りそな銀行のおまとめローンの特徴解説
埼玉りそな銀行や近畿大阪銀行などを含むりそなグループでも知られる「りそな銀行」。この記事では、りそな銀行が提供しているおまとめローンにはどのようなものがあるのか徹底解説します。りそな銀行には、おまとめ専用のローンはありませんが、おまとめ利用に使える、フリーローン「りそなプライベートローンJ」というものがあります。りそなプライベートローンJの詳細を紹介していきます。
「りそなプライベートローンJ」のスペック
【商品名】フリーローン「りそなプライベートローンJ」
【最高借り入れ限度額】10万円~300万円(1万円単位)
【金利率】固定金利・年率6.5%~14.0%
【利率計算方式】元利均等払い(毎月定額返済方式)
【借入可能期間】1年以上7年(1年単位)
【審査回答までの時間】最短2時間で審査回答
【融資までの時間】最短翌日
【来店の要不要】不要
【保証会社】株式会社ジェーシービー
「りそなプライベートローンJ」は、多重債務をひとつにまとめる“借り換え一本化”にも使える多目的ローンです。審査回答は最短2時間、融資は最短翌日というスピーディーさも魅力のひとつです。申込み条件に年収制限が無いので、他社で年収条件をクリアできずに申込みできなかった方でも申し込むことが可能です。
また、限度額が300万円ではちょっと不足という方向けに、「りそなプレミアムフリーローン」というものがあります。こちらは最大借り入れ限度額が500万円、固定金利6%です。ただし、年収400万円以上の方が対象となり、収入証明書が必要となります。
りそな銀行のおまとめローンの利用方法
「りそなプライベートローンJ」は、フリーローンの特徴でもある“口座がなくても申込み可能”というシステムです。申込み方法は、店頭・ネット・電話・郵送・FAXなどで受け付けています。中でも、インターネット上で完結してしまう「Web申込」がお手軽でオススメです。
「Web申込」は、来店不要かつ24時間365日、パソコン・スマホ・タブレットなどから申込みが可能となります。審査回答は最短2時間、休日問わず指定したメールや電話に連絡してくれるので重宝します。ただし、連絡がつかなかった場合には、郵送での連絡となるので融資までの時間がかかってしまう可能性があります。
金利は、審査によって決められます。6.5%・9.5%・12.0%・14.0%の4段階となっています。返済方法は、契約時に決めた日に自動引き落としされます。また、繰り上げ返済が可能なので、通常の返済計画と別に、一部もしくは全額を追加返済することができます
りそな銀行のおまとめローン審査基準
申込み対象者
申込み対象者は、日本に住まいを持ち、継続した安定収入のある、申込み時に満20歳以上で完済時に満71歳未満の方という制限があります。年収額や勤続年数の制限はありません。パート・アルバイトの方も申込み可能という柔軟性を持つ反面、学生や専業主婦は申込みできません。
他の銀行ですと、勤続年数1年以上を条件とするものが多い中、「りそなプライベートローンJ」では、とくに制限を設けられていない点に注目です。実は、勤続年数が足りなくて借り入れ審査に落とされる方も少なくありません。まだ入社して日が浅い方にとっては、この低いハードルはとても貴重です。
保証会社について
審査基準の大きなポイントでもある“保証会社の保証を受けられるかどうか、ということも「りそなプライベートローンJ」からの融資に関わる重要点となります。「りそなプライベートローンJ」の審査に通過するには、JCBカードでもお馴染みの“株式会社ジェーシービー”の審査に通過しなくてはいけません。
近年にJCBカードの利用で返済遅延などの問題があった方ですと審査に通過しにくくなる可能性があります。もし、過去に何も問題ない優良なJCBカード利用者であれば、審査もスピーディーかつ通過に優遇されることが期待できます。
ちなみに、りそな銀行のローンならすべてが株式会社ジェーシービーの審査という訳ではありません。ローンの種類によって保証会社が異なります。例えば、「りそなプレミアムフリーローン」の保証は“オリックス・クレジット株式会社”が行います。
りそな銀行のおまとめローンの審査に通過する方法
利用目的を的確に伝える
「りそなプライベートローンJ」は、おまとめの専用ローンではなく多目的なタイプなので、おまとめの借り換え一本化に利用したい旨を必ず伝えなくてはいけません。申込書の記入欄を見落としたり、来店や電話申込みではっきりと申し出ないと、審査の否決につながることもあるので注意が必要です。
もし、記入ミスや申し出を忘れてしまうと、「他社で多重債務している上、さらに当行で新規借り入れしようとしている」と判断されてしまうこともあります。お金を貸し出す側にとっては、最悪の状態を想定するのが常です。前向きにとらえてくれることを期待するよりも、できる限り自分からアピールしていくことも必要な時があります。
店頭窓口の有効性
「りそなプライベートローンJ」の申込みでは、ネットですべてが完結する方法がとても便利です。ですが、ネットや郵送だけの手続きでは、なかなか人間性を伝えることができません。審査に通過するために、あえて店頭での申込みを選択する方法もあります。
やる気のない態度でのぞむのは却って逆効果ですが、多重債務の完済に向けての誠意を伝えることは決してムダなことではなく、審査通過への有利点にも期待できます。店頭に足を運ぶのが困難な方でも、せめて電話申込みによる声の印象で、より有効なアピール効果をすることも賢明です。
りそな銀行のおまとめローンの審査に通らない理由と対策
借り入れ件数と対策
多重債務に対応したおまとめ利用ですが、借り入れ件数が多過ぎる状態では、審査に通りにくいと言われています。銀行系は、既に5社以上から借金をしている状態だと審査に落ちることがほとんどです。
その場合は申込みをする前に、借り入れ件数を減らす対策が有効です。比較的審査に甘いとされる消費者金融などのおまとめローンから、応急処置で借り入れをし、できるだけ借金を少ない件数にまとめましょう。最低でも4社以下にまとめれば、比較的審査に通過しやすくなります。3社以下にまとめることが出来ればよりハードルが下がるのは言うまでもありません。
ブラックリストの確認
ブラックリストに載っているかどうかは自分ではなかなかわからないものですが、もし履歴として残っているなら、審査に通過しようがありません。過去5年ないし10年の間に滞納していたなどの場合、審査に大きく影響しますが、それだけではありません。
例えば、過去にソフトバンクが、毎月きちんと返済していた優良な債務者およそ6万人に、誤って遅延情報を登録してしまったというケースがありました。審査に落ち続けている方で「おやっ!」と感じるようでしたら、間違って不利な履歴が登録されていることがないともいい切れません。
その場合の確認方法があります。指定信用情報機関(CIC)窓口で、「開示報告書」を受取ることが可能です。ネット検索も可能で、それぞれ手数料がかかります。めったにはないことですが、念のための手段として覚えておいて損はないでしょう。
りそな銀行のおまとめローン、メリットとデメリット
りそな銀行のおまとめローン、メリット
「りそなプライベートローンJ」はフリーローンなので追加の借り入れができません。このことはデメリットにも取れますが、多重債務者にとっては大きなメリットでもあります。追加で借り入れできないことで、ムダな借金を増やすリスクを回避することができるからです。
その他のメリットも簡単にまとめると、「最短2時間のスピード審査」「申込みから融資までネットですべてが完結する」「年収制限なくパート・アルバイトでも借り入れが可能」「収入証明書が不要」「返済期間が7年と長め」「固定金利なので完済までのスケジュールが明確」などが、大きなポイントでしょう。
また、りそな銀行では、返済試算額を店頭で教えてくれたり、ホームページのシミュレーションでも確認することが可能です。補足ですが、フリーローンの借り入れに加え、カードローンの契約(カードローンセット型)でしたら、さらに金利が0.3%割引となります。
りそな銀行のおまとめローン、デメリット
デメリットは、「学生や専業主婦の借り入れができない」ということでしょう。また、もし返済に滞納が発生した場合、“遅延損害金”を支払わなければなりません。年率14.0%で利息が追加計上されてしまうので、ムリのない返済スケジュールを組みましょう。
りそな銀行のおまとめローンの口コミやレビュー
実際にりそな銀行の「りそなプライベートローンJ」の借り入れをした方の評価などをまとめてみましたので参考にしてみてください。
・「急な出費でお金が必要となりましたが、敏速な対応に助かりました。」
・「申込みの記入事項の誘導も非常にわかりやすくて作成しやすかった。」
・「電話対応が丁寧でわかりやすくとてもよかった。申込み専用ダイヤルの他、相談専用のダイヤルもあるので戸惑いなく問合せすることができます。」
・「審査と借り入れの早さに脱帽です。感謝しています。」
・「りそな銀行には普通口座を設けていますが、学生の私はローンを組むことができないとのこと。非常に残念です。」
・「大手の銀行の中でも比較的低金利だったので良いと思います。」
・「店舗で申込みしましたが、混んでいて1時間ほど待たされましたが、対応はとてもいい感じでした。」
・「ネット銀行以外でも、ネットですべてが完結してしまうのが、ありがたかったです。」
・「申込み制限に勤続年数がなかったのが「りそなプライベートローンJ」に申込んだ大きな理由です。他社では具体的な勤続年数の条件が公表されていることが多く、審査に門前払いだったのでとても助かりました。」
以上が、口コミで多かったコンテンツです。スピーディーさと丁寧な対応に関しての口コミが目立ちます。多額の借金をかかえながら不安と背中合わせの方にとっては、とてもありがたいことでしょう。
おまとめローンを選ぶ際のポイント
おまとめ利用可能なローンかの確認
非常に初歩的なことですが、早くラクな返済に借り換えしたい一心で、おまとめ利用ができないローンに申込んでしまう方も少なくありません。申し込み前に、本当におまとめローンとして利用可能かどうかを調べるのが良いでしょう。
銀行のすべてが、おまとめローンを取り扱っているわけではありません。そのような銀行に手間と時間をかけて申込むのは大きなロスです。また、おまとめローンを提供していない銀行に申込んで審査に落ちるのは当然です。審査に断られるのを繰り返すことで、指定信用情報機関(CIC)などに記録が残り、申込みブラックの状態になる可能性もあります。すると、他の銀行の審査に影響しますので、慎重に取り組むことをオススメします。
返済期間をなるべく短縮できるものを選ぼう!
借金の早期返済は、借金生活から早く抜け出せるだけではありません。実は返済期間の長さ(返済回数)が多ければ、例え金利が安くとも利息額が多くなってしまいます。そうならないためには、契約時に返済期間の長さを確認することが大切です。
おまとめ利用で借り換えの一本化を目的とする方の多くは、月々の返済額を減らすことが第一要因でしょう。目先のことばかりが先行し、あとの返済期間ことは二の次と考えてしまうのもムリはありません。そこで、「りそなプライベートローンJ」の場合、あとから繰り上げ返済(追加で返済)も可能なので、利息の減額が期待できますし、早期返済にも優れています。
総量規制とりそな銀行のおまとめローンの関係
総量規制を知ろう!
お金を個人に貸し出しする貸金業者に対して総量規制」という制限が2010年に設けられました。どんなものかと言えば、“年収の3分の1以上となるお金の個人融資を規制する”というものです。仮に年収が600万円あったとしても、200万円以上の借り入れができないということです。平均以上の年収がある方でも厳しい制限となります。
では、「りそなプライベートローンJ」は総量規制を受けるのかというと、規制の対象外です。規制を受けたのは、アコムやプロミスなどの消費者金融を含めた貸金業者で、基本的に銀行が提供するローンに関しては対象とはなりません。
また、おまとめ利用が認められる借り換えの一本化に対応したローンも対象外となります。つまり、おまとめ向けのローンでしたら、銀行が提供するものだけでなく、消費者
貸金業者について
総量規制の対象となる貸金業者とは、お金の貸し出しや貸し借りの仲介業を営む業者のことです。ちなみに、銀行・信用金庫・信用組合・労働金庫・農協・漁協・保険会社・証券金融会社・質屋などは、貸金業者ではありません。
まとめ
りそな銀行のおまとめ利用できるローン「りそなプライベートローンJ」について解説してきました。低金利に加え、スピーディーな審査と融資、ネットですべてが完結してしまう重宝さも人気の秘密です。
おまとめローンを探すときに忘れないでほしいことが、優先順位を間違えないとうことです。審査に落ちてしまうと、何でもいいから審査に通過して月々の返済をラクにしたいと考えてしまいがちです。
そこで冷静に考慮したいのが、審査に通るおまとめローンを探すのではなく、あくまでも借金状況をよくするためのおまとめローンを探すことです。納得いくものを見つけたら、審査通過のために全力を尽くしましょう。そこを見失うと、やってきたことすべてが“水の泡”にもなり兼ねません。
ムリのない返済計画の中、自分らしさを取り戻す手段として、おまとめローンへの借り換え一本化は大きなチャンスとも言えます。あせらずしっかりと慎重に計画を立てることが大切です。