フリーローンをすぐに利用するには
フリーローンは低金利でお金を借りることができる金融商品です。有利な条件で借りることができますので、積極的に利用したいところですが「いますぐ借りたい」というニーズには対応しているのでしょうか?
ここではフリーローンで即日融資を受けられるのかについて紹介し、すぐに融資を受けたい人のお金の借り方について説明します。
フリーローンで即日お金を借りるのは可能?
フリーローンは即日融資を受けられないというイメージがありますが、最近は商品が多様化してきたことで、一部の金融機関では即日融資が可能です。とはいえ、即日融資のための条件は厳しく、借入金額が大きい場合などはどうしても審査に時間がかかります。
フリーローンの融資に時間がかかるのが、他の金融商品と比べて、その審査に時間がかかるためです。フリーローンは低金利な金融商品ですので、貸し倒れを起こさせないために厳しい審査を行います。通常の金融商品で見逃されるようなポイントまで細かくチェックされるのです。
消費者金融などでは、きちんと審査をしているにも関わらず、すぐに融資を受けられるじゃないかと思うかもしれませんが、金利が高い金融商品は審査のほとんどを自動化しているため、申込内容をコンピューターに通すだけで、審査結果を出すことができます。
さらにフリーローンの場合は、使用用途を確認するという作業が加わります。本当にその使用用途通りに使うのか、そもそもその使用用途に対して融資をするのかどうかという判断も必要です。それらの作業が増えることもあって、フリーローンの審査は時間がかかってしまいます。
フリーローンの場合は審査を自社ではなく、保証会社に依頼しているということも、審査に時間がかかる理由のひとつです。保証会社に依頼する時間が必要ですので、どうしても即日融資をすることができません。
フリーローンで即日お金を借りる方法
フリーローンですぐにお金を借りるためには、即日融資可能な金融機関を探すことから始めます。ただし、それほど手間はかかりません。フリーローン商品を扱っているのはメガバンク、地方銀行、もしくは信用金庫です。
メガバンクはフリーローンの融資までに時間がかかりますので、すぐに融資を受けたい場合は除外します。そうなると探すのは地方銀行と信用金庫だけです。地方銀行と信用金庫は、地域密着型の金融機関ですので、自分の暮らしている地域で営業している地方銀行と信用金庫を探してください。
その金融機関がみつかれば、あとはホームページでフリーローン商品を確認するだけです。即日融資可能となっていれば、その金融機関を利用しましょう。ただし「可能」となっているからといって、すぐにお金を借りられるとは限りません。
その金融機関に口座が必要であったり、信用金庫の場合は会員になったりする必要があります。さらに借入希望額が高額な場合は、審査が厳しいものになりますので、どうしても審査に時間がかかってしまいます。
基本的には即日融資してもらえるのは、30万~50万円程度の融資だと考えてください。100万円単位のお金を借りるときは、それなりの審査期間が必要だということを覚えておきましょう。
フリーローンの申込みから審査、お金を借りるまでの流れ
それでは実際にフリーローンを利用するときの、申し込みから融資開始までの流れについて紹介します。
- インターネット、FAX、電話、窓口などで申し込み
- 金融機関による仮審査
- 仮審査結果の連絡
- 本審査・本契約
- 融資開始
金融機関によって多少の違いはありますが、大きな流れはほぼ同じようになります。まずは金融機関の指定する方法で申し込みを行います。最も早く受付処理をしてもらえるのはインターネットによる申し込みです。
申し込みを行うと、その申請内容に対して保証会社が審査を行います。その審査結果は最短即日で利用者に伝えられます。借入金額によってはここで数日かかることもあります。
仮審査を通過すると、そこから本審査・本契約に向けての手続きを行います。WEB完結の場合は、仮審査がそのまま本審査になることがあります。本審査・本契約のための書類の提出は、来店が必要なケースと、郵送またはFAXで対応してくれるケースなど金融機関によって変わります。
本審査の内容に問題がなければ、本契約となりその後、指定口座への融資が開始されます。利用する金融機関に口座を作らなくてはいけない場合、そこでまた口座を作るための時間がかかりますので、急ぎの場合はすでに口座を持っている金融機関のフリーローンがおすすめです。
フリーローンは借りるまでに何日くらいかかる?
フリーローンの申し込みから、融資開始までの流れを説明しましたが、少し面倒で時間がかかりそうな気がしますよね。それでは実際に、どれくらいの日数で融資を受けることができるのでしょう?金融機関ごとの融資開始までの日数を見てみましょう。
ちばぎん:最短即日融資
京葉銀行:最短即日融資
横浜銀行:最短3営業日(審査は最短即日)
静岡銀行:10~2週間(審査は最短3日、通常5営業日)
三菱UFJ銀行:契約書類確認後、最短4営業日(審査は最短即日)
金融機関によって、申し込みから融資開始までの期間がまったく違うことがわかります。基本的にはWEB完結で利用することのできる金融機関ほど、短期間での融資を受けることができます。メガバンクなどは、紙媒体での書類を郵送する必要があり、どうしても時間がかかります。
また、審査もしくは仮審査そのものは多くの金融機関で最短即日としているのですが、これも融資額によって変わります。数十万円程度の融資であればコンピューターによる自動審査で融資を受けることができるため、早ければ1時間程度で審査結果がわかります。
反対に、借入金額が数百万円という大きなものになれば、自動審査だけでなく人による判断も含まれますので、最短即日融資となっている金融機関でも融資までに時間がかかります。
フリーローンの審査になるべく早く通る方法
すぐに融資を受けることができる金融機関もありますが、そのほとんどが地方銀行ですので、自分の暮らしている地域にある銀行は即日融資に対応していないこともあります。そのような場合に、どのようにすればスピーディーに融資をしてもらえるかについて説明します。
・ 収入証明書類不要の商品を選ぶ
・ 来店不要の商品を選ぶ
・ WEB完結が可能な商品を選ぶ
・ 借入金額をできるだけ減らす
できるだけ早くにお金を借りるには、申し込みから融資までにかかる手間を、いかにして省いていくかがポイントになります。
フリーローン商品は収入証明書類が必要なものが多いのですが、収入証明書類の提出があるということは、それだけ審査項目が増えることになります。300万円以下は収入証明書類不要というような商品もありますので、それらを利用しましょう。
来店不要、WEB完結というのも申し込みから融資開始までの、時間のロスを減らすことができます。多くの金融機関で本契約のための来店が必要なのですが、これだけで融資開始まで1日遅くなります。すべての手続をWEBで出来るフリーローンを選びましょう。
そして最後は、借入金額をできるだけ少なくすることです。お金を借りるときは余裕を持って借りたいものですが、融資希望額が大きければ大きいほど審査に時間がかかります。すぐにお金を借りるには融資希望額を出来る限り削るようにしましょう。
審査に落ちる原因と対策
即日融資のフリーローン商品にももちろん審査があります。それでは審査落ちしてしまう原因はどこにあるのでしょう?よくある審査落ちの原因とその対策について説明します。
申込書類の記載ミス
WEB完結のフリーローンの場合は、窓口でのやりとりがありません。このため、申込書類の記載ミスによって審査落ちするということがあります。例えば勤務先の電話番号を間違えた場合、在籍確認の電話ができず審査落ちします。他社借入額が一桁間違っていると虚偽の申告と判断されることもあります。
窓口でのやりとりがあれば、一つひとつ確認してもらえますがWEB完結の場合は、審査落ちもスピーディーに行われます。申込内容にミスのないように何度も確認をしてから審査を受けるようにしましょう。
借入金額が多すぎる
フリーローンは最大数百万円といった大きな金額まで借り入れができます。ただし、誰でもその金額を借りられるわけではありません。一般的には年収の1/3までしか融資を受けることができませんので、それ以上の金額で申し込むと審査落ちする可能性が高くなります。
フリーローンの審査に落ちてしまったときは、借入金額が大きすぎないか確認してみましょう。もし年収の1/3を超える金額で申し込んでいたときは、金額を見直したうえで、他の金融機関の審査を受けてみましょう。
即日お金を借りる方法
フリーローンでも、金融機関によっては即日融資を受けることができます。ただし、暮らしている地域にそれに対応した金融機関がない場合は、どうすればいいのでしょう?フリーローン以外の方法ですぐにお金を手にする方法について紹介します。
クレジットカードのキャッシング
クレジットカードにキャッシング枠を設定している場合は、そのキャッシング枠を利用してお金を借りることができます。金利は高めですが、審査もなく借りることができますので、すぐにでもお金を手にすることができます。
ただし、利用限度枠の範囲内でしか融資を受けることができませんので、高額な借り入れには向いていませんので注意してください。またキャッシング枠のないクレジットカードでは、もちろんキャッシングすることはできません。
カードローンを利用する
カードローンの中でも、消費者金融の商品の多くが即日融資をしてもらえます。こちらも借入金額によっては審査に時間がかかってしまいますが、フリーローンよりは借りやすいため、審査が不安という人にもおすすめです。
消費者金融のカードローンも、フリーローンと比べると金利は高めです。借り入れはどうしても必要な金額に抑えて、返済総額が膨れ上がらないように注意してください。
来店不要のフリーローンはあるのか?
フリーローン商品の場合は、ほとんどの金融機関で契約時に来店を求められます。そうなると仕事が忙しい会社員などは、審査に通ってもなかなか契約できないということもあります。そのような場合は、来店不要の商品を選びたいところです。
来店が必要になるか不要なのかは金融機関によって異なりますので、各フリーローン商品の「利用の流れ」を確認するようにしましょう。来店が必要な商品には必ずそのような記載がありますので、確認しておきましょう。
フリーローン商品を利用するときに、来店不要になるケースは大きく分けて2つのタイプがあります。
・ 契約書類を郵送で処理する
・ WEBですべて完結する
前者は大手の金融機関に多いタイプで、後者は地方銀行や信金などに多いタイプです。WEB完結できるタイプは融資までの時間も短くとても便利なのですが、その金融機関の口座を持っていなければいけないことが多く、口座がない場合は即日融資できないこともあります。
契約書類を郵送で処理する場合は、書類が自宅に届くまでと、送り返してから金融機関に届くまでの間に時間がかかるため、どうしても融資までに時間がかかる傾向にあります。このため、急いで融資を受けたいという場合には、あまりおすすめできません。
そもそもフリーローンとカードローンの違いって何?
「即日でお金を借りる方法」でも紹介しましたが、フリーローン以外にもカードローンと呼ばれるローン商品があります。両者の違いがいまいちわからないという人のために、どこが違うのかについて簡単に説明します。
フリーローンは使用目的が決まっている用途に使う
カードローンは事業資金でなければ、借りたお金を何に使ってもかまいません。ところがフリーローンの場合は、何のために使うかを伝えた上で審査を受け、その内容通りに使用しなくてはいけません。結婚資金として借りたお金をPCの購入に充てることはできません。
フリーローンは追加融資を受けられない
フリーローンは一度借りたら、あとは返済していくだけです。カードローンは利用限度額の範囲内で何度も借りることができるのに対して、フリーローンは追加融資を受けられません。このため、借金の管理は簡単ですが、使い勝手は良くないという特徴があります。
カードローンよりもフリーローンのほうが低金利
一般的にはカードローンよりも、フリーローンのほうが金利は低くなります。金利が低いほど審査が厳しくなるのが金融商品の基本ですから、もちろんカードローンよりもフリーローンのほうが厳しい審査を受けることになります。
即日融資を受けられるフリーローンを利用するときの注意点
即日融資を受けるためには、できるだけ借入金額を少なくする必要があると説明しましたが、ここで注意したいのが利用するときの金利です。固定金利の場合は、金利を気にする必要はありませんが、即日融資できる金融機関の場合は、金利が年4.3~14.8%のような表記になっていることがほとんどです。
年4.3%なら低金利だからいいじゃないかと思うかもしれませんが、数十万円の融資の場合は、まず間違いなく最大金利での融資です。上記の例ですと14.8%という高い金利です。審査を受けてみないと金利はわかりませんが、即日融資できる額は低金利ではないということを頭に入れておきましょう。
また、繰り上げ返済や一括返済を行うときには、高額な手数料が発生することもあります。ボーナスなどを利用してコツコツ繰り上げ返済をするつもりだった人は、この繰り上げ返済がいくらになっているのかを確認しておきましょう。繰り上げ返済をしたほうが返済総額が増えるということもあるので注意しましょう。
フリーローンは金利の低さが魅力の金融商品です。ただし、使い方によっては低金利にならずにそれほど魅力のある商品ではなくなってしまうことがあります。特に即日融資を受けたい場合は、本当にフリーローンでなくてはいけないのか、しっかり考えた上で利用しましょう。