親からお金を借りるためには
お金に困った時、全員が全員キャッシングの審査に通るかと言えばそうではありません。高校生や大学生なら金融機関から借入はできず、そんな時に頼れるのが親です。しかしその時、どうやってそのことを切り出そうかとても迷います。
「親からお金を借りることで関係性が駄目になったりしないだろうか」
「しっかり返済するつもりだけど、自分は信用してもらえるだろうか」
「親とは言え、お金を借りるときはなにか手続きが必要なのか」
など、色々気になることがでてきます。
この記事では、そんな疑問や不安を解決するため、親からお金を借りる方法を紹介。もしも自分の親からお金を借りるとしたら、一番身近な人だからこそ気をつけなければいけないこと、血のつながりがあるからこそお金でトラブルが起きないようにすることを予め知っておく必要があります。
親にとって、子供はいくつになっても子供といいます。子供が困っているなら助けてあげたい、そう思うはずです。だからこそ、その気持ちを踏みにじらないように、これまでと変わらぬ親子関係を保つためにも、親子間でのお金の貸し借りについて一般的にはどうなのか、この機会に下調べをしておきましょう。
一番いい頼み方とは?
肩身の狭い思いをするので、いくら親とはいえ「お金を貸して欲しい」と言いにくい。これは親子だからこそ芽生える感情かもしれません。しかし、今の状況を考えると親からお金を借りるのが最良である、と思った場合は、嘘はつかずに包み隠さず親に相談しましょう。
もちろん、ただ「お金を貸して欲しい」というのではなく、借り入れるからにはしっかり借用書も書く、金利も払う(税金対策も含め)、これを親に伝えれば、親御さんも必要以上に心配しませんし、親子関係の悪化を防ぐこともできます。
家族だから口約束でOKというわけにはいきません。親子だからこそ、借り方はしっかりしておく必要があります。そうしないと税金の問題も発生し、金銭的に損をしてしまう可能性があるのです。
世の中には、お金の貸し借りがトラブルで親子関係が悪くなった、身内と顔を合わせられなくなったという話が山ほどあります。自分たちが同じトラブルに巻き込まれないためにも、必ず借用書の作成をすることをおすすめします。
実際にお金を借りた後、毎月決まった日に返済することになると思いますが、事情があって支払いが遅れる場合は必ず親御さんに連絡をいれてください。本来であれば支払いが遅れれば信用問題に繋がります。お金の管理は親子間であっても甘えは許されません。「親子だから少しぐらい遅れてもいいだろう」という発想は今すぐ捨てましょう。
親からお金を借りる大前提がわかったところで、次章では借用書の必要性について説明していきます。
親からの借金でも借用書は必要?
親からお金を借りるとき、そのまま現金を受け取るだけだと税金が発生する可能性があります。無利子の借金は「贈与」とみなされることがあり、ケースによっては贈与税が発生してしまう可能性があります。
親兄弟など身内から借金する場合でも贈与とみなされないためには「融資」であることを証明する、借用書や契約書を作ったほうがいいのです。
さらに法律的な効力を持たせるためには、借用書よりも証拠能力が強い、「金銭消費貸借契約書」というものを作成することをおすすめします。借用書との違いは、親と子の双方が署名捺印をし、各々が1通ずつ保管するという点だけです。
金銭消費貸借契約書は決まったフォーマットがなく、以下の点が記載されていれば自作のものでも構いません。
・金銭消費貸借契約書を作成した日時
・借りる人(子)の住所氏名【押印】
・お金貸す人(父または母)の住所氏名【押印】
・お金を借りたことが分かる文言,br>
・借りる金額
・金利と遅延損害金
・お金を貸した日付
・返済方法と返済日
親子間のお金の貸し借りなら担保などは設定する必要はありません。大事なのは「お金を借りたことが分かるようにすること」であり、返済に関する記述などがされていることです。
金利に関しては利息制限法に基づき、10万円未満なら「年利20.0%以下」、100万円未満なら「年利18.0%以下」、100万円以上なら「年利15.0%以下」に設定しましょう。家族間であれば当然金利は低くして構いません。利息制限法以上の金利に設定してしまうと、法律的な効力がなくなるので注意しましょう。
また借金に関する書類なので、万が一返済が遅れた場合の遅延損害金についての記述も必要です。遅延損害金は元本の5%を上限に設定しましょう。
これだけしっかり金銭消費貸借契約書を作っていれば、踏み倒しなどをしない限りは家族間でトラブルになる心配はないでしょう。さらに法律的な効力を持たせるためには、融資金額に応じた収入印紙を貼り付けるという方法もあります。
収入印紙の貼り付けは法律で決まっていることですが、貼り付けていなかったからといって書類の効力がなくなるわけではありません。金銭消費貸借契約書は作成後に親と子供の双方が1通ずつ保管しておきましょう。
親の中には「いつ返してくれてもいいんだよ」と口にする方もいるかもしれませんが、税金の面で金銭消費貸借契約書が必要であると伝えるようにしましょう。借り入れる側の子供が書類を作成して、親に記入をお願いするくらいが望ましいです。
数万円の融資ならあまり問題になりませんが、住宅を買う際のお金を親に借りるのであれば、もう少し贈与税について知っておく必要があります。
贈与税や相続税は関係ある?
親からお金を借りるとき、どんなケースが贈与税、相続税の対象になるか気になります。結論を先にお話すると、贈与税は年間で110万円以上の資金の移動があったときに発生します。
ただし、前章でもお伝えしたように借用書があって「借金であること」がハッキリしていれば税金は発生しません。以下のケースに該当する時は、借金ではなく「贈与」とみなされるので注意しましょう。
贈与とみなされる4つのケース
1.金銭消費貸借契約書(借用書)がない
2.借金の金利が0%(無利子)
3.借りた人に返済能力がない
4.返済の期限が設けられていない
これらに該当するものは、「親からお金を借りている状態」とは言えません。借用書がないケースはもちろん、無利子や返済期限がないものはお金を貸し借りしている関係ではありません。
「親子なんだから利子はいらないよ」、「お金は返せる時に返してくれればいいよ」など、親は子供に甘いものです。しかしその提案に甘えてしまうと、贈与であるとみなされてしまうのです。
税金が発生しないようにするためには、親子間でお金の貸し借りがあったことを証明するもの(借用書や契約書、お金を返済している証拠になる銀行の通帳など)を証拠としてしっかり残しておきましょう。借用書や契約書には金利がいくらか利率の記載もお忘れなく。
そこで次章では、親からお金を借りる時に適正な金利について紹介していきます。
親にお金を返すときの金利はどうしてる?
親からお金を借りるのに金利が必要?、と驚く方も多いようですが、住宅ローンとして借りたいなど、借りる金額が大きい場合は、貸し借りの証明(借用書や契約書)があること、金利を設定して、金利を足した元金を支払っていくこと、これを行わなければ贈与とみなされて、贈与税が掛かってしまうのです。
生活費として1万円、2万円を借りるという場合は問題ないかもしれませんが、金額が大きい場合は税務署から贈与とみなされて贈与税の支払いと求められてしまいます。これを回避するためには、先ほども言ったように借用書を作成することと、その借用書に金利を記載しておくことをお勧めします。
適正な金利は銀行ローンを基準に決める
贈与とみなされないための適正な金利ですが、利息制限法によると利息の上限は年20%となっています。それを基に銀行は金利を設定しているので、その金利またはそれ以下に設定すれば間違いありません。せっかく親からお金を借りるのであれば、銀行より低金利でなければ意味がありません。
一般的に銀行のカードローンは、2〜15%、住宅ローンであれば1%前後に金利が設定されています。それを上限にして、親と話し合い金利を決めましょう。ほぼ無利息というような、あまりに低い金利は贈与とみなされてしまうので注意が必要です。
消費者金融より低金利と言われる銀行よりも安くお金が借りられれば、親からお金を借りるメリットは十分あるといえるでしょう。親からの融資は審査がなく、日頃の信頼関係がベースとなります。そこで言い訳は必要かどうかという問題について紹介します。
借り入れが必要な言い訳はする? しない?
これまでお世話になった親からお金を借りるというのは、どうしても後ろめたさを感じてしまうものです。すっかり大人になったはずなのに、今もまだ親に頼るなんて、これでいいのだろうかと罪悪感を感じる方もいるのではないでしょうか。
そんな親を頼る場合、実際にお金を借りた方々の体験談や口コミなどを見ると、やはり借りる理由は正直に話したほうがいいようです。
よくあるお金を借りたい理由や言い訳には、こんなものがあります。
「生活費が足りない(単純にお金がない)」
「車(家)が欲しい」
「急な出費に手持ちが足りない」
「携帯代が払えない」
「キャッシングの審査に落ちた」
親からお金を借りるメリットは「審査がない」こと。キャッシングは審査がありますが、定職に就いていない人は落ちてしまいます。また20歳以下はキャッシングが契約できないので、高校生や大学生はお金がない時は必然的に親を頼ることになります。
親に手持ちがあればすぐに貸してくれるのもメリットなので、即日でもお金を借りることが可能。急な出費であればカードローンを契約するよりもカンタンです。このように、親にはキチンと理由を話すことが大事です。
どんなウソをついてお金を借りたのか、借りた本人がうっかり忘れてしまうことがあります。親にしてみれば「どうしてウソをついたのか」、これは悲しみ以外の何物でもありません。自分たちは親なのに信用してもらえないのだろうか、と悲しませてしまいます。
お金に困ってしまう状況は様々ですが、どんな状況であっても下手な言い訳をせずに正直に話すこと、これが自分にとっても親御さんのためでもあります。もちろん、自分に原因がある場合は親に怒られてしまう可能性もあるので、心してお願いするようにしましょう。
親からお金を借りる理由はどんなことが多い?
自分以外の人たちは、どんな理由で親からお金を借りているのか気になります。親からお金を借りる理由によっては、もしかしたら自分たちは非常識なのでは?、と気になる方もいるようです。以下にいくつか体験談をご紹介します。
・転職や退職でお金に困った
転職したことで以前もらっていた給料より随分収入が減ってしまったという場合、その他退職をして収入が一時的になくなってしまった場合、一番は生活していくお金がないということです。光熱費、食費、子供の学費、各ローンの支払いなど、収入がなくなればこれらに充てるお金が一切なくなります。生活費や支払いの為に親からお金を借りたと話は少なくありません。
・マイホームを買うために借りた
この場合は、必要と言われた頭金が足りなくて不足分を親から借りたという話、そして銀行や金融会社ではなく親から住宅ローンとしてお金を借りるという話もあります。やはりまとまったお金、大きなお金が必要になる場面で頼るところが親しかいなかった、親だから頼むことができたという体験談も多いようです。
・お子さんの教育費として
高校進学や大学進学にかかる教育費を親から借りたという話もよくあります。お子さんの数だけ教育費はかかりますから、その分どうしても足りなくなり親御さんを頼ったというケースもあります。
・株で失敗してしまった
自分の貯金を株や投資で失ってしまった場合、泣く泣く親を頼るという人もいました。怒られることもありますが、困った時に頼れるのが親という意見もありました。
このように、親にお金を借りるシーンというのは「金融機関を頼りづらい時」と言えます。転職直後や投資の失敗など、金融機関の審査にとってはマイナスイメージしかありません。そんな時でも親であれば、日頃の信頼関係が良好ならば審査なしでお金を貸してくれます。
貸してくれるお金は、親にとっては大事な老後の蓄えなので、キチンと全額返済することは忘れないようにしましょう。
次章では、親から借りるメリット一番大きい「家を買う時のお金を借りる」ケースの注意点を紹介します。
住宅ローンの申し込みのとき親から借りるときの注意点とは?
マイホーム購入は一世一代の大勝負と言われています。決して安い買い物ではありませんから、慎重に手続きを進めていきますが、通常の金融会社や銀行の住宅ローンではなく、親からお金を借りてマイホームを買うことも可能です。
例えばマイホーム購入代金として2,000万円を親から借りたとします。無利息でお金を借りた場合、これは「贈与」とみなされて「贈与税」の支払いが発生します。計算によるとこの時の贈与税の金額は462万円です。税金として支払うぐらいなら、利息を親に支払いたい、誰もが思う理由がお分かりでしょうか。
税率などは自分たちで決めるのもいいのですが、やはりここは税のプロである税理士に相談してみるといいかもしれません。親からどのぐらい借りる予定なのか、金利はこのぐらいにしようと思っているが妥当か、作成した借用書を確認してもらうのもいいでしょう。
金額が大きいので、親御さんとはしっかり話し合うこと、これが一番大切です。ちなみに、住宅購入費用であれば最大1,200万円までが非課税になる制度もあるので、確認しておくことをオススメします。
車を買うときに親からお金を借りるときの注意点とは?
車も大きな買い物です。都会暮らしであれば車がなくても電車を利用することで通勤や通学、買い物などもできますが、都会から離れた場所になると、公共の交通機関がそれほど数多くあるわけではないので、車がある暮らしが当たり前になっています。
しかし車は決して安くありません。新車はもちろんのこと、中古車であってもかなり高価な買い物です。維持費のことも考えれば、どうやって車の代金を捻出したらいいのか頭を悩ませることでしょう。
親からお金を借りることができるのなら、車の代金を代わりに支払ってもらい、毎月決まった金額を親に返済するという方法はいかがでしょうか。マイホームに比べれば金額は少ないものの、お金を借りる以上、借用書などを作成して、毎月何日に支払うか、しっかり約束することで、これまでの親子関係が悪化することはないでしょう。
もしも税金(贈与税など)が心配な場合は、借用書を持参して税理士に相談するといいでしょう。的確なアドバイスをもらえるはずです。ちなみに、借りた金額が一年間を通して110万円までなら贈与税はかかりません。それを踏まえて考えると、車を買うためにお金を借りるなら、110万円までに抑えたいところです。
高額な車を買うとしたら、一旦自分名義でローンを組んで車を購入し、毎年110万円をもらってその中から返済していくという方法もあります。ローンの金利は発生してしまいますが、低金利な自動車ローンを組めば贈与税より安い税金で済みます。
結婚資金を親から借りるときの注意点とは?
結婚式には驚くほどお金がかかります。幸せな結婚式ですから、あまりお金のことは口に出したくないかもしれませんが、実際に結婚資金は支払わなければいけないわけですから、幸せをかみ締めつつ、現実を見つめる必要があります。
結婚式の場合、会社の同僚や友達などからご祝儀を頂いたり、身内から贈与を受け取ります。これを元にして結婚資金を支払うというケースが多いようですが、やはり気になるのは贈与に関する部分です。
しかし、結婚式を挙げた人たちから「贈与税を払った」という話はほとんど聞いた事がありません。贈与の目的についてですが、結婚関連に関するお金の場合、贈与税の課税対象から外れる、これが一般的のようです。
ですので、結婚式で身内や親からお金を受け取ったとしても贈与税の心配はいらないというわけです。これは一般的に、親が子供の結婚式の費用を出してあげるのは当然という考えがあるから。
ただし注意点があり、受け取ったお金が預貯金の場合、これは課税対象としてみなされます。
最後に、2015年に始まった制度の紹介をします。20〜49歳までの人が結婚する場合、両親や祖父母から受け取るお金の最大1,000万円までが非課税になるというものがあります。結婚、新生活、子育て費用として認められれば1,000万円まで非課税でお金を受け取ることができるのです。この制度の活用には、毎年かかったお金の領収書を提出する必要があるので、利用前に内容を確認しておきましょう。
生活費に困ったとき親を頼りにしても大丈夫?
結婚などは親から見ても「お金が必要なイベント」であることが一目瞭然なため、お金を借りやすいと言えます。しかし本当に親を頼りたい時というのは、日々の生活の中でしょう。
一番考えられるのは転職や倒産などの理由で仕事を失ったときかもしれません。
もちろんそれ以外にも色々あるでしょう。例えば冠婚葬祭は急にお金が必要になる場面が多いと言われているので、その時期に生活費として親からお金を借りたという体験談もあります。
生活費を借りる時に覚えておくこと
親から生活費を借りる場合、少なくとも以下のことは覚えておく必要があります。
・親に日頃の生活について咎められる可能性がある・理由を話しても借りられない可能性がある
親は審査がない代わりに説教があります。特に苦しい生活を送っていたわけではないのだから、どうして生活に困るほどお金がないのか、万が一結婚していればどちら側の両親からも口うるさく言われてしまう可能性もあるでしょう。しかしそれは心配しているからこその言葉としてしっかり受け止めましょう。
もしも生活費としてお金を借りる場合、失業状態であればすぐに次の仕事を見つけて返済の目処を立てたり、冠婚葬祭などでまとまったお金が出て行き生活費が足りなくなった場合は次の給料が振り込まれたらすぐに返済するなど、親子関係であっても返済の約束は守ることが大切です。これは今後の親子関係にも影響を及ぼしますので必ず約束を守りましょう。
学生が親からお金を借りる状況とは?
勉強にアルバイトに忙しい学生生活を送っている中で、どうしてもお金が必要になる場面が出てきたとき、一番頼りにしたいのが親ではないでしょうか。学生が親を頼ってお金を借りたい理由は色々あるようですが、様々な場面でお金が必要な時代ですから、人それぞれ理由もバラバラのようです。
一番は「大学に掛かる費用」です。学費はもちろんですが、参考書代、資格取得のための代金、大変な場合は学校に通うための交通費などにも困ってしまうことがあるようです。
それから同じ学校の仲間との付き合いでお金がかかる、という学生も多いようで、生活費の中で一番交際費にお金をかけているという方もいるほどです。その他にどんなことで親にお金を借りるのかというと自動車運転免許証を取得するため、という学生も少なくありません。
運転免許証の取得には結構なお金がかかります。まとまったお金が必要になるため親からお金を借りるという学生が多いのです。就職の面接の際に普通自動車の免許があることが有利になることもありますので、やはりどうしても自動車学校に通う費用を自力では捻出できないという場合はご両親に相談してはいかがでしょうか。
身近な人からお金を借りるときはどうすればいい?
もしもの時に頼れるのは親だけではありません。親戚や祖父母、友人などからお金を借りることもできます。しかしその時考えておきたいのは、「親よりも借りるハードルが高い」ということ。祖父母や親戚は頼りやすい反面、「お金の無心に来たことを親にバラされる」というリスクがあります。親が親戚や祖父母に怒られる可能性もあり、親戚づきあいがギクシャクしてしまう危険性もあるのです。
もちろん、友人からお金を借りる時も周りの交友関係がギクシャクしてしまう可能性があるので、頼み方は非常に大事です。借用書の作成はもちろん、親にお金を借りる場合よりも高めの金利に設定する必要もあります。
https://be-3.co.jp/carinavi/tomodachi.html(内部リンク)
内緒で親からお金借りたことがバレたらどうなる?
自分の知らないところで、旦那や彼氏が親からお金を借りていたという事実を知ったとき、妻、彼女の思いは色々あるようです。
例えば旦那であれば、妻にしてみれば「どうしてお小遣いの範囲内でやりくりできないのだろう」「借りたお金は一体何に使ったのだろう」と気になるはずです。お子さんがいれば、お子さんに掛かるお金のこともありますので、必要以上にお金を借りることは出来るだけ避けたい、と考えている中で夫の借金発覚。しかも夫自身の両親からとなれば、妻としての面子が丸つぶれ、とショックな方もいるでしょう。
やはり一番聞きたいのは「なぜお金を借りたのか」という点ですね。例えばお金の使い道がギャンブルであれば、夫の両親にはこれ以上お金を貸さないように言うべきでしょう。お小遣いの範囲でやりくりできずに呑み代やお昼代として借りたというのであれば、毎月の夫のお小遣いを見直す必要があるでしょう。
これが彼氏となると、婚姻関係にあるわけではないので少し視点が変わってくるかもしれませんね。やはりこの場合も、なぜ両親からお金を借りているのか、なぜお金が必要なのか、その理由が一番気になるところですね。大学に通っているなら学費などの支払いに必要で借りているかもしれませんし。
しかし、先ほど話したように、ギャンブルの為に必要なお金を借りたというのであれば、彼と将来結婚を考えていたという場合はその考えを改めたほうがよさそうです。ギャンブルの為にお金を借りることは癖になるようで、一度注意しただけではなかなか心改めないケースが多いからです。
まとめ
この記事では、親からお金を借りる方法や注意点などを紹介してきました。最後に重要なポイントを確認しておきましょう。
・親にお金を借りる時は理由を正直に話す
・金銭消費貸借契約書を作成しないと贈与税がかかる可能性がある
・親子間のお金の貸し借りでも金利を設定しないと税金がかかる
・年間110万円を超える金銭の授受は贈与税の対象となるので注意
・親は審査がない代わりに生活に口を出す可能性がある
親からお金を借りるのは、金融機関から借りることに比べれば比較的容易です。審査もなく低金利であるため、気軽に借りられます。反面、日頃の浪費癖に文句を言われる可能性も高く、借りる側にとってストレスになる場合もあります。
また親子間であっても借用書を作成し、借金である証明をしないと贈与税がかかる可能性もあります。結婚費用などを借りる場合、一定額までは非課税となる制度もあるので、使えるものは全て活用するのがオススメ。この記事を読んで、親からお金を借りる方法をしっかり学んでおきましょう。