借金が家族にバレてしまう原因
「借金を家族や同居人にバレないようにしたい!」という方必見です。多重債務の借り換えには『おまとめローン』がおすすめです。おまとめ利用には、おまとめに特化した“おまとめ専用ローン”をはじめ、“カードローン”や“フリーローン”などが適していますが、どうしても家族には内緒にしたいという方も少なくないはずです。
どうしたら家族に内緒で融資までたどり着けるか、また、融資までたどり着いたとしてもその後の完済までにも注意しなくてはいけないポイントがあります。事前に知っておけばどんなおまとめローンを選べばいいか大きなヒントにもなりますので、あらゆる角度から探ってみましょう。
借金が家族にバレてしまう原因は大きく2つあります。「郵送物」と「電話確認」によるものです。申し込んだ金融業者から送られてくる書類などの「郵送物」を家族に見られバレてしまったというケースは、全体の9割をしめると言われています。郵送物が送られてくるタイミングは4つ考えられます。
【申し込み時】
・カードの郵送(カードを発行するローン)
・契約書の郵送(審査に通過した場合)
【契約後】
・利用明細の郵送
・返済が滞納した時に発行される案内や督促状の郵送
また、申し込んだ金融業者からの「電話確認」によってバレてしまうことも要注意です。金融機関からの電話確認を家族が受けてしまった時に発覚するものです。返済が始まってから完済するまでの注意も必要ですが、事前の心構えさえできていれば乗り越えることはさほど難しくはありません。
家族にバレないローン選び
郵送物や電話確認がないローン
家族にバレないためには、カード・契約書・利用明細の郵送物や電話確認がないローンを選ぶことが確実です。各金融機関のホームページで確認することも可能ですが、それでも注意が必要です。郵送物や電話確認があることが明記されていないからといって安心するのはまだ早いです。はっきりと“郵送物なし”や“電話確認なし”という言葉を確認することが重要です。
また、意外と勘違いされやすいのが、ネットですべてが完結するタイプをウリにしているローンです。この場合、ネットで完結するからと言って郵送物や電話確認がないことにはなりません。家族に内緒にしておくためには、申し込みしたい金融機関の電話窓口や問い合わせメールなどで事前確認しておけば安心でしょう。
郵送物や電話確認があるローン
郵送物や電話確認がある場合でも、最近では家族にバレないような手段へと進化しています。銀行ならローンとわからないように、通常普通預金口座などで利用する封筒で書類などを送付してくれます。電話の場合、消費者金融や銀行は名を名乗らず担当者個人名で電話をすることで、他者が受けても大丈夫な配慮をしています。ちなみに電話で金融機関名を名乗らないことは法律によって義務付けられています。
また、どうしても避けて通れないのが、“滞納した時の督促状”です。滞納してしまった場合に何もしないのがもっとも危険です。すぐに金融機関への連絡や相談するのが賢明です。
特に多重債務の方は、返済先がたくさんであると管理ミスによって滞納の可能性が高くなります。
家族に内緒で借りられるおまとめローン
家族にバレにくいことを配慮する金融機関も増えてきましたが、より安全なローンをいくつかご紹介します。
三井住友銀行
三井住友銀行は、無人契約機を設置しているので、その場でカード発行と受け取りが可能です。利用明細や申し込み書類も送付されることはありませんので、家族に内緒でお金が借りられます。
無人契約機ならほぼ毎日、朝9時から21時までの受付で即カード発行が可能なので急ぎの場合はとても便利です。審査時間も30分と消費者金融並の早さです。また三井住友銀行の普通預金口座がなくてもカードローンを発行できるのもポイントです。
プロミス
プロミスはSMBCグループの消費者金融です。プロミスはネットから申し込める“WEB完結タイプ”と“無人契約機”からの申し込みが可能で、いずれの方法でも即日融資が可能です。即日ということはもちろん郵送物のやり取りもありません。
プロミスは基本的に電話確認が必要ですが、申し込み完了後すぐに窓口に電話をし、電話での在籍確認についての相談をしましょう。状況次第では、給与明細などの画像をアップロードするだけで許可してくれるケースもあるようです。
SMBCモビット
SMBCグループの「SMBCモビット」。三井住友銀行や三菱UFJ銀行の口座を所有していれば、最短即日で口座への振込みが可能です。郵送物のやり取りも無く、WEB完結申込なら電話連絡もなしにできる利用しやすいローンです。
→SMBCモビットのおまとめローンの詳細
アコム
大手消費者金融の「アコム」。無人契約機“むじんくん”でおなじみです。その場でカードが発行される最短1時間融資に対応しており、郵送物が送られてくる心配がありません。電話連絡は基本的にありますが、他者にバレないような配慮を駆使しています。
家族に内緒でおまとめローンを組む方法
返済開始後の郵送物として「利用明細」には注意しなければなりません。
最近はインターネットバンキングなど、WEB上で完結してしまうものが増えたことに比例し、郵送物のない金融機関も多く見られます。
それに加え、無人契約機を導入する金融機関も増加しています。その場でカード発行や契約書のやり取りを行い、身分証などのアップロードによって電話確認や郵送を行わないローンも増える傾向にあります。これはコストセービングという意味でも今後ますます増加すると想定できます。
また、ローンを組むなら金利の安い“銀行のおまとめ専用ローン”がおすすめですが、多額融資ということもあり、審査が厳しいのがネックです。そのため、おまとめ専用ローンは郵送物が多いのが特徴で、自宅と会社への電話による在籍確認が行われることも多いです。
例えば、カードローンの職場への電話確認なら、他者が電話をとっても「○×はただいま席をはずしております」と応答があれば在籍確認OKとされますが、おまとめ専用ローンの場合は本人が電話に出ることを条件とする金融機関も少なくありません。
どうしても家族内緒でお金を借りたい方には“おまとめ利用ができる銀行のカードローン”がおすすめです。消費者金融のカードが財布の中に見つかれば家族が心配します。銀行のカードなら、家族に財布を見られてもバレる可能性が少ないでしょう。
おまとめローンの特徴とメリット
おまとめローンは、多重債務で返済が回らなくなってしまった方を助ける手段として優れています。複数の金融機関からの借り入れを1社に借り換えすることで3つのメリットがあります。
・月々の返済額を減らすことができる
・金利を下げて利息額を減らすことができる
・支払日と完済までのスケジュールを明確にすることができる
【月々の返済額を減らす】
おまとめローンの利用を考えている方の多くが、月々の返済に追われた生活から抜け出したいという理由によるものです。自分の収入から月にどのくらいを返済額に充てるのが最適かを見なおす大事な機会となります。
【金利を下げて利息額を減らす】
利息を減らすことができたら言うことありません。返済総額によっては数十万円の利息額が変わってくることも少なくないので、例え1%の金利が安くなったとしても大きな得になります。
【支払い計画を明確化】
月に何社もの返済管理をするのはとても大変です。万が一返済日までに振り込みが間に合わないと、遅延損害金の支払いが発生したり、個人信用情報機関(CIC)などの情報に登録されたりしてしまうリスクがあります。月に一度の支払日なら、支払い管理も簡単ですし、完済までの月々の返済額も明確です。
おまとめローンの審査基準
おまとめローンは審査に厳しいことは前述しましたが、もう少し掘り下げて解説しましょう。なぜ厳しいかと言えば、カードローンとは違いまとめての借り入れ金額が大きいこと、返済期間が長いことが理由です。金利が安い銀行は大きな魅力ですが、安ければ安いほど審査は厳しくなる傾向にあります。
審査に通過しやすくするにはどんなことに注意したらいいのでしょうか?まず、注目すべきは“借り入れ件数”です。意外と勘違いされやすいのが、借り入れ総額が重要視されると思っている方も多いようです。しかし、借り入れ総額よりも借り入れ件数(何社から借り入れしているか)の方が審査で重要視されます。
一般的に、既存の借り入れ先が5社以上ですと、おまとめローンの審査通過はかなり厳しくなります。最低でも3社くらいにまとめてから審査に申し込むのが賢明でしょう。応急処置として金利は高めでも審査に甘いとされる消費者金融にまとまった金額を融資してもらい、借り入れ件数を減らすことに努力しましょう。
また、過去に60日以上の返済延滞をしたことがある方は、金融事故という扱いとなり、ある期間の審査通過が不利となります。ちなみに延滞してしまったものを無事に返済できたとしても、延滞記録は“個人信用情報機関(CIC)”などに5年間残ってしまいます。
この期間にローンに申し込んでも審査に通過することができず、更に履歴に傷をつけてしまうという悪循環も生じます。自分の履歴状況がどうなっているのか心配な方は、個人信用情報機関(CIC)などで、訪問や郵送などによる確認をすることができます。何も問題なければ申込みへと進みましょう。
返済中で家族にバレないための注意点
利用方法を間違えると命取りに!
家族にバレてしまうポイントは、申し込みの時だけではありません。具体的に返済中に起こってしまうかもしれない注意点をプロミスとアコムの例で解説しましょう。
プロミスは、審査に通過していざ借り入れの際に注意しなくてはいけないことがあります。利用する提携ATMを間違わないことです。「プロミス・三井住友銀行・イオン銀行・セブン銀行」のATMからの借り入れなら問題ありませんが、その他の提携ATMから借り入れをしてしまうと「利用明細」が発行されてしまうケースがあるので注意が必要です。
アコムは、指定口座への振り込みや、返済方法を口座振替にしてしまうと、「利用明細」が郵送されてしまいます。これを防ぐためにはATMからの借り入れや返済をおすすめします。ATM利用に徹すれば家族に内緒で利用可能です。
滞納はまさしく致命的!
滞納をすると金融機関を問わず、郵送で「督促状」が送られます。その前に電話確認のワンクッションを置く金融機関もありますが定かではありません。今後、知らぬ間にシステムが変わっていくことも想定しておかなくてはいけません。家族にバレたくないなら、滞納だけはしないような返済計画がとても重要です
その他にも、ATMのやり取りで発行された利用明細を財布や洋服のポケットなどから見つからないよう処分したり、家族で同じパソコンを利用している場合に利用履歴を見られてしまわないような配慮も必要です。
職場にバレないための方法
職場にバレてしまうタイミングは、金融機関からの在籍確認の電話です。それを防止するには、申し込んだ金融業者に相談窓口などに電話をして、正直に会社にバレるのが心配なので電話しないでほしいという由を伝えることが得策です。
また、どうしても会社での本人確認が必要な金融業者の場合、在籍確認をする時間を指定できる金融業者も多いようです。金融業者にとっても返済してもらうための収入源でもある会社に傷をつけようとはしません。その辺は柔軟に対応してくれるはずです。
また、職場に限ってバレたくない方でしたら、郵送物の送付先を自宅で受け取るように念入りに確認しておいて間違えないでしょう。ポスト投函でなく、受け取りが必要な場合もあります。帰宅時間が配達時間外になってしまう方でしたら、郵便物の受け取りを最寄りの“郵便局留め”にしましょう。それなら、休日や時間外でも受け取りが可能です。
もうひとつの受け取り方法は、店舗が近くにあるなら自分から足を運んで郵送物を受け取る方法もあります。この場合、行き違いにならないよう事前確認するのがいいでしょう。もっとも効率の良い方法で、万全な準備をしておくに越したことはありません。
家族や職場に内緒で審査に通るコツ
誰にもバレずに審査完了までにたどり着くには、日ごろの返済にも注意が必要です。クレジットカードを利用されている方も多いかと思いますが、引き落としが間に合わなければ、「まずい!」と思い急いで対策をすることと思います。そんな中、もうひとつ返済遅延に敏感に対応しなくてはいけないことがあります。
それは、携帯電話やスマホなどの支払いです。携帯電話やスマホの本体の料金は、機能性が充実するのと同時に高額品となりました。そこで、月々の利用料に分割で上乗せされる支払い方法が主流となりました。
月々の使用料ということで、公共料金と同じに考える方も少なくないようですが、携帯やスマホ本体の支払いもローンのひとつです。もし、携帯料金の遅延が発生した場合、「携帯ブラック」と見なされてしまいます。
すると、審査に通過しにくくなるといった意外な盲点となります。これによって審査に申し込んでは落ちれば、また他の金融機関に申し込みしなくてはいけません。申し込みの回数が多くなればなるほど、家族や会社にバレてしまう機会も多くなってしまいます。対策方法は、“月々の携帯の支払いはクレジット同様に優先順位にする”という認識を強めることです。
家族に内緒でおまとめローンを組もう!
数年前までは、金融機関からお金を借りることは世間からの白い目がありました。いわゆる“サラ金”というイメージも世間にはびこっていましたが、総量規制などの法律改善をきっかけに、イメージも向上しました。現在では国民のおよそ10%前後の方が消費者金融を利用し、生活の一部化していると言っても過言ではありません。
それに便乗して、多重債務の借り換え一本化に対応するおまとめローンの需要も増えています。ですが、世間はどうあれ借金で家族に心配をかけたくないのは、人としてあたりまえの優しさです。そのために家族にバレないおまとめローンを選び、完済を目指している方も少なくありません。
家族にバレないためには、金融機関からの郵便物や電話確認が大きなポイントですが、もっとも注意しなくてはいけないのが、返済遅延による“予告なしの電話と督促状の送付”です。そうならないためには遅延しやすい環境から一刻も離脱することが重要です。
各金融機関でも、多重債務者の増加に対応するために様々な配慮に駆使しています。そういった中、事前確認と誠意ある対応さえ心がければ、決して敷居の高いローンではありません。家族にバレたくない方ほど、おまとめ利用できるローンに借り換え一本化することがおすすめです。