SMBCモビットのおまとめローンの特徴解説
複数の金融業者から借り入れしてしまって返済が困難となっている方必見です!そんな多重債務生活から開放されるには、借り入れをひとつにまとめて借金の一本化ができる『おまとめローン』がおすすめです。
そんな中、この記事ではSMBCグループのSMBCモビットのおまとめローンの詳細について徹底分析しました。SMBCモビットでは、特におまとめ利用に特化したローンはありません。しかし、おまとめに使うことができるローンが、「SMBCモビットカードローン」です。では、早速スペックを確認しましょう。
SMBCモビットカードローンのスペック
【商品名】SMBCモビットカードローン
【利用用途】生活費をはじめとする多目的利用・借金のおまとめ目的や借り換え目的でも利用可能
【最高借り入れ限度額】1~800万円
【実質年率】3.0%~18.0%
【審査回答までの時間】最短15分(但し、申し込みの曜日や時間帯によっては翌日扱いの可能性がある)
【融資までの時間】最短即日
【来店の要不要】不要
会員数57万人(※2022年3月現在)の需要があるSMBCモビットカードローンは、手軽さが特徴です。Web(パソコンやスマートフォンなど)で申込みから融資までが全て完結、14:50までの手続き完了で、即日融資も可能というスピーディーさが大きな強みです。
全国の銀行やコンビニのATMで利用可能な使いやすさも魅力的です。カードローンなので、おまとめに特化したローンよりも便利に使えることも特徴のひとつですが、低金利や限度額(総量規制の問題)にも注目しなくてはいけません。
SMBCモビットおまとめローンはどんな人におすすめ?
返済総額が限度額に見合う方
SMBCモビットカードローンは、残念ながら“総量規制”という法律の対象となってしまいます。総量規制とは、年収の3分の1以上の金銭を個人に貸し付けしてはいけないと、2010年、貸金業者向けに発足された規制です。
そうなると、年収300万円の方でしたら100万円以上の借り入れが出来ないということになります。年収600万円以上の方でしたら200万円以上の借り入れが出来ないということになります。
おまとめローンに移行する方の借り入れ相場は200万円~300万円とも言われていますが、高額借り入れを希望される方には不向きなカードローンと言えるでしょう。総量規制の範囲内でしか借金が無く、借り入れ可能限度額で多重債務の返済がまかなえる方におすすめです。
即日融資
SMBCモビットカードローンは、即日融資希望の方におすすめです。詳しくは利用方法の項で後述します。
家族に内緒にしたい方
SMBCモビットカードローンは、ネットからの申込み「web完結型」や、各所に設置されている「ローン申込機」なら、申込みから融資までの一連が、書類の郵送なく携帯電話の連絡確認で完結できるので、家族に内緒でお金を借りたい方にもおすすめです。
家族に借金が発覚してしまう主な理由は、自宅への郵送物や自宅の電話確認を家族が受けてしまったというものが大半です。SMBCモビットのカードローンならそんな心配はないので、念には念をという方におすすめです。
SMBCモビットのおまとめローンの利用方法
申込み方法は、パソコン・スマートフォン・ケータイ・電話・郵便・ローン申込機などの方法があります。中でも、「web完結型」「ローン申込機」の2つは即日融資に対応しており、今回はその2つでの利用方法を解説します。
web完結型の申込み
SMBCモビットカードローンのホームページ上にある「web完結型」に「移行する」をクリックすることで申し込みが始まります。まず、申込みフォームに必要事項を入力し、事前審査ともなる【10秒簡易審査】を受けます。融資が可能かどうかと利用限度額が表示されます。これは、簡易的なシミュレーションとは違って、そのまま本審査へと移行されるものです。ちなみに、もっと簡易的なシミュレーションも用意されており、申込む前にそちらも試してみるのも良いでしょう。
審査結果までの時間は最短で15分です。ただし、申し込んだ時間や曜日によっては翌日以降の取り扱いになってしまうので注意しましょう。審査に通過したら融資の手続きとなります。web完結型はカードの発行がないタイプなので、基本的にATMで利用することができません。登録の際に、カードをローン申込機で受け取るという選択をすればカードが作れるので、それによってATMからの借り入れも可能になります。
また、web完結型の申込みには、三井住友銀行や三菱UFJ銀行などの普通預金口座を開設しているということに加え、社会保険証か組合保険証を持っていることが条件となります。
ローン申込機からの申込み
即日融資はローン申込機からの申込みでも対応しています。お申込完了すれば、即日にカードを発行してくれます。電話(携帯電話が可能)による審査結果通知後に、カードが利用できるようになります。申込機からですとカードが発行されるので、それによりATMからの借り入れも可能となります。
SMBCモビットのおまとめローン審査基準
SMBCモビットカードローン申込み対象者
SMBCモビットカードローンの申込み対象者は、年齢制限は“満20歳以上74歳以下”、雇用形態は“パート・アルバイト、派遣社員、自営業の方でも申込みOK”となっています。補足すれば、アルバイトやパートの方でも申込み可能ですが、安定した収入があることが条件となります。
また、専業主婦の方は基本的に収入が無い状態からの申込みは不可、年金受給者の方でも、年金以外の安定収入がない方ですと申込みはできません。いずれにしても毎月コンスタントに、かつ将来的に安定収入が見込める方のみの申込み基準となるようです。
保証会社「三井住友カード株式会社」の自社審査
SMBCモビットカードローンと契約するには、“三井住友カード株式会社”の自社審査が必要となります。三井住友カード株式会社は銀行ではなく消費者金融に部類されます。消費者金融の中でもカードローンの限度額が800万円と非常に高額であるため、審査は慎重に行われます。
審査に通過する確率を高くするためには、注意しなくてはいけないことがあります。審査で重要となる「指定信用情報機関(CIC)」などで共有する情報です。過去の借り入れ履歴や借り入れにおける返済の事故もチェックされます。返済の事故とは、返済の遅延・延滞、任意整理などの債務整理を行ったかということが対象となります。
銀行をはじめ、三井住友カード株式会社などの消費者金融各社でも情報機関を通じて、申込み者の過去に残った情報を容易に入手できますので、そこから逃れる手段はありません。こういった場合には、あいにく審査通過の可能性はかなり低くなります。情報が消去される期限を待つしか手立てはありません。
SMBCモビットのおまとめローン審査に通過する方法
安定収入が必要
SMBCモビットカードローンの審査はしっかり条件さえ満たしていれば難しいことはありません。しかし、安定収入がなければ基本的に審査の通過は厳しいでしょう。そこで、パートやアルバイトでもまずは職場ときちんとした雇用契約を結ぶことが先決と言えます。
また、はっきりとした基準は公表されていませんが、派遣社員に登録していれば、現時点の実質的な雇用契約はなくとも、どのような派遣先に雇用履歴があるかなどによって、ある程度の限度額を融資してもらえる可能性があります。
審査になるべく早く通過する方法
SMBCモビットカードローンはweb完結型の申込みで最短即日融資が可能ですが、あくまでも最短であって、申し込み時間や曜日、または混み合いによっては翌日以降になる場合も想定できます。そんな中、コールセンターを上手に活用しましょう。
申し込み後に、コールセンターに電話し、急いでいることの説明を補足すれば、他の方よりも優先で処理してくれる可能性があります。この時に、即日融資希望ならとくに焦る状況もわかりますが、一方的に「早くしてくれ~」と要望だけを伝えるのではなく、先方に理解してもらえるように丁寧にお願いすることも頭に入れておきましょう。
SMBCモビットのおまとめローンの審査に通らない理由と対策
年収の1/3以上の借り入れは不可
SMBCモビットカードローンは、総量規制の対象となってしまいます。そこで年収の3分の1以上の借り入れをすることができません。例えば、年収が300万円の方でしたら、借りられるお金は100万円までとなってしまいます。
つまり、年収を算出し、3分の1以上とならない金額内で申込みしなくてはいけません。また、すでに借り入れをしている金額も合算しての算出となりますので気をつけましょう。もし40万円をすでに借り入れしているのであれば、年収300万円に対しての3分の1という条件をクリアしていても100万円の融資は不可能です。100万円から40万円を差し引いた60万円までしか申込みできないということになります。
申込みブラック
過去半年以内の他社への申込み履歴も確認されます。短期間に過剰に金融業者に申込んだことが発覚してしまうと、審査に通過しない状況が続いていると判断され、審査否決の要素ともなってしまいます。これを「申込みブラック」と言います。
一般的には、1ヶ月で4件以上の審査申し込みをすると申し込みブラックになると言われています。審査に落ちて焦る気持ちはわかりますが、申し込みは1ヶ月に3件までにしておきましょう。それよりも、何故審査に落ちたのかをしっかり考察し、対策を練る事の方が重要です。
この状況を避けるためには、複数の金融業者に審査申込みする前に、申込み可能かどうかのシミュレーションをうまく利用したり、電話相談できる会社には事前に希望する借り入れ条件で申込みできるかどうかを確認してから申し込むなどの工夫が必要です。
オペレーターの方ですと「あくまでも審査が決めるので……」という回答も想定できますが、よほど条件にそぐわない時には、先方の言葉から申込み可能かどうかのニュアンス程度は測ることができます。
SMBCモビットのおまとめローンの返済方法
返済の仕方
SMBCモビットカードローンの返済方法は、提携ATM、銀行振込をはじめ、口座からの引き落としが可能です。ちなみに、提携ATMか銀行振込の場合は、基本的に返済時の手数料がかかってしまいます。ただし、2016年10月から三井住友銀行のATMに限って手数料が全面的に無料化されました。
また、口座引き落としであれば、手数料は完全無料となりますので、手間も含めて優れた選択肢と言えるでしょう。ただし、三井住友銀行や三菱UFJ銀行などの口座引き落としのみの指定となります。
借入後残高スライド元利定額返済方式
SMBCモビットカードローンの返済方式は、「借入後残高スライド元利定額返済方式」です。かみ砕いて説明しますと、一般的に残高スライドリボルビングと言われ、借り入れの残高によって毎月の返済額がスライド(増減)するタイプとなります。
返済すればするほど残高は減っていきます。少なくなった残高に対し、翌月・翌々月とその都度利息額が算出されます。ですので、返済開始時は月々の返済額が大きく、返済が進むにつれて少額になっていきます。なぜ、毎月算出するのかと言えば、カードローンの場合、追加でキャッシングなどの借り入れが可能なので、借入残高が変化する性質を持つからです。
ここで注意しなくてはいけないことが、この返済方式ですと、返済期間が長くなることが懸念されます。借り入れ金額があとから増えれば、残高がもちろん増えます。そうなると、増えた分の返済期間があと延ばしになります。少し返済してはまた借りて…と繰り返しているといつまでも借金が終わりません。
また、SMBCモビットカードローンのウリは、審査から融資までが早いことです。WEB完結型の申込になら、申込みから借入れまで、すべての手続きをホームページ上で済ませることができます。この方法なら来店、電話や郵送物でのやり取りも必要もありません。
SMBCモビットカードローンのデメリット
SMBCモビットカードローンのデメリットですが、総量規制を受けてしまうことが最大のネックでしょう。また、金利に関しては、消費者金融の中では平均水準ですが、銀行などの低金利に比べると高い金利ということがネックです。
更に、SMBCモビットカードローンのデメリットというよりも、おまとめローンに対するカードローンのデメリットとも言えますが、追加借り入れが可能ということです。追加借り入れが出来ることを有利なことと考えがちですが、借金履歴を持つ方にとっては落とし穴でもあります。
おまとめローンの場合、追加借り入れができないので、最初に組んだ返済計画を元に、完済まで同額を毎月返済する形式となります。それに対しカードローンは追加借り入れが可能なので、返済して余裕のできた限度分、無駄な借り入れをしてしまう衝動が生じ、なかなか完済できないリスクがあります。
おまとめローンを選ぶ際のポイント
悪徳業者に注意
SMBCモビットカードローンの申込みを希望する方の中には、銀行のおまとめローンの審査に通過しなかったという方も少なくないはずです。そこで、審査に通過できない悩みを抱えている方に甘い条件を突きつける、悪徳業者「おまとめ詐欺」に要注意です。
あり得ない低金利や、審査不要という甘いキャッチフレーズをエサにして、多重債務者の足元を見る許せない存在です。返済困難という緊迫した状況下では、なかなか誰にも相談できず、ついつい乗ってしまう方もあとを絶ちません。甘く危険なニオイのするものには決して手を出さないように気をつけましょう。
おまとめローン利用できる商品か確認
申し込みたい金融機関がおまとめローンを取り扱っていないのに、申込みをされる方も決して少なくないようです。ネットやパンフレットなどの説明の言葉を鵜呑みにせず(間違った解釈をしない)、しっかり確認してから申込みましょう。
言葉の解釈が難しい方でしたら、直接金融業者の電話窓口に問い合わせてみるのが早いでしょう。そもそも「おまとめローン」での融資をしていない金融業者に、わざわざ申し込むのは時間の無駄です。
しかも、おまとめローン(おまとめ利用も含める)を提供していない金融業者に申し込んで、実際に希望と違うために他の金融業者に申込みし直すといったことを繰り返すと、個人信用情報に記録が残ります。すると、次に申込む他社の審査に不利となりますので、十分な注意が必要です。
総量規制とSMBCモビットのおまとめローンの関係
総量規制については前述しましたが、あいにくSMBCモビットは規制対象となってしまうので、年収の3分の1以上の金銭の借り入れができません。範囲内で現在の多重債務を網羅できる方でしたら利用価値がありますが、一般的に多額の返済総額を抱えた方には不向きなローンと言えるでしょう。
まずは、おまとめローンに特化したものや銀行のカードローンを選ぶのが賢明です。ちなみに銀行のおまとめローンやカードローンは総量規制の対象外です。また、消費者金融でも、おまとめローンに特化したものは規制対象外となります。
また、どのカードローンの特徴でもありますが、最初から多額の限度額を与えられるのはほとんど皆無です。はじめは、どんなに多くても100万円以下に設定されるケースが主流となりますので、予め想定しておくべき点でしょう。
SMBCモビットカードローンは、限度額や総量規制のデメリットこそありますが、即日融資のニーズをメリットに思う方でしたら打ってつけのローンと言えるでしょう。ただし、即日融資とは言っても、申込み時間が遅ければそれだけ後回しになってしまうのは必然です。大手とは言っても仕事量に限りがありますので、なるべく午前中の申込みをおすすめします。