群馬銀行のフリーローンはニーズに合わせて選ぼう
群馬銀行のフリーローンは、2種類の商品が用意されています。それぞれに特徴がありますが、どちらのほうが自分に向いているのか判断するのが難しいですよね。借りられるなら審査に通りやすい商品を利用したいところです。
・どちらの商品が借りやすい?
・店舗に行く時間がなくても借りられる?
・パートやアルバイトでも借りられる?
・審査に通過させるコツはあるの?
ここではそんな問題を解決するために、群馬銀行のフリーローン商品について、その特徴や借りるときのポイントについて紹介します。
これから利用しようと考えている人が気になる審査基準や、審査に通過する方法なども説明していますので、申し込みをする前に一度チェックしておきましょう。
群馬銀行のフリーローンの特徴解説
群馬銀行のフリーローン商品は2種類あり、それぞれに特徴があります。ここではその特徴や金利などについて詳しく紹介します。
ぐんぎんネットDEローン
融資額:10万円以上700万円以内(1万円単位)
返済期間:6ヶ月以上7年以内(1ヶ月単位)
金利:固定金利 年4.9%、年6.5%、年9.8%、年12.5%、年14.8%(審査で決定)
保証:ジェーシービー
最大で700万円まで借りることができる商品です。来店不要でインターネットだけで契約を完結させることができ、300万円までの融資の場合は、所得証明書類不要です。使用用途は事業資金以外なら何にでも使うことができます。
利用するには群馬銀行のキャッシュカードを持っている必要があるため、持っていない場合は、まず口座開設から行わなくてはいけません。
おまとめ太郎
融資額:10万円以上300万円以内(1万円単位)
返済期間:6ヶ月以上7年以内(6ヶ月単位)
金利:固定金利 年4.6%、年7.8%、年9.8%、年12.0%、年14.5%(審査で決定)
保証:クレディセゾン
商品名が「おまとめ太郎」となっていますので、借金の一本化専用の商品かと思いきや、こちらもぐんぎんネットDEローンと同じで、事業資金以外なら何に使ってもかまいません。融資できる金額の上限が低いため、金利はやや低めに設定されています。
ぐんぎんネットDEローンはインターネット完結で利用できましたが、おまとめ太郎を利用するには来店が必須です。申し込み時に群馬銀行の口座がなくても、契約手続きをするまでに口座を作ることができれば、利用することができます。
群馬銀行のフリーローンの利用方法
群馬銀行のフリーローンを利用するための手順は、商品ごとに少し違いますが大きな流れはいずれの下記の通りです。
1.申し込み
2.仮審査
3.仮審査結果の連絡
4.正式な手続き
5.融資開始
商品ごとの違いは次のとおりです。
ぐんぎんネットDEローン
・申込みはインターネットのみ
・正式な手続きもインターネットで行う
・最短で申し込み2営業日で融資開始
おまとめ太郎
・申込みはインターネット、郵送、FAXに対応
・正式な手続きは店舗で行う
・最短で申し込み翌営業日に融資開始
おまとめ太郎のほうが、対応の幅が広く融資開始までの時間も短いのですが、店舗で正式な手続きを行わなくてはいけないため、会社員のように平日の日中に時間をとることはできないという人は、すべてインターネットで完結できるぐんぎんネットDEローンがおすすめです。
ただし、ぐんぎんネットDEローンでも本人確認のための電話はかかってきます。この電話に出られない場合は、群馬銀行のフリーローンで融資を受けることができませんので注意してください。
群馬銀行のフリーローン申し込みに必要な書類
申し込みに必要な書類は、それぞれの商品によって違います。ここではそれぞれに必要な申込書類について説明します。
ぐんぎんネットDEローン
・融資額が300万円を超える場合は所得証明
・本人確認書類不要
・使いみちの証明書類不要
ぐんぎんネットDEローンは、すでに群馬銀行のキャッシュカードを持っている人でなければ、申込みすることができません。本人確認は銀行口座と紐付けされていますので、本人確認のための書類を提出しなくても申し込みすることができます。
使いみちは自由ですので領収書などの提出も求められず、融資額が300万円以下の場合は収入証明書類も不要です。融資額が300万円を超える場合は、下記の書類を提出します。
給与所得者
源泉徴収票または住民税決定通知書、市町村の発行する前年税込年収の証明書のいずれか
自営業
税務署の発行する納税証明書
おまとめ太郎
・口座がない場合は、口座作成のための本人確認書類と印鑑
・使いみちの証明書類不要
・所得証明書類不要
おまとめ太郎は普通預金口座を持っていなくても申し込みできますが、来店時に口座を作らなくてはいけません。そのために本人確認書類と印鑑が必要です。本人確認書類は運転免許証などの住所と氏名がわかる書類が必要です。
また、使いみちを証明するための書類や、所得証明書類の提出は不要です。
群馬銀行のフリーローン審査基準
実際に申し込みをする前に気になるのが、群馬銀行のフリーローンでお金を借りるための審査基準ですよね。どのような条件なら審査落ちするのか、審査ではどのような項目を重視してチェックされるのか知っておきたいところです。
残念ながら、群馬銀行は融資のための詳細な基準を公表していません。2つのフリーローン商品に共通しているおおまかな基準は下記の3点です。
・満20歳以上で、満70歳になるまでにご返済を終えられる
・安定継続した収入がある
・所定の融資基準を満たしている
年齢に関しては問題ないでしょう。難しいのは安定継続した収入と所定の融資基準です。いずれも明確な基準は示されていませんので、一般的な審査基準について紹介します。
安定継続した収入
安定継続した収入というのは、年収はそれほど重視されません。このためパートやアルバイトでもこの条件を満たします。ポイントは「継続」にあります。どんな勤務形態でも、同じ勤務先に長期間所属している必要があります。できれば1年以上は同じ勤務先で働くようにしましょう。
また、安定しているという意味では、倒産しづらい勤務先のほうが融資を受けるには有利です。例えば公務員や一部上場企業のような大手企業のほうが高い評価を受けますが、お金を借りるために転職するわけにはいきませんので、それほど気にする必要はありません。
所定の融資基準
お金を貸すときに金融業者がチェックするのが、借りすぎてないかということです。年収が300万円なのに300万円借りていたら、返済に何年かかるかわかりませんよね。このため、貸金業者は、総量規制により年収の1/3までしか融資を行ってはいけないという規制があります。
群馬銀行は銀行ですので総量規制の対象外ですが、貸しすぎを防ぐため、融資可能額は年収の1/3がひとつの目安だと考えてください。これは他の金融業者で現在借りている金額も含めてのものです。
群馬銀行フリーローンの審査に通過する方法
それでは実際に、群馬銀行のフリーローンの審査に通過させるための方法について説明します。100%通過させる方法というものはありませんが、ポイントとして覚えておきましょう。
融資希望額はできるだけ低く設定する
お金を借りるとき、必要なのは100万円だったとしても、念のためと思って110万円や120万円のように多めに借りようとする人がいます。これは自ら審査を厳しくしていますので、気をつけてください。審査を受けるときに重要なのは、年収に対していくら借りようとしているかです。
年収の1/3が融資上限の目安であることはすでに説明しましたが、その上限に近づけば近づくほど審査は厳しくなります。反対に数十万円といった余裕のある融資の場合は、審査に通過しやすくなります。確実に融資を受けたいときは、借り過ぎに注意しましょう。
他社借入件数を減らしておく
すでに他の金融業者からお金を借りている場合は、事前にそれらを返済しておきましょう。2~3社くらいならまだいいのですが、4~5社以上から借り入れしている場合は、高確率で融資を断られます。多重債務者は債務整理をする可能性が高いため、融資をしたくない対象者とされます。
クレジットカードのキャッシング枠も含めて、少額な借り入れがある場合は、まずはそれらを返済してから、申し込みをしてください。繰り上げ返済などを活用して、できれば借入件数を3社以下に減らしておきましょう。
審査に通らない理由と対策
群馬銀行のフリーローンは、審査も厳しいため簡単には融資を受けられません。どのようなケースで審査落ちするのか、そして審査落ちしないための対策について紹介します。
審査落ちしたことのある保証会社の商品を選んでいる
群馬銀行のフリーローンには2種類の商品がありますが、それぞれ保証会社が違います。おまとめ太郎の保証会社はクレディセゾンですが、他の金融業者から融資を受けるためにクレディセゾンの審査を受け、そこで審査落ちしている場合は融資を断られる可能性があります。
すでに他の金融業者から融資を断られている場合は、そのときの審査を行った保証会社を確認して、利用したい商品の保証会社と一致しないことを確認してください。もし同じ保証会社だった場合は、もうひとつの商品の審査を受けましょう。
在籍確認ができない
審査に通らない理由として、意外と多いのが在籍確認をできなかったということです。
・勤務先の電話番号に会社の代表番号を記載した
・記載した電話番号が間違っていた
・偽装会社の電話番号を使った
・電話に出た人が「在籍していない」と言った
まず在籍確認のための電話は避けられませんので、自分もしくは同じ部署内の人が受けられる電話番号で申し込みを行いましょう。代表番号などを記載した場合、すべての社員を把握しきれていない可能性もあるため、きちんと在籍確認できない場合があります。
絶対に避けたいのは偽装会社を利用することです。仮に審査を通過しても、あとから偽装会社であることがバレたら一括返済を求められます。会社の人にお金を借りることを知られたくないかもしれませんが、在籍確認はきちんと行えるようにしてください。
群馬銀行のフリーローン返済方法
お金を借りることができれば、次は返済していくだけです。群馬銀行のフリーローン商品は、どちらの商品も返済方法が同じですので、まとめて返済方法について説明します。
・元利均等毎月返済
・6ヶ月毎の均等増額返済も可能
・繰り上げ返済は繰上返済手数料が5400円必要
まず基本的な返済方法ですが、毎月同じ額を返済していく元利均等毎月返済を採用しています。返済当初は金利分の返済が大きく、借金そのものが減りにくいという問題がありますが、計画的な返済をすることができます。
またボーナス時期に合わせて、6ヶ月毎に均等増額返済も可能です。申し込み時に設定しておけば、ボーナスで多めに返済をすることができ、返済期間を短く設定でききます。ボーナス返済を組み合わせることで返済総額を減らすことができます。
ただし、業績悪化などでボーナスが出ないときでも返済をしなくてはいけませんので、安定した賞与を期待できない場合はあまり高額な設定をしないようにしましょう。
群馬銀行のフリーローンは、繰り上げ返済や一括返済にも対応していますが、この場合には月々の返済額などが変わってしまうため、その処理のための手数料が5400円発生します。金利で考えるとかなり大きな額になりますので、必要以上に繰り上げ返済しないようにしましょう。
メリット/デメリット
フリーローン商品は他の金融業者も含めると、ものすごい数の商品があります。その中からあえて群馬銀行のフリーローンを紹介しているのは、他の金融業者にはないメリットがあるためです。そしてメリットがあればもちろんデメリットもあります。
ここではそんな群馬銀行でお金を借りるときの、メリットとデメリットについて紹介します。
メリット
・審査によっては低金利で借りられる
・短期間で融資を受けられる
・来店不要で借りられる
最大のメリットは低金利であるということです。最低金利が年4.6%ですので、メガバンクから融資を受ける場合と比較しても遜色のない金利です。ただし、最大金利は年10%を超えますので、この場合はむしろデメリットになります。
申込みから最短翌日に融資を受けられるスピード感は、他の銀行にはあまりない特徴のひとつです。なおかつ来店不要で借りることもできるため、忙しい会社員でもスムーズに融資を受けることができます。
デメリット
・審査を受けなければ金利がわからない
・群馬銀行の銀行口座が必要
・繰り上げ返済に手数料が発生する
メリットでも紹介しましたが、金利は審査を受けてみないとわかりません。これは融資を受ける上で大きなデメリットのひとつです。おまとめ太郎の最低金利が年4.6%で、最大金利が年14.5%です。9.9%も金利が違うと返済総額に大きな差が発生します。
また、おまとめ太郎の場合は、申し込み時に銀行口座が不要ですが、最終的には口座を作らなくてはいけません。ぐんぎんネットDEローンは口座がなければ申し込みもできませんので、店舗が近くにない場合には利用しにくいというデメリットがあります。
そして、繰り上げ返済には対応しているものの5400円もの手数料が発生するため、こまめに使いづらいというデメリットも抱えています。
フリーローンを選ぶ際のポイント
フリーローン商品は群馬銀行以外でもいくつもあります。その中から最適な商品を選ぶのはとても時間がかかります。ここではそんなフリーローン商品を選ぶためのポイントと、群馬銀行の商品がそれに適合しているのかについて説明します。
・金利は年10%以下
・繰り上げ返済は無料
まず重要なのは金利が低いということです。金利が10%以下でないなら、あえてその商品を選ぶメリットはありません。他にも低金利な商品はいくらでもありますので、わざわざ高金利の商品から借りずにそちらを利用してください。
おまとめ太郎もぐんぎんネットDEローンも、金利は審査を受けないとわかりません。審査結果によっては年10%以下になることもありますが、反対にそれ以上になることもあります。審査を受けて、金利が年10%を超える場合は融資を受けないという選択肢も持っておきましょう
また、フリーローン商品は繰り上げ返済に高額な手数料が発生することが多く、その場合は繰り上げ返済をこまめに行うと、手数料だけでもかなりの高額な金額になります。このため、繰り上げ返済を活用したいという人は、繰り上げ返済手数料が無料の商品を選びましょう。
群馬銀行の場合は、1回の繰り上げ返済で5400円の手数料が発生します。かなり不利な条件ですので、繰り上げ返済をしないか、繰り上げ返済を考えている人は積み立てをして、一括返済できる金額まで積み立ててから1回だけ利用するようにしましょう。