人信用情報機関」というところに全て記録されており、新たに消費者金融から借入をしようと思っても、この情報に基づいて融資を断られることがあります。各消費者金融の限度額が800万円までとなっていても、個人の年収が300万円なら限度額は強制的に100万円までになります。総量規制を超える借入を希望する場合は銀行を選択するしかありません。
金利は最高18%程度に設定されている
消費者金融の最大金利は、軒並み18%前後に設定されています。消費者金融のメイン事業はお金を貸すことです。他で利益を上げている銀行とは違い、金利を高くする必要があるのです。他にも、消費者金融は銀行に比べて審査が甘いという特徴があります。そのため返せなくなる人も多く、損失分を金利による利益で穴埋めする必要があります。こうした背景から、消費者金融の金利は高めに設定されているのです。
ほとんどの消費者金融に無利息期間が設けられている
金利が高いということは、単純に銀行と比較されたら消費者金融を利用する人は少なくなってしまいます。そこで消費者金融各社は、初回利用時に限り一定期間を無利息とする「無利息期間」を設けている場合がほとんど。無利息期間の条件は各消費者金融で異なりますが、多くの場合が契約後初めての利用時から30日間は無利息というもの。契約後の最初の1回しか使えませんが、18%近い金利が0%になるのは大きなメリットと言えるでしょう。
消費者金融はちょっとしたお金を借入したい時にオススメ
上記3つの特徴から、消費者金融はお金を借入しやすいということがわかります。そのため「給料日までの生活費が足りない」「急にお金が必要になった」というシーンでオススメ。金利が高いため、すぐに返せる見込みがある場合に利用するのが良いでしょう。審査に通りやすいため、パートやアルバイトで収入を得ている人にもオススメです。
銀行
銀行には、以下の3つの特徴があります。
・住宅ローンや自動車ローンなど幅広い借入に対応している
・カードローンは金利も低く総量規制対象外
・審査が厳しく借入が難しい
住宅ローンや自動車ローンなど幅広い借入に対応している
銀行で借入できるのは生活費だけではありません。数千万円の借金となる住宅ローンや、数百万円の借金となる自動車ローンなど、幅広い用途でお金を借りることが可能。銀行によっては教育ローンも用意しており、したいことに対してお金が足りない時には、大体のケースで銀行のローンが解決してくれます。
カードローンは金利も低く総量規制対象外
銀行には消費者金融と同じく、少額をすぐに借入することができるカードローンも用意されています。金利は多くの銀行で15%前後設定されており、消費者金融に比べて3%程度低くなっているのが特徴。さらに消費者金融と違って銀行は総量規制の対象外なので、審査次第では年収の1/3以上の借入も可能。
審査が厳しく借入が難しい
銀行カードローンは限度額も高く低金利という特徴がありますが、非常に審査が厳しいという問題があります。近年銀行カードローンの過剰貸し出しを問題視する声が多く、審査基準が厳しくなりつつあります。総量規制の対象外ではあるものの、各銀行が自主的に年収の1/3程度の貸し出ししか行わないなど、借入は難しくなってきています。
銀行は高額の借入をしたい時にオススメ
上記3つの特徴から、銀行はあらゆるシーンでお金を借りることが可能とわかります。数千万円の自宅を現金一括で購入することは難しく、ほとんどの人が借入をすることになります。その時に使える住宅ローンを扱っているのは銀行です。他にも自宅のリフォームや家財道具の購入、海外旅行など幅広いシーンで利用できるフリーローンも用意されています。使い勝手が良い反面、審査が厳しいというデメリットもあります。正社員で長く勤めている人や安定した収入が今後も長く続く予定の人にオススメです。
クレジットカードキャッシング
クレジットカードを使って現金を借りられるキャッシングには、以下の3つの特徴があります。
・クレジットカードがあればすぐ借入可能
・限度額が低く金利が高い
・海外でも借入することができる
クレジットカードがあればすぐ借入可能
クレジットカードキャッシングの最大の特徴が、今使っているカードで現金を借りることが可能ということ。契約時にキャッシング機能を付けていれば、10〜50万円程度の借入ができます。使い方もカンタンで、コンビニATMにクレジットカードを入れるだけ。借入メニューが表示され、指示に従って操作をすれば現金を手にすることができます。返済は翌月一括払いかリボ払いに限定される場合がほとんど。
限度額が低く金利が高い
クレジットカードのキャッシング機能はあくまで緊急的な利用を想定しています。そのため限度額が低く、ほとんどのカードで10〜50万円程度に限度額が設定されています。金利も高く、各社軒並み18%前後に設定されています。そのため生活費を借りるというより、急な出費に対応できるものと覚えておくと良いでしょう。
海外でも借入することができる
クレジットカードは海外での買い物に役に立ちます。これはキャッシングでも同じで、クレジットカードを持っていれば海外でも現地通貨を借入することが可能です。手持ちが足りない時やクレカが使えない店での買い物に役立ちます。
クレジットカードは1枚持っておくと便利でオススメ
上記3つの特徴から分かるように、クレジットカードは1枚持っておくと非常に便利です。事前にキャッシング機能を付けておけば、現金が必要な時にすぐ借入することが可能。土日や深夜でもコンビニATMで手数料無料で利用できます。さらに海外でもキャッシングができるため、万が一の時でも安心です。金利が高く限度額が低いことから生活費の借入には向いていませんが、急な出費に備えて1枚持っておくと良いでしょう。
ここまでが、「消費者金融・銀行・クレジットカード」の借入の特徴です。どんな時にどこから借入すればいいのかわかったところで、どこの審査が一番甘いのかについて次章で説明していきます。
借入の審査はどこが一番甘い?
借入をする上で一番問題になってくるのが「審査」です。返せるほどの収入があるのか、現在他で借金をしていなかなどをチェックされ、金融機関が設けている基準をクリアした場合にお金を借りる事を許されます。審査基準は金融機関によって違いがあるため、必然的に「甘い・厳しい」という差が生まれます。そこで本章では、今まで紹介した借入方法はどれが一番審査が甘いのかについて紹介してきます。
銀行は審査が甘い?
この記事で紹介している借入方法の中でも、最も審査が甘くないのが銀行です。銀行は預金者のお金を使って貸し出しなどの事業を行っています。万が一お金を借りた人が返せなくなる事態が起きれば、銀行は預かったお金をなくしてしまうことになります。そのため借入の申込をしてきた人に対して、厳しい審査を行う必要があるのです。具体的には、申込者の勤め先が安定している企業かどうか、本人の収入に問題はないか、他で借金をしていないかなどを厳しくチェックします。その基準が他より厳しいので、審査が甘いところではお金を借りられるような人でも、銀行だと断られてしまうということがあるのです。
消費者金融は審査が甘い?
テレビCMなどでよく見かける大手消費者金融、審査の甘さで言うと「銀行より甘く、中小の消費者金融より厳しい」と結論付けることができます。消費者金融は個人への融資をメインの事業にしているため、銀行より積極的に貸し出す必要があります。そのため審査は若干甘くなる傾向があるのです。しかし審査基準は銀行と同じであるため、個人信用情報機関の登録情報を非常に重視します。過去に金融事故を起こしていれば当然審査には落ち、そうした意味では決して審査が甘いとは言い切れません。
中小消費者金融は審査が甘い?
大手消費者金融よりも審査が甘いとされるのが、地域密着で貸し出しを行っている中小の消費者金融です。テレビCMなどを頻繁に放送するわけではなく、街角の店頭などで細々と営業活動をしているのが特徴です。そのため利益を上げるためには積極的に貸し出しを行う必要があるのです。審査基準も各社で異なり、個人信用情報機関の登録情報を見るところもあれば見ないところもあります。見ないところで審査を受ければ、ブラックリストに載っていても審査に通る可能性もあるため、「甘い」と言われるのです。それを甘いと取るか、独自の審査基準を設けていると取るかで解釈が変わるため、一概に審査が甘いとは言い切れません。独自審査を謳っている中小の消費者金融の中には、無許可で営業をしているヤミ金も紛れているため利用の際は細心の注意を払う必要があります。
個人融資は無審査?
ネットの掲示板などで個人的にお金を貸し出している「個人融資」。個人融資は基本的に無審査に近いのですが、違法なので利用はやめましょう。本来お金を貸し出して利益を得るためには、金融庁に届け出が必要です。それをせずに融資を行い利益を上げるのは、ヤミ金と変わりません。法的な拘束が無いため金利も自由に決めているところが大半で、高額の利息が発生する危険性があります。取り立てに関する法律も通用しないため、無審査だからとお金を借りると大変なことになります。もちろん、友達や親から個人的にお金を借りる場合は、日頃の信頼関係が大きく関係している話なので無審査も十分ありえます。友達や親以外から個人融資を受けるのは絶対にやめましょう。
この章で紹介していることをまとめると、審査の甘さは「銀行>大手消費者金融>中小の消費者金融>個人融資」となります。しかし個人融資は違法なので、実際には無いものと考えた方が良いでしょう。次章では、審査が甘い借入先の注意点をカンタンにお伝えします。
審査が甘い借入先の注意点
借入の際に、審査が甘い金融機関を探したいという気持ちは誰でも持つことです。前章で紹介した借入先の中でも、できるだけ審査が甘いところを見つけたいと思うでしょう。しかし、審査が甘いところほど金利が高いという特徴があるため、金利が最も低い銀行が最も審査が厳しいと言えます。消費者金融の方が金利が高いため、審査が甘い傾向になると説明できます。とはいえ、全て法に基づいて営業をしている金融機関はそれなりに厳しい審査があります。甘い審査を求めるのはやめ、自分が金融機関から信用されるステータスを手に入れることが大事です。
審査の甘さには多少の差があることは事実ですが、基本的にはしっかり個人のステータスをチェックされるという部分は全社共通です。そこで次章では、審査の際にどんな点を確認されるのか、審査基準をチェックしていきましょう。
借入の審査基準
銀行や消費者金融から借入をするとなると、審査があるのは当然です。銀行の方が厳しい、消費者金融の方が甘いという傾向はありますが、どちらも審査基準は同じです。申し込みをした後にチェックされる項目は、主に以下の5つです。
・申込者の年収
・申込者の勤務先情報
・勤務年数
・他社の借入状況
・過去の返済状況
この5つのポイントを確認した上で、総合的に貸し出し可能かどうかを判断するのが審査です。これらの項目が具体的にどういう状況なら審査は問題ないのか、これから詳しく説明していきます。
勤務期間が長く安定して収入を得ている状態
借金はするのは一瞬でも、返済は数年に渡ります。そのため何年先でも安定した収入を得られている状態が理想です。そのために確認をするのが「年収」「勤務先情報」の2つです。借入したお金を返せるだけの年収があるのは最低条件で、借入金の3倍程度の年収があることが理想です。100万円借りたいなら、年収300万円は必要でしょう。そして、現在の勤務先がきちんとした企業であることも必要です。先行きが不透明な中小企業より大企業の方が審査が有利になり、最も審査に通りやすいのが公務員と言われています。その企業に何年努めているかも重要で、長く勤めている方が審査通過もしやすくなります。これは今後も長く働く可能性が高いと評価されるからです。
他社から借入していない状態
金融機関は他社から借入している人からの申込みを嫌います。理由はカンタンで、多重債務者である可能性が高いから。特に消費者金融の場合、総量規制の関係から申込者の年収の1/3以上の貸し出しができません。そのため他社で年収の1/3の額を借り入れている人はその時点でアウトとなります。銀行は総量規制こそありませんが、同基準の自主規制を設けている場合がほとんど。金融機関は、申し込みがあったら個人信用情報機関の情報を確認し、すでに他社でいくらぐらい借り入れをしているのかチェックします。
以上が銀行や消費者金融の審査基準です。理想を言えば、大企業に長く勤めて他で借金がない状態がベストと言えますが、それほどのステータスを持っている人はほとんどいません。どこかに問題があったとしても、トータルで基準をクリアすることで審査には通過できます。そこで次章では、審査に通るためにしておきたい事を紹介していきます。
借入の審査に通る方法
審査基準は前章で紹介した通りです。年収は多く、勤続期間が長いことが理想ですが、そうばかりはいきません。そこで本章では、今の状態をなるべく良好なものにし、審査に通りやすくするための方法を紹介してきます。審査に通るために必要なキーワードは以下の3つです。
・個人信用情報機関
・他社借入残高
・他社借入件数
これがどういうことで、具体的に何をすれば審査に通るのか紹介していきましょう。
個人信用情報機関
個人信用情報機関とは、自分が過去に借りたお金の記録が全て保管されているところです。日本には「JICC」「CIC」「全国銀行協会」の3つの信用情報機関があります。ここには金融機関からの借り入れ記録や、クレジットカードの契約状況、携帯料金の滞納情報などが記録されています。審査の際には個人信用情報機関に登録されている情報を確認し、以下のどれかに該当していないかチェックされます。
・過去に滞納や未納をしていないか
・年収の1/3以上借り入れしていないか
・携帯料金の未納がないか
・ブラックリストに入っていないか
・債務整理をしていないか
どれか1つにでも該当する場合、その時点で審査落ちとなります。過去に借りたお金を返していないなどのトラブルを起こしている場合、個人信用情報機関には「異動情報」というものが記録されます。これが俗にいう「ブラックリスト」と呼ばれるものです。ブラックリストに登録されてしまうと、5年〜10年間その記録が残ります。この間は金融機関から借入することができません。意外な盲点が携帯料金で、最近はスマホ本体を分割払いで購入するケースがほとんどです。この分割払いはローンと同じ扱いであるため、携帯料金を滞納するとローンの支払いを怠ったことになるのです。そのため、審査通過のためには個人信用情報機関の登録情報に問題がないことが大前提となります。
他社借入残高減らしておく
先に紹介した個人信用情報機関では、あなたがすでに他社からいくら借りているのかが記録されています。年収の1/3以上借入することができないため、それに近い額を借りている場合はできる限り借入残高を減らしておきましょう。クレジットカードは借入残高に含まれないと考えられがちですが、キャッシング枠は他社借入残高に含まれます。
他社借入件数を減らす
他社借入残高と同じくらい重要なのが、他社借入件数です。金融機関は多くの会社からお金を借りている人を嫌います。例えば2社から合計100万円を借りている人より、4社から合計90万円借りている人の方が評価が低くなります。一見、借入残高だけを見れば4社から合計90万円借りている人の方が高評価ですが、借入件数が多い点でマイナスとなります。それだけ1社あたりの限度額が低いということになり、信用があまりない人と評価されてしまうのです。審査に通るためには、この他社借入件数をなるべく少なくしておく必要があります。具体的には3社以下にすることが理想と言われています。具体的な整理方法としては、借入残高が少ないカードローンは一括返済をする、少額の借入はおまとめローンを利用して1本化するというものが考えられます。特に住宅ローンなどで高額を借入する予定がある場合、カードローンの契約件数は極力少なくしておきましょう。利用していないカードローンは解約することをオススメします。
ここまでが、審査に通るためにしておきたいことです。勤続年数や年収を急に増やすことはできないので、金融機関が審査の際にマイナスとする箇所を1つでも減らしておくことに注力しましょう。トータルの評価が悪くなければ、多少勤続年数や年収が少なくても審査に通る場合があります。次章では、実際にいくらぐらい借入ができるのかについて解説していきます。
いくら借入できる?
ここまでの説明で、自分がいくらぐらい借りることができるのかは大体予想がつくでしょう。しかし、具体的に借りれる金額を知りたいという人のために、いくら借入できるのかについて本章で詳しく説明していきます。
クレジットカードはいくら借入できる?
クレジットカードのキャッシング枠で借入できる金額は、10〜50万円程度と考えておくと良いでしょう。カードによっては100万円ほど借入できるケースもありますが、ほとんどの人は上記の範囲内であることが多いでしょう。自分が借入できる金額を知るためには、クレジットカードを契約した時に送られてくる書類を確認しましょう。トータルの利用枠とキャッシング枠の限度額が記載されています。毎月明細書が郵送される人は、その明細書に記載されている場合もあります。どちらも紛失してしまった人は、クレジットカード裏に記載されているカスタマーセンターに電話をすることで、いくら借入できるか教えてもらえます。カードによっては、キャッシング枠を利用すると買い物で使えるショッピング枠が減ってしまう場合もあるので注意しましょう。
消費者金融
消費者金融で借り入れできる金額は、年収の1/3までが限界です。例えば、現在の年収が300万円なら、借入できる金額は100万円までとなります。これは1社から100万円借りれるという意味ではなく、全ての借金を合わせて100万円までという意味です。つまり他の消費者金融ですでにお金を借りている場合、限度額はその分減ってしまうのです。これは総量規制という法律で決められてしまっていることなので変更することはできません。さらに、審査によって消費者金融側の判断で限度額が減らされることがあるので、必ず年収の1/3まで借りれるわけではないと覚えておきましょう。
銀行カードローン
銀行カードローンで借入できる金額は、最大でも年収の約半分程度と言われています。銀行は総量規制対象外なので、審査で問題ないと判断されればいくらでも借入することが可能です。しかし、近年銀行カードローンの過剰貸し出しが問題視されているため、審査がより厳しくなっています。消費者金融と同水準の自主規制を設けている銀行も多く、年収の1/3までの限度額とされることも少なくありません。銀行で借入できる金額は、年収の1/3〜多くて年収の約半分と覚えておくと良いでしょう。ただし、銀行はカードローン以外にも様々なローンを扱っています。高額の借入を希望するなら、銀行で別の借入方法を相談しましょう。
銀行で年収を超える借入をするためには、厳しい条件をクリアする必要があります。そこで次章では、銀行で住宅ローンを契約する条件について紹介していきます。
住宅ローンの借入について
家を買う際に、ほとんどの人が住宅ローンを利用することになります。その際に気になるのが、いくら借りることができて金利はどれくらいかということ。本章では、住宅ローンの基本的な情報について、わかりやすく紹介していきます。
住宅ローンはいくらまで借入可能?
住宅ローンの借入額は、年収の5倍が理想と言われています。しかし、それでは年収500万円の人は2,500万円までしか借りることができず、住宅購入には足りません。事実、銀行の借入シミュレーションでは年収の7〜8倍までは問題ないとされており、それを目安にしている解説サイトも多数あります。そうした点から、年収の7〜8倍を借入できる限界と考えておくと良いでしょう。ただし、現在他に借金を抱えている人や、別の出費が多い人などはこの限りではありません。住宅ローンは、月々の返済を無理なくできるかどうかが重要です。その指標となる「返済負担率」について詳しく説明します。
住宅ローンは返済負担率で借入額を決める
住宅ローンの借入額を決める上で重要なのが、「毎月いくら返していくか」ということ。年収に対して住宅ローン返済額が占める割合のことを「返済負担率」と呼びます。この返済負担率は、25%が理想と言われています。仮に年収500万円の人なら、年間125万円までなら住宅ローン返済が無理なくできるという計算になります。これを月に換算すると約10万円になり、毎月10万円までは返済に充てても良いとされます。しかし、単純計算で年収500万円の人の月収はボーナスを考慮しなければ40万円程度。そのうちの10万円をローン返済に充てることが可能かどうかは個人によって違います。さらに、その月収は税金や社会保険料が引かれる前のもの。手取りの額はもっと少なくなるため、返済負担率は25%以上になってしまいます。
住宅ローンは手取り年収で計算する
借入額を計算する上で重要なのが年収です。しかし年収は税込みで計算してしまうと返済負担率が狂ってしまいます。先程紹介した年収500万円の例を使うと、手取り年収は400万円程度まで減ります。となると手取りの月収も30万円ほどに減るので、10万円を返済に充てると負担率は30%程度まで上昇してしまいます。住宅ローンをいくらまで借りられるか計算する時には、必ず手取り年収で行いましょう。
住宅ローンは超低金利
住宅ローンは数千万円を借入することになるため、非常に金利が重視されます。銀行カードローンの金利は15%前後ですが、住宅ローンの金利はそれと比較すると超低金利です。具体的な金利は各金融機関で変わりますが、固定金利であれば1%前後に設定されていることがほとんど。変動金利であれば0.5%程度で借入が可能です。変動金利は社会情勢によって金利が変わるため、今後固定金利を上回る可能性もあるので注意が必要です。住宅ローンは30年以上に渡り返済していくことになるので、将来のことを考えて返済計画を立てていくことが大事です。
以上が、住宅ローンの基本的な知識です。カードローンと違い借入額が非常に高額になるため、気軽に借りることができないのが住宅ローンです。当然審査も厳しく、過去に金融事故を起こしていないことは必須条件です。年収や勤務先情報はもちろん、持病がないかどうかもチェックされるという特徴があります。人生で一度きりの買い物だからこそ、借入は慎重に行いましょう。次章では再びカードローンの話題に戻り、今日すぐに借入する方法について紹介していきます。
即日借り入れの条件
消費者金融と銀行カードローン、即日借入なら大手消費者金融がオススメです。銀行はカードローンの審査を自社で行わず、消費者金融に任せているケースがほとんど。そのため審査に時間がかかる場合が多いのです。しかし消費者金融は自社で審査を行うため、審査時間が早いという特徴があります。今すぐ借入をしたいという人のために、本章では即日借り入れに必要な条件を紹介していきます。即日借り入れのために必要なのは、以下の4点です。
即日借り入れに必要な条件
・消費者金融を選ぶ
・インターネット申し込みを利用する
・自動契約機を利用する
・審査対応時間を確認する
これから、上記4点が具体的にどういうことか説明していきましょう。
消費者金融を選ぶ
冒頭でも説明したとおり、即日借り入れを希望するなら消費者金融を選ぶようにしましょう。消費者金融は審査を自社で行っているため待ち時間が少ないというのは先程紹介しましたが、それ以外にも理由はあります。その1つが「金利」です。消費者金融は銀行に比べて金利が高いという大きなデメリットがあります。そのため、即日借り入れに対応したり、無利息期間を設けるなどの工夫で利便性を大きく上げる必要があります。審査時間が短いのも金利が高いから実現できていることの1つです。消費者金融各社のホームページには、急いで融資を希望する人に向けた手順を解説するページが用意されています。つまり、それだけ即日借り入れに対して柔軟に対応しているということです。
インターネット申し込みを利用する
急いでお金を借入したいと思うなら、必ずインターネット申し込みを利用しましょう。大手消費者金融のほとんどが、インターネットまたはスマホアプリを利用した申込みに対応しています。申し込みだけなら24時間365日受付しているので、空いている時間に利用できます。先に必要事項を入力し、身分証などの必要な書類を提出することで、審査をすぐにスタートしてもらえるというメリットがあります。インターネット申し込みなら、書類の提出がカンタンというのも大きなメリット。免許証や収入証明書をスマホのカメラで撮影して、専用のフォームからアップロードするだけで提出が完了します。コピー機やFAXが必要ないので申し込み時間を短縮できます。審査は30分〜1時間程度で完了するため、その間は別の事をしていればいいというのもインターネット申し込みならではの特徴。審査結果はメールで届きます。
自動契約機を利用する
即日借り入れをするなら、自動契約機を利用するのも方法の1つです。大手消費者金融はほとんどが自社の自動契約機を用意しています。利用方法は2通りあり、1つは普通に来店して申し込みから自動契約機を利用するというもの。この方法なら最短1時間程度で借入ができますが、審査時間を自動契約機の中で待つことになります。オススメはこれから紹介する2つ目の方法で、インターネット申し込みで審査まで済ませ、カードの受け取りだけ自動契約機で行うというもの。これなら10分もあれば現金を借り入れすることが可能です。ただし自動契約機を利用するためには、営業時間内に出向く必要があります。主要各社の自動契約機営業時間は以下の通りです。
・アイフル…8時〜21時45分まで
・プロミス…9時〜21時まで
・アコム…8時〜22時まで
・SMBCモビット…9:00~21:00(※営業時間は店舗により異なります。※三井住友銀行のローン契約機)
・レイク…8時45分〜21時まで
自動契約機は設置されている地域や場所によって営業時間が異なる場合があるため、必ず事前に確認してから出向くようにしましょう。
審査対応時間を確認する
最後に重要なのが、審査対応時間を確認することです。即日借入を実現するためには、平日の午前中までに申し込みを終わらせている必要があります。初回の借入を振込にしてもらう場合は、14時までに振込処理を完了させる必要があるからです。自動契約機でカードを受け取る方法なら14時を回っても問題ありませんが、審査ができる時間というものがあります。消費者金融の多くが審査対応時間を21時までとしており、それまでに申し込みが完了していないと手続きが翌日以降になってしまいます。土日祝日は在籍確認ができないなどの問題も起きるため、限度額が設定できないという事態も発生します。こうした点を考慮して、お金が必要と感じたら、なるべく早めに申し込みをしておくことが必要です。
以上が、即日借入のための4つの条件です。最も大事なのは、お金が必要になって焦るのではなく、事前に余裕を持って準備をしておくということ。週末に飲み会の予定があったら、それまでにカードローンを契約しておくことをオススメします。次章では、借入時にみんなが疑問に感じることとその回答を紹介していきます。
借入時の疑問
借入するからには、確実に審査に通りたいと誰もが思うことです。そこで頭をよぎるのは「審査に有利なようにウソをついたらどうなるの?」ということ。この章では、お金を借りる人の抱く疑問をわかりやすい説明で解決していきます。
嘘ついても平気?
借金を申し込む際、必ず聞かれるのが「年収・勤務先・他社借入状況」の3つです。年収は高い方が、勤務先は大手の方が、他社借入は0の方が審査に通りやすいのは常識です。そこで、これらを嘘の情報で申し込んだら審査が甘くなると考える人もいるでしょう。先に結論をお話すると、申込みに嘘の情報を記載するのは絶対にやめましょう。年収は収入証明書を提出することで嘘がバレます。勤務先には在籍確認の電話があるので、嘘の勤務先を伝えたところですぐにバレてしまいます。他社借入状況に関しては、個人信用情報機関に全て記録されています。どこの会社からいくら借りているのかが全てわかるようになっているので、嘘の情報で申し込みをしてもバレてしまいます。過去に滞納や遅延をしていた事実を隠しても、それもわかってしまいます。このように、どんな些細な情報でも、嘘は全てバレてしまうシステムになっています。嘘をついていたことが発覚すると、審査はその時点で終了します。悪質な場合は、今後の審査が全て断られる可能性もあります。嘘をつくことに全くメリットが無い上に、高いリスクが伴うので絶対にやめましょう。
無職でも大丈夫?
無職という状況は、借入をする上では非常に不利です。当たり前ですが、借金は返済が伴います。そのため安定した収入がなければ返済は不可と判断され、申し込みができません。特に消費者金融は、総量規制で年収の1/3までしか貸し出しができません。年収が0円ならば、貸し出しできるお金も0円となってしまいます。失業や転職の都合で一時的に無職というケースであれば、金融機関に相談してみましょう。再就職先が決まっているなどの理由であれば、借入できる可能性があります。しかし、どれにも該当しない無職の場合は、借入は諦めた方がいいでしょう。代わりに国や各市町村が用意している生活支援制度を使い、無職から脱却する方法がオススメです。役に立ちそうな制度がいくつかあるので、カンタンに紹介します。
生活福祉資金貸付制度
生活福祉資金貸付制度とは、全国の社会福祉協議会で申し込みができる貸出制度です。無職などの理由で金融機関から借入できない低所得世帯や障害者世帯、65歳以上の高齢者世帯が利用することができます。生活福祉資金貸付制度には大きく分けて以下の4種類の貸付があります。
・総合支援資金
・福祉資金
・教育支援資金
・不動産担保型生活資金
これらは、「生活を再建するために借入したい」「低所得世帯だが進学したい」「障害者が生活するための物品購入等」「高齢者の住居確保」などの用途で利用する貸付制度が変わります。どの制度も保証人がいれば無利子で借入が可能というのが最大の特徴で、保証人がいない場合も低金利で借入が可能。お住まいの地域にある社会福祉協議会で相談することで、自分が生活福祉資金貸付制度の対象者かどうかがわかります。
生活困窮者自立支援制度
生活困窮者自立支援制度というのは、借入というより再就職へ向けた支援制度に近いものです。何らかの理由で働けない、そもそも住む場所がないという人に向けて、支援員が自立に向けたプランを作成してくれます。全国にある相談窓口で自立支援相談を受け付けているので、再就職に向けて何からはじめていいのかわからない人は相談してみましょう。この生活困窮者自立支援制度の中で貸付に近いものが、これから紹介する「住居確保給付金」と「一時生活支援事業」の2つです。
住居確保給付金
居住確保給付金というのは生活困窮者自立支援制度の1つで、職がない人が再就職を目指すことを条件に、家賃に相当する額を支給してくれる制度のことです。安定した職に就くためには住居があることが必須です。家がないため就職できないという人のために、その家を用意するお金を出してくれるというものです。家が借りられたところで、支援員と一緒に再就職に向けた活動を開始していきます。
一時生活支援事業
今現在ネットカフェに住んでいる、または家が無いという人は生活困窮者自立支援制度を使って衣食住を提供してもらうことができます。期間は限られますが、宿泊場所を用意してくれるのでその間に就労支援を受けることができます。
無職の人は、ここで紹介した支援制度を使い再就職をすることが先です。その後、再就職先で安定して収入を得られるようになったら金融機関で借入をすることが可能になります。
奨学金は借入に含まれる?
進学のために奨学金を借りる人も少なくありません。就職後に返していくことになりますが、借入の際に他社借入額として申告しなければいけないかどうかが気になります。結論を先にお話すると、奨学金は借入の際に申告する必要はありません。奨学金を借りているかどうか聞かれた場合は正直に答える必要がありますが、基本的には奨学金は借入残高に含みません。
以上が、借入する際に多くの人が疑問に思うこととその回答です。どれも一般的なことではありますが、「嘘はつかない」「無職は借入できない」ということは覚えておきましょう。安定して収入があることが前提なので、支援制度をうまく活用して安定した職に就くのが先です。次章では、借入の際に人にバレないようにする方法を紹介します。
誰にもバレずに借り入れしたい
借金をすることは悪いことではありませんが、どうしても家族や職場の人にはバレたくないものです。しかしカードローンを契約すると、カードが自宅に送られてきます。その時に家族にバレる可能性があり、職場には在籍確認の電話がかかってきてそこでバレる可能性があります。どうしてもそれだけは避けたい人のために、この章では誰にもバレずに借入する方法を紹介していきます。
家族や親
カードローンは契約の際、カードが自宅に郵送されます。一人暮らしなら問題ありませんが、同居の家族がいる場合に借金がバレる可能性があります。そうならないためには、以下の2つの方法が有効です。
・カードを自動契約機で受け取る
・カードレスのローンを契約する
家族に借入がバレるタイミングは、基本的に郵送物です。銀行カードローンなら銀行から、消費者金融ならその会社からカードや明細が郵送されてきます。銀行であれば言い訳ができますが、消費者金融からの郵送物は言い訳ができません。ほとんどの消費者金融が会社名を隠して郵送してくれますが、逆に怪しまれる可能性があります。そのため、郵送物自体をなくしてしまうのが最も確実なバレない方法です。そのためには、カードを自動契約機で受け取るのがオススメ。消費者金融のほとんどが自動契約機を用意しているので、審査に通過したら自動契約機に出向き自分でカードを受け取りましょう。そうすればカードが郵送される心配がありません。また最近では、一部消費者金融がカードレスのローンを用意しています。スマホアプリを利用してお金を借りるシステムなので、カード自体の郵送がありません。セブンイレブンのATMでしか使えないというデメリットがありますが、それが問題ない人はカードレスを選択するのも良いでしょう。
会社
借入が会社の人にバレるとしたら、在籍確認のタイミングしかありません。在籍確認は申込時に記入した職場に本当に勤めているかどうか確認するために、金融機関が職場に電話をかけるというものです。銀行であれば、「保険の勧誘」「口座を開設した」などの言い訳で乗り切ることができます。しかし消費者金融ならばそうはいきません。ほとんどの消費者金融が事情を考慮して、在籍確認の電話の際は社名を名乗らないという配慮をしてくれます。それでも日頃自分宛てに電話がかかってくることが無い職場に勤めている人にとっては怪しまれてしまうでしょう。その場合は、在籍確認なしで借りられる消費者金融で借入するのがオススメです。会社名が確認できる有効期限内の保険証や、社員証を提出することで在籍確認の電話をなしにしてくれる場合があります。絶対に会社にバレたくないという人は、申込みの前に借入する金融機関に相談することをオススメします。似たような相談は少なくないので、適切な解決方法を提示してくれます。
以上が、誰にもバレずに借入をする方法です。借金を隠したいという人は結構多いため、金融機関にとってもあまり珍しい相談事ではありません。そのため借入を検討している金融機関に話せば、何かしらの対策を講じてくれます。審査の都合上どうしても在籍確認が必要などのケースもありますが、個人名で電話をかけるなどの最大限の配慮はしてくれます。何も言わずに申し込みをしてしまうとそのまま通常通りの手続きが始まってしまうので、先に相談しておくことがポイントです。
債務整理後に借入できる?
借金の返済に行き詰まり、弁護士などを通じて借金の減額または帳消しをすることを債務整理といいます。債務整理には「個人再生、任意整理、特定調停、自己破産」の4種類があり、利息をなくすだけのものから借金自体をなくすものまでレベル分けされています。しかし債務整理を行うと、今後の借入に影響があるという話を聞いた人も多いでしょう。この章では、債務整理後に借入ができるかどうかについて詳しく紹介していきます。
債務整理後の借入は「できない」
先程紹介した4種類の債務整理ですが、利用した後は最大で10年間は新規の借入ができなくなります。債務整理は借金を減額または0にする手続きです。借りたお金を返さなくてよくなると言い換えることができるため、金融機関にとってはマイナスでしかありません。任意整理なら問題ないと思っている人もいますが、任意整理は利息をなくして元本だけを返済していくもの。金融機関にとっては何の利益もない貸し出しとなってしまいます。そのため今後も同様の債務整理のリスクを恐れ、金融機関はお金を貸したがりません。債務整理を行うと、その情報は最大で10年間残ります(任意整理は5年間)。個人信用情報機関に債務整理の履歴が残り、いわゆる「ブラックリスト入り」という状態になります。そのため、どの金融機関に借入の申込をしても審査がストップします。つまり、債務整理を行うと最大で10年間は借入ができなくなると覚えておきましょう。
一部の借金のみ任意整理できる
先程紹介した通り、任意整理は利息をカットして元本だけを返済していくものです。金融機関との交渉が必要になりますが、弁護士や司法書士が代理となって行ってくれます。任意整理の最大のメリットは「選択した金融機関の債務だけ整理できる」ということ。自己破産を選択すると、全ての借金を帳消しにできます。しかし住宅ローンや自動車ローンも整理の対象となるため、これらの資産を手放す必要があります。しかし任意整理の場合、「消費者金融の借金だけ整理したい」という使い方が可能。住宅ローンや自動車ローンはそのまま払い続けることができます。つまり家や車は手放さずに債務を整理することができるのです。任意整理後の5年間は新規の借入ができないというデメリットはありますが、極力痛手がない状態で債務整理を行いたい場合は任意整理がオススメです。
一部の任意整理をした時に他の借入はどうなる?
一部の任意整理を行うと、他の借金を全て返さなくてはいけないと勘違いしている人も少なくありません。しかし、他社から一括返済を求められることはありません。任意整理を行うと、その履歴は個人信用情報機関に残ります。そのため任意整理を行わなかった金融機関にもその情報は知れ渡ることになります。金融機関は定期的に個人信用情報機関をチェックしているので、任意整理をしたことはすぐにバレるでしょう。しかし、その情報がバレたところで一括返済を求められることはありません。滞りなく返済を続けていれば問題はありません。しかし新規の借入はできなくなるので、任意整理後は全ての金融機関に対して返済のみを行うこととなります。
債務整理はよく検討してから行う
最近はテレビなどで頻繁に債務整理のCMを見聞きします。カンタンに借金が0になると思える内容となっていますが、リスクが無いわけではありません。この章で紹介した通り、5年〜10年新規の借入ができなくなったり、家や車といった財産を手放さなければいけなかったり、債務整理には相応のリスクが伴います。借金が返せないと思ったら、まずは借入している金融機関に相談しましょう。かつてのような厳しい取り立てなどは行っていないので、返済できないことを伝えれば対処法を提案してくれます。他にもおまとめローンなどの債務を一本化するローンを利用したり、債務整理以外にも対策はあります。それらの対策を講じてもどうにもならなくなった時、初めて債務整理の利用を検討しましょう。
まとめ
この記事では、金額の大小を問わず借入をする方法について詳しく説明してきました。最後に、パターン別にベストな借入方法を紹介しておきましょう。
・今日今すぐ借入したい…消費者金融
・面倒な契約なしで数万円借入したい…クレジットカードキャッシング
・日数がかかってもいいから低金利で借りたい…銀行カードローン
・車などの高額商品を購入したい…銀行の目的別ローン
・住宅を購入したい…銀行などの住宅ローン
・無職だけど借入したい…生活福祉資金貸付制度
このように、目的に応じて適切な借入方法が各金融機関で用意されています。借入する額によって審査の甘い厳しいはありますが、基準はどの借入方法でも基本的に同じです。安定して収入を得られる状態にあることが重要で、確実に返済をできる事をわかってもらう必要があります。現在無職であれば生活困窮者自立支援制度を使うなど、まずは再就職することが先決です。金融機関がどんなローンを用意しているのかを知っておけば、借入はそう難しいことではありません。この記事に書いてあることを参考に、まずは自分が「いくら借入したいのか」「何に使うお金を借入したいのか」をハッキリさせましょう。