群馬銀行のおまとめローンの特徴解説
群馬県を拠点とする 地方銀行【群馬銀行(ぐんぎん)】のおまとめローンを徹底分析!複数の金融業者から借り入れしてしまった多重債務からの抜け道には“借り換えの一本化”が最適手段です。それには『おまとめローン』がおすすめ。
群馬銀行でおまとめ利用には、2つのフリーローン「おまとめ太郎」、「ぐんぎんネットDEローン」や、カードローン「ナイスサポートカード」などがあります。中でもネットで申し込みから融資までが完結する「フリーローン・ぐんぎんネットDEローン」の詳細について解説しましょう。
「フリーローン・ぐんぎんネットDEローン」のスペック
【商品名】「フリーローン・ぐんぎんネットDEローン」
【利用用途】基本的に自由なので借り換え利用もOK
【借り入れ限度額】10万円以上700万円以内(1万円単位)
【金利率】年4.9%~14.8%
【金利の変動】固定金利
【借入可能期間】6か月以上7年以内(1か月単位)
【審査回答までの時間】申し込みの翌銀行営業日
【融資までの時間】申し込みから最短で2営業日後
【来店の要不要】不要
自宅にいながらネットで申し込みから融資までが完結し、書類などの郵送や来店も不要なのでお手軽に契約まで進めることができます。電話連絡さえ注意すれば家族などにバレたくない方にもおすすめです。限度額が700万円なのも借り換えには十分なスペックです。また、群馬銀行でもおまとめの借り換え利用を推薦していますので利用しやすいローンと言えるでしょう。
金利について
金利は年率計算で4.9%、6.5%、9.8%、12.5%、14.8%のうちいずれかが審査によって決められます。固定金利なのも安心です。ちなみに「フリーローン・おまとめ太郎」ですと年4.6%~14.5%と若干低めの設定になっていますが、借り入れ限度額が300万円までとなっています。一本化したい借金の総額が300万円以下の方はそちらも検討候補のひとつにしましょう。
群馬銀行のおまとめローンの利用方法
「フリーローン・ぐんぎんネットDEローン」申込み手順
申し込み方法はネットからのみです。仮審査結果の連絡は申し込みの翌銀行営業日にEメールで送信されます。申し込み内容によっては審査に時間がかかることもありますので、急ぎの方は午前中の申し込みをおすすめします。
「フリーローン・ぐんぎんネットDEローン」は、群馬銀行の口座を所有していることが条件となりますので、本人確認書類を含めて提出する書類はありません。契約書類の記入なども一切不要です。ただ、借り入れ希望額が300万円を超える場合は、所得証明書などの提出が必要です。
申込書の内容に不都合が生じた場合の“任意の電話確認”と、本審査にからむ“原則とされる電話確認”が、群馬銀行もしくは保証会社「ジェーシービー」によって行われます(自宅か勤務先)。審査に通過したら、予め依頼した融資希望日に指定口座に入金されます。
返済方法
返済方法は、元利均等毎月返済と言って、元本と利息額を毎月一定にする返済する方法です。6か月ごとにボーナスに対応した“均等増額返済”も併用すれば早期返済も可能です(融資金額の50%まで)。
最後にまとめて“全額繰り上げ返済”も可能ですが融資期間の残りが1年以上あるケースですと手数料5,400円が別途かかるので注意しましょう。ですが、手数料よりも利息の減額方が大きいので早期返済した方がお得なことに違いありません。
群馬銀行のおまとめローン審査基準
「フリーローン・おまとめ太郎」申込み対象者
申し込み対象者は以下の通りです。
・契約時の年齢が満20歳以上。返済終了時に満70歳未満である方
・群馬銀行の営業管轄エリア内に在住在勤の方
・安定した継続収入がある方
・(株)ジェーシービーの保証が受けられる方
・群馬銀行の普通預金口座のキャッシュカードを持っている方
・群馬銀行の融資基準を満たす方
安定した継続収入の確認ができれば、自営業・パート・アルバイトの方でも申し込み可能です。しかし、地方銀行の特徴のひとつでもありますが、群馬県を中心とする営業管轄エリアの在住在勤の方しか申込みできないのが最大のネックです。また、融資基準を満たす方という条件は若干あやふやな部分ですが、お金を貸しても問題なく返済してくれる人物かどうかの判断が基本となります。
保証会社「ジェーシービー」の審査
「フリーローン・ぐんぎんネットDEローン」と契約するには、JCBカードでおなじみの“(株)ジェーシービー”の審査が必要となります。「フリーローン・ぐんぎんネットDEローン」の契約には、担保や連帯保証人が一切不要ですが、ジェーシービーが保証の代行をしてくれるからです。そのため審査が厳しくなるわけです。
また、返済遅延が生じた場合は、ジェーシービーが代わって群馬銀行に返済の残額をすべて一括で立て替えます。これを代位弁済と言います。ただし、代位弁済によって支払い義務がなくなるわけではありません。その後は、ジェーシービーに支払い義務が生じます。負担額が増えることや信頼をなくしてしまうを考えれば、返済に穴を空けることだけは避けましょう。
当然、返済が遅れたり万が一返せなくなったりした時には事故情報として記録され、ブラックリストに入れられてしまいます。
群馬銀行のおまとめローンの審査に通過する方法
シミュレーション確認
申し込みする前に、月々の返済額や借り入れ限度額などがわかるシミュレーションを利用して、自分に適している返済プランを確認しましょう。これをしておくかどうかで、ローンの申し込みをするべきかどうかを事前にふるいにかけることができます。この時点で自分にそぐわないローンと判断すれば他のローンにシフトするのが賢明です。問題が無ければ“インターネット仮審査”へと進みましょう。
限度額に柔軟な審査対応
審査に通過するには、借り入れ希望限度額が妥当かという判断基準で審査の可否を決定してしまう金融機関もあります。そんな中、群馬銀行では、もし借り入れ希望限度額で審査通過の判断がされなくても、減額すれば融資可能というアドバイスを含めるワンクッションおいた柔軟性を持っています。
「ジェーシービー」の審査に通過する方法
JCBカードの利用がある方で過去に何も問題がない方でしたら、審査通過に有利になる傾向にあります。もちろん、審査時間も短縮されるので結果連絡も早くなります。
ちなみに、「フリーローン・おまとめ太郎」の保証会社、つまり審査する会社はクレディーセゾンです。もし、クレディーセゾンのカード利用がある方で過去に問題が無ければ、審査に有利になのでおすすめです。
今使っているカードがJCBカードなら「フリーローン・ぐんぎんネットDEローン」、セゾンカードなら「フリーローン・おまとめ太郎」に申し込むといった選択肢も考慮に入れましょう。
群馬銀行のおまとめローンの審査に通らない理由と対策
申し込み内容の相違に注意!
申し込みの際に記入した内容と事実に相違が確認された場合、審査に通らない理由になることが考えられます。審査に落ちた理由を実際に説明されることはありませんが、一番の審査否決の理由が“申込み内容の不備”とされています。とくに“借り入れ件数”の申し出が実際と違っていた場合には、その場で審査が終了となってしまうので、とても注意しなくてはいけない項目です。
借り入れ件数
借り入れ件数に関してもうひとつ気を付けておきたい事があります。これをするかしないかで審査通過に大きく変わってくるので、事前対策として是非やっておくべき方法です。
一般的に銀行のおまとめローンでは、借り入れ件数が5社以上に及ぶと審査にほとんど通過しません。最低でも4社、できれば2社か3社にしておきたい所です。そうすれば、少なくとも借り入れ件数が原因で審査に通過できなかったということは未然に防げます。ではどう対策したらいいでしょう。
まず、比較的審査に甘いとされる消費者金融からある程度まとまった金額を融資してもらいましょう。短期間の応急処置ですので金利が高くても大丈夫です。目的は1社でも少なくまとめること。これによって何倍も審査通過に有利となりますので絶対やっておきたい対策です。
群馬銀行のおまとめローン、メリットとデメリット
「フリーローン・ぐんぎんネットDEローン」のメリット
「フリーローン・ぐんぎんネットDEローン」のメリットを箇条書きで整理してみましょう。
・東証1部に上場している安定企業
・ネットで申込みから融資までが完結してしまうので来店不要
・自営・パート・アルバイトの方でも申込み可能
・提出書類が一切不要
・金利が低い設定
・携帯やPHSからも問い合わせ可能なフリーダイヤルに対応(受付時間9:00~20:00)
以上が「フリーローン・ぐんぎんネットDEローン」の主なメリットです。中でも、提出書類が一切不要ということは手間いらずで大変助かります。一般的におまとめ利用では、使用用途の“見積書”や、多重債務先への振込みしたことを証明する“領収証”などの提出が求められることが少なくありませんが群馬銀行では一切不要です。契約書類の記入も不要ですので、書類作成などが苦手な方にとっては大きなメリットです
「フリーローン・ぐんぎんネットDEローン」のデメリット
「フリーローン・ぐんぎんネットDEローン」のデメリットは以下の通りです。
・群馬銀行の普通預金口座のキャッシュカードを持っていないと申込みできない
・群馬銀行の営業管轄エリアに在住在勤の方しか申込みできない
・“全額繰り上げ返済”の際に、繰り上げ返済手数料5,400円が発生する
以上が「フリーローン・おまとめ太郎」の主なデメリットです。
群馬銀行のおまとめローンの口コミやレビュー
群馬銀行全般的なことや「フリーローン・ぐんぎんネットDEローン」の口コミなどをまとめてみました。
・「ぐんぎんネットDEローン」は申し込み手続きから融資に至るまでがウェブで完結できるので利便性が高い。
・「ぐんぎんネットDEローン」は、個人向けの無担保フリーローンなので保証人も不要でありがたいローン。
・銀行でも来店不要で申込みができる「ぐんぎんネットDEローン」、時代の流れとともにサービスも変わっていく。
・地方銀行としては貴重な一部上場している群馬銀行なら何かと安心してサポートしてもらえそう。
・借り入れ可能額は少ないけど、アルバイトでも借りることができたのですごく助かりました。
・「ぐんぎんネットDEローン」に申し込む際に、契約書類の作成や提出書類が一切不要なので、大変重宝しました。
・ローンだけでなくクレジットカードの返済もまとめたかったのでフリーローン「おまとめ太郎」に決めました。
・群馬県付近に住んでいるか勤務先がある人しか申し込めないのが最大のデメリット。
以上が主な口コミです。
おまとめローンを選ぶ際のポイント
テレビCMに惑わされてはいけない
たくさんの金融機関がある中、有名な芸能人のテレビCMを見るとついつい気持ちが向いてしまいます。テレビで大きく宣伝している会社なら大丈夫と思っていませんか?宣伝が地味な金融機関でも条件に見合うローンがあることを忘れてはいけません。
テレビCMでよく見かける金融機関がダメという訳ではありませんが、自分に見合ったローンをピックアップし、複数の選択肢の中から様々な条件を掘り下げて、慎重に申し込み先を比較しましょう。
そんな中、群馬銀行をはじめとする地元に根強く展開する地方銀行もそのひとつに加えたい選択肢です。なぜかと言うと、地元密着型ということもあってサービスの小回りがきくことや、大手の金融機関に劣らないスペックが充実している金融業者も少なくありません。群馬銀行が管轄エリア内でなければ、自分の住むもしくは勤務する管轄エリアに対応した地方銀行を検討してみるのもおすすめです。
フリーローンかカードローンか?
おまとめローン(おまとめ利用ができるローン)を選ぶ際に、フリーローンかカードローンかという選択肢がひとつにあります。フリーローンは金利が安いですが審査が厳しいことや融資までに時間がかかるのが特徴です。
また、カードローンは、金利が高いですが比較的審査が甘く、限度額の範囲内なら永久的に自由に借り入れや返済が可能です。融資限度がステップアップしていくタイプなので、最初から高額融資が望めません。
多重債務を一本化する場合、どちらが良いかは各金融機関の条件や自分のニーズによっても変わってきます。【審査の甘さ、借り入れしたい金額、融資までの時間、追加借り入れの有無、返済方法の柔軟性】などから、じっくりと見比べることが重要です。
総量規制と群馬銀行のおまとめローンの関係
総量規制とは、2010年に発足された貸金業者向けの法律です。「個人への貸し付けは年収の3分の1を越えてはいけない」という内容です。銀行は対象とはなりませんので、群馬銀行は総量規制とはなりません。つまり「フリーローン・ぐんぎんネットDEローン」は、年収の3分の1に関係なく申し込みすることが可能です。
また、消費者金融は貸金業者のひとつですので、総量規制の対象となってしまいますが、おまとめ専用ローンに限っては総量規制の対象外です。借り換えの一本化をしたい方には、“銀行のローン”もしくは“消費者金融のおまとめ専用ローン”なら借り換えに十分な金額を融資してもらえる可能性があります。
ただし、総量規制の対象外だからと言ってすべて良しという訳ではありません。借り入れ可能額は、金融機関による審査によって決められることとなります。総量規制の対象ではなくとも年収3分の1くらいを融資の基本ラインとする金融機関もあることは知っておきましょう。
例え年収が600万円あったとしましょう。総量規制の計算から言えば200万円を借り入れすることが可能ですが、年間返済額が多い場合は融資額がもっと減ってしまうこともあります。その反面、予想以上に借り入れすることができたというケースもあります。銀行側から見れば、無理なく完済までたどりつけるかということがお金を貸す基準となります。
群馬銀行のおまとめローンのまとめ
群馬銀行のおまとめローンについて解説しましたがいかがでしたか?おまとめローンに借り換えの一本化することは、多重債務から抜け出すための最適な方法としておすすめです。しかし、その前に確認しておいた方がいいことがあります。
「過払い金の返金請求」です。法律の改善によって払わなくてもいい利息額を支払ってしまった方も少なくありません。場合によっては数百万円の返金となることもあり、そのまま多重債務の返済にあて、完済できてしまったというケースもあるようです。
過払い金の確認が終わったら、借り入れを一本化することに注目しましょう。まずは、群馬銀行などの“銀行が提供するおまとめローンやおまとめ利用ができるローン”、そして銀行の審査に通過しなければ“消費者金融のおまとめ専用ローン”という選択の順番がいいでしょう。
群馬銀行は、管轄エリアというどうすることもできない大きなハードルがありますが、地方銀行を選ぶ際には群馬銀行と比較してみるのもいいでしょう。管轄エリアを含めた申し込み条件を満たしている方でしたら「フリーローン・ぐんぎんネットDEローン」は、取り組みやすい条件も多く、借金生活の改善ができるおすすめのローンです。