バンクイックのおまとめローンの特徴は?
バンクイックは三菱UFJ銀行が展開するカードローンです。利用限度額は最大500万円まで。バンクイックは事業資金以外であれば様々な用途に使用できることが特徴で、他社からの借り換え、一本化等のおまとめローンにも使用できます。
年齢が20歳から65歳未満の方で、安定した収入があり、国内に在住している方が申込みできます。外国人の方は永住許可を受けている方のみ対象になります。収入のある学生の方や、配偶者に収入がある主婦(主夫)の方も申込み可能です。
「おまとめローン」専用の商品ではない
金融機関によっては、借り換えや一本化に特化した商品を用意している場合があります。おまとめ専用商品では金融機関が他の会社に契約者名義で完済を行うケースが多いですが、バンクイックはそうではありません。融資を受けた後は自分で他の金融機関に返済を行う必要があります。
利用限度額によって金利が決まっている
バンクイックの金利は利用限度額によって金利が決定します。例えば限度額が10万円以上100万以下の場合は年12.6%~14.6%、400万円~500万円の場合は年1.8%~年6.1%と設定されています。契約後の取引内容によって金利は変動しますが、契約前に金利の比較がしやすいことが特長です。
多彩な返済方法
バンクイックの返済方法はATMからの入金・自動引き落とし・指定口座への振込の3通りから選ぶことができます。ATMは全国各地の三菱UFJ銀行のATMだけでなくコンビニのATMも利用可能。いつ何回利用しても手数料はかかりません。
バンクイックのおまとめローンはこんな人にオススメ!
以下に当てはまる方はぜひバンクイックでのおまとめを検討してみましょう。
できるだけ安い金利で利用したい方
消費者金融の利率は18.0%前後を上限に設定されていることが多いです。過去にその会社と取引があったり、融資金額が大きかったりする場合を除き、上限の金利での契約になることがほとんどです。
バンクイックの利率は年1.8%~14.6%と消費者金融に比べるとお得な金利で利用が可能です。さらに利用限度額によって利率が変動するため、大きな金額を借入すればその分金利も低くなります。契約金額が大きくなりがちなおまとめローンにはぴったりです。
スピーディに申込がしたい方
融資までの時間は金融機関によって様々ですが、銀行の場合は数日~1週間以上かかることもあります。銀行の窓口に来店しなくてはいけないケースもあり、忙しい方はなかなか契約ができません。
バンクイックは全国各地に設置されている「テレビ窓口」へ来店すれば最短40分で融資が受けられます。平日は19時まで、土日祝日も営業していますので忙しい方やお急ぎの方も安心。三菱UFJ銀行を利用中ならインターネットからの申込で融資も可能。最短でその日のうちに振込での融資を受けることもできます。
自分のペースで返済がしたい方
金融機関によっては返済金額や期日が約定で決められていたり、返済方法が一つしかなかったりすることも珍しくありません。バンクイックは期日を好きな日に定めることができ、毎月好きな金額(最低返済額以上の金額)を返済できます。
自宅や勤務先に郵便物が届くと困る方
一般的に消費者金融や銀行からの郵便物は、ローン関連であることが分からないような封筒で届きます。しかし自宅や勤務先に郵便が届くのは困る、という方も少なくはありません。バンクイックの申込方法の一つ「テレビ窓口」を利用して契約を行うとその場でカードを受け取ることができます。郵送で書類が送付されることがないので安心して契約が行えます。
実際にバンクイックを利用するには?
バンクイックを利用したい場合にはどうすればよいのでしょうか。申込の際に準備するものや手順を紹介します。
必要なもの
申込の際は本人確認書類が必要となります。以下のいずれか一点を用意しましょう。全て住所の記載があるものに限ります。学生の方は以下に加えて学生証も必要になります。
・運転免許証
・健康保険証
・パスポート
・個人番号カード
200万円を超える融資を希望の場合は所得を確認できる書類も必要になります。以下のいずれかを準備してください。
・源泉徴収票
・納税証明書その1・その2(個人事業者)
・確定申告第1表・第2表
・住民税決定通知書
申込方法
三菱UFJの口座を持っている場合、webで手続きを完結させることができます。口座を持っていない方でもwebなら最短で30分で審査の結果が分かります。融資決定後は郵送かFAX、もしくはテレビ窓口で手続きしてカードを受け取ります。
◇すぐ融資を受けたいならテレビ窓口
急いでいる場合は直接テレビ窓口へ来店をする方法もあります。テレビ窓口は三菱UFJ銀行の普通口座の開設窓口も兼ねているため、他の人からは借入目的と知られることもありません。テレビ窓口を利用すると最短40分で手続きが完了し、その日のうちから融資を受けられます。
◇相談をしたいならフリーダイヤル
相談をしながら手続きをしたい場合は電話で申込をする方法もあります。他社からの借り換えについて早く話したい方は電話を利用するとよいでしょう。平日は21時まで、土日祝日も受付をしています。
バンクイックの返済方法は?
バンクイックの期日は「35日ごと」と「毎月一回」のどちらか。毎月一回の場合は好きな日を選べます。メールアドレスを登録すると、期日が近くなった際にメールでお知らせが届きますのでおすすめです。
返済方法は以下の3通りから選ぶことができます。
自動支払い
三菱UFJの本人名義の口座を持っている場合、毎月自動引き落としにて返済が可能です。別途で手続きが必要になります。
振込での返済
インターネットバンキングを使用して振込で返済ができます。振込先は会員ページより確認できますので、その振込先へ所定の返済額以上の金額を振り込んでください。三菱UFJダイレクトを使用中なら手数料無料で振込ができます。
ATMでの返済
バンクイックカードは三菱UFJ銀行のATMはもちろんのこと、全国のコンビニATM(セブンイレブン・ローソン・ファミリーマート)でも使用できます。手数料は無料で、一部時間帯を除きいつでも返済が可能です。
バンクイックのおまとめローンの審査基準
銀行のローンは金利が低いため審査が厳しいというイメージがあるかもしれません。しかしバンクイックは消費者金融の大手であるアコム(株)が保証会社となっています。銀行は小口融資の実績が少なく、審査のシステムを消費者金融に頼っているのです。銀行本来の厳しい審査とは異なるため、銀行では借り入れが難しかった方でも審査が通る可能性があります。
明確な審査基準が定まっているわけではなく、年収や他社の借入状況など様々な要素が組み合わさって限度額が決定されます。ここでは審査の際に考慮される項目の一例を紹介します。
収入源
バンクイックのローンは年収によって借入限度額が決まる総量規制の対象ではありません。しかし収入は融資の際に重要視される項目の一つです。金額はもちろんのこと、収入が安定しているかどうかも審査のポイントとなります。パート・アルバイトや契約社員より、雇用される期間が長い正社員のほうが融資金額は大きくなりやすい傾向があります。
他社の借り入れ件数
バンクイックは用途自由のカードローンですので、おまとめローンにも使用できますが、借入している会社数が5件以上、もしくは金額が極端に大きい場合は融資を断られる可能性があります。
債務整理などを行っているかどうか
過去に個人再生や自己破産、任意整理などを行っている場合、個人信用情報機関にその旨が一定期間記録されますので、借り入れが一切できなくなります。また、他社の返済が長期間滞っている場合も同様です。
バンクイックの審査に通過する方法は
審査の際に考慮される年収や他社借り入れ金額などはすぐに変えることができません。審査に通過する可能性をアップさせるため心がけたいことの例を紹介します。
他社の返済を期日通りに行う
複数の会社の返済は労力がかかり大変ですが、一本化を検討している場合は返済を期日通りに行わなくてはいけません。なぜなら、長期間延滞をしたり何度も延滞を繰り返すと、個人信用情報機関に「延滞」という事故情報が記録され、しばらくの間は借り入れができなくなるためです。
「延滞」が個人信用情報機関に載る基準は金融機関によって異なり、一般的には60日以上延滞、もしくは2回以上の延滞で記録することが多いです。はっきりとした定義は決まっていませんので、期日通りに返済を行うことが一番確実であるといえます。
他社借入金額などは事実を申告する
申込の際に他社で借り入れしていることを隠せば大きい金額を借りられるのでないか、と思う方もいると思います。しかし実際他社での契約状況は個人信用情報機関を通して把握することが可能です。ローン契約は信用問題です、虚偽の内容を申告すると融資を受けられないこともあります。
複数の会社から借り入れをしていたとしても、一本化がしたいと伝えれば融資金額が変化するかもしれません。申込をする場合はおまとめローンが目的だと伝え、事実を申告するようにしましょう。
審査に通らない理由と対策
審査に通らない理由ははっきりと教えてもらうことができません。ここでは審査に通らない原因として考えられることの例と対策を紹介します。
個人信用情報機関に事故情報がある
融資を行う金融機関のほとんどは「個人信用情報機関」に加入しており、契約に関する情報を共有しています。自己破産や任意整理、長期延滞などのトラブルは「事故情報」と呼ばれ、これがあると融資を一切受けられなくなります。事故情報は一生残るわけではなく、一定期間後に消える決まりとなっています。
バンクイックのローンで審査を行うアコムは全国銀行個人信用情報センター(KSC)、日本信用情報機構(JICC)、(株)CICに加入しています。いずれの機関でも事故情報は5年を超えない期間で記録されますので、事故情報がある場合は消えるまで待つ必要があります。なお、自分の個人情報がどうなっているかは各機関に申込をすれば確認をすることができます。
短期間に多くの会社に申込みをしている
金融機関は審査を行う際、必ず加入している個人信用情報機関を参照します。このとき「融資を申し込んだ」ということが一定期間記録され、回数が残されます。短期間に複数の会社に申込をすればその回数が分かりますので、すでに融資を受ける予定なのではと思われる可能性もあります。
この事は「申込ブラック」とも呼ばれていて、一か月に4社以上の申込があると多重申込とみなされて融資を断られます。この情報は最長で半年ほど情報機関に記録されますので、万が一申込ブラックになった場合は半年以上経過後に申込をしましょう。
メリットとデメリット
申込をする前に、バンクイックをおまとめに使うメリットだけでなく、そのデメリットも確認しておくとよいでしょう。
メリット
バンクイックは銀行のカードローン商品ですので、消費者金融よりも金利が低めに設定されていることが魅力です。消費者金融のアコムが保証会社となっているため、銀行のローンほど審査は厳しくない事がメリットです。
また、おまとめローン専用の商品の場合、他社への返済金額分しか融資を受けることができず、他社を完済した後は追加で融資ができないケースもあります。しかしバンクイックのカードローンは一本化専用のローンではないため、そのようなことはありません。審査で得ることができた融資枠は好きなように使うことが可能ですので、急な入用に備えることもできます。
デメリット
融資枠を自由に使えるということはメリットですが、場合によってはデメリットにもなります。なぜならおまとめローンで返済の負担を軽減しようとしたはずが、借入を増やしてしまって逆に負担が増えてしまうというケースもあるためです。
総量規制はバンクイックに関係がある?
「総量規制」とは個人の借入過多を防ぐために定められた制度のことです。債務の合計が年収の3分の1を超えてはいけないという決まりで、2010年の貸金業法の改正で導入されました。
この総量規制の対象となるのは消費者金融会社からの借入です。銀行のローンや、消費者に有利であるローン(おまとめローン、借換ローンなど)は対象外となります。バンクイックは三菱UFJのカードローン商品ですので、総量規制の対象にはなりません。
まとめ
おまとめローンを検討する際にまず気をつけたいことは金利です。現在借りているローンより高い金利を選んでしまうと、その分払わなくてはいけない利息が増え、返済の負担が増えてしまいます。現在契約しているローンの金利を再確認し、それよりも低い金利の商品を選ぶようにしてください。
しかし金利が低ければ低いほどよい訳ではありません。金利が低くなると、その分審査も厳しくなる傾向があります。お得に借りたいがために様々な金融機関に申込みを繰り返すと、前述の「申込ブラック」となり、しばらくの間新規申込みができなくなります。そのようなことを避けるためには、金利が低く且つ消費者金融会社が保証を行っている商品を選ぶとよいでしょう。
以上のことを踏まえると、バンクイックのカードローンはおまとめローンに非常に向いている商品であるといえます。複数の借入がある方はぜひ検討をしてみましょう。