東京スター銀行のおまとめローンの特徴解説
東京スター銀行は「お客様をお金の心配から開放する」という経営理念を持っています。
その一環として提供しているのが、おまとめローンの「スターワンバンクローン」です。
東京スター銀行のスターワンバンクローンは、おまとめローンの中ではとても知名度が高く、人気があります。他社に先駆けて多重債務の解決に力を入れているため、そのノウハウときめ細かい気配りは業界トップレベルです。
この記事では、東京スター銀行でおまとめローンを契約するための方法や、審査に通るためのコツを紹介しています。借り換えて本当にお得になるかどうか、しっかり知っておきましょう。
東京スター銀行おまとめローンの特徴
【金利】年5.8%~14.8%
【仮審査期間】最短3日
【限度額】1,000万円
【借入期間】10年まで (2017/10/23時点)
東京スター銀行のおまとめローンは、来店不要で1,000万円まで借り換えできるのが最大の特徴です。保証人もいらないため、誰にもバレずに借金の一本化ができます。審査が長引くと言われているおまとめローンですが、仮審査期間も最短3日なのですぐに結果がわかり便利です。
他にも、LINEでの問い合わせや受付を開始したので、利用前の疑問は気軽に質問できるようになりました。
また借り入れのローン残高が利用限度を下回った際は、その範囲内であれば、追加の借り入れができるというのもひとつの特徴といえます。
他社より先行しておまとめローンに力を入れているため、こうした細かい部分の使い勝手がいいのが東京スター銀行の特徴です。
どんな人にオススメ?
複数のローンを一本化したい人
お金を複数の賃金業者から借りている人は、返済日や返済口座がバラバラである場合も多く、毎月借金のことで頭がいっぱいということも多いはずです。東京スター銀行のおまとめローンは、そんなバラバラになっているローンを一本化してくれるサービスですので、返済を簡潔にまとめたいという人に人気があります。
早く返済したい人や毎月の返済額を抑えたい人
おまとめローンで金利が低くなった分を返済にあてることで、早期完済が可能になります。そのため、一日でも早く借金を返し終わりたい人にオススメです。
金利が下がった分を返済額で調整することも可能なので、毎月の支出を減らしたいという人にもオススメ。現在の返済額が多すぎるという場合は借り入れ年数を延ばすことができるので、ムリのない計画に組み立てなおすことができます。
ただし借入年数を延長するということは、その分金利がつきますので返済総額が多くなるということは理解しておきましょう。
金利を下げたい人
東京スター銀行はおまとめローンの他に、他社からの借り換えに対応した「のりかえローン」というものが用意されています。限度額は1,000万円で、金利が年7.8%~9.8%に設定されています。
消費者金融に比べるとかなり低金利なので、他の金融業者から借りているお金をすべて東京スター銀行ののりかえローンに借り換えるという使い方をします。
複数の借金をまとめてすべてのりかえローンに借り換えることも可能ですが、審査によっては年利が最大14.8%のおまとめローンに案内されてしまう場合もあります。
雇用形態が契約社員や、派遣社員の人
カードローンを取り扱う会社によっては、借り入れは正社員のみと審査基準を設けているところもあります。東京スター銀行のおまとめローンは契約社員や派遣社員の方でも、年収200万円以上で安定した収入がある給与所得者の方であれば利用できます。
東京スター銀行おまとめローンの審査基準
おまとめローンの審査は額が大きいことから慎重に行われます。何か小さな不備があれば断られることも多く、確実に利用したいなら申し込み前に審査基準を知っておくことが大事です。そこで、審査の際によくチェックされる項目を紹介します。
雇用形態
おまとめローンは雇用形態が重要な審査基準。カードローンの会社によっては正社員だけしか借り入れできない場合がありますが、東京スター銀行は契約社員や派遣社員も借り入れ可能です。契約社員や派遣社員は年収が200万円以上であり、安定した給与所得がある方が対象です。自営業、専業主婦、パート、アルバイトの方の借入はできません。
年収
スターワンバンクローンは年収もチェックされます。正社員、契約社員や派遣社員に関わらず、前年の収入が200万円以上ある場合のみ借り入れをすることが可能です。前年度年収が200万円を切っている人は、別のおまとめローンの利用を検討しましょう。
年齢
年齢は20歳から65歳までの方が借り入れ可能の対象です。
他社借入件数
おまとめローンは、現時点で何社からお金を借りているのかを審査でチェックします。スターワンバンクローンの場合も当然確認されますが、東京スター銀行は年収と借入額の総合的な点でみて審査を行うため、他社借入件数が4件以上ある場合も審査に通る可能性があります。
ただし借入件数が少ないほうが、当然ローンの審査も通過しやすいので、まとめられるようであればまとめておく、もしくは借金自体を減額しておくことをオススメします。目安としては3件までにしておきましょう。
保証会社の保証が受けられる人
保証会社というのは、万が一ローンの支払いが滞った時に、契約者に代わって債務を肩代わりする会社です。
東京スター銀行とおまとめローン契約者の間に入り、万が一の事態に備えます。そのため、銀行側が審査OKを出しても、保証会社がNGであれば利用できません。
株式会社東京スター・ビジネス・ファイナンスの保証が受けられる方が対象となります。
東京スター銀行の審査に通過する方法
近年、銀行による過剰貸し出しが問題視され、審査がより厳しくなる傾向があります。東京スター銀行も例外ではなく、今まで以上に申込内容を精査されるようになってきています。
審査基準を知ったら、次は通過する方法を知っておきましょう。必勝法とはいきませんが、ある程度対策を講じておけば審査には通りやすくなります。どれも基本的なことなので、申し込み前に目を通しておきましょう。
申請書などは正確に記入する
おまとめローンを申し込みする際の申込書などは、しっかりと正確に記入しましょう。たとえば年収などに誤りがある場合、虚偽の申告と判断され審査に通らない場合もあります。
他社借入額や件数をごまかしても、審査の際に個人信用情報と照らし合わされます。すべてを正直に申告した上で審査に臨みましょう。
他社借入件数を減らしておく
スター銀行は他社借入件数が4件以上でも審査に通過する可能性があることはさきほど紹介しました。しかし、それは年収が極端に高い場合など、圧倒的な強みがある場合に限られます。一般的には、他社借入件数が4件以上ある場合は審査が厳しくなります。
多重債務者の方は借入件数を減らしておく努力が必要です。具体的には、まずは金利が高いけど審査が甘いと言われている消費者金融などのおまとめローンで、返済額が少ないローンをいくつかまとめ、最後にスターワンバンクローンですべてまとめてしまうのがオススメです。
年収や雇用形態などの基準を満たす
東京スター銀行では、前年度の年収が審査に大きく関係してきます。申し込み条件に前年度年収が200万円以上と明記されているため、それ以下であれば申し込んでも絶対に審査に落ちます。必ず源泉徴収票などで、前年の年収が200万円を超えていることを確認しておきましょう。
また、申し込み資格のところに「自営業・パート・アルバイトは利用不可」とはっきりと明記されています。正社員や契約社員であって、なおかつ毎月の収入が安定している人が対象です。
他のローンで問題を起こさないようにする
すでにお金を借りている他社で遅延や延滞のトラブルがあると、ブラックリストに載る可能性があります。審査の際には個人信用情報機関に登録されている情報を確認するため、ブラックリスト入りしていると確実にバレてしまいます。
この場合は間違いなく審査に落ちますが、逆にいい情報もしっかり記録されています。たとえば毎月しっかり返済するなど、当たり前のことをしっかりしておけば、返済能力があると判断され審査に通りやすくなります。
審査に通らない理由と対策
審査基準を満たしていないと判断されれば申し込みができないのは当たり前ですが、落ちた理由は東京スター銀行は教えてくれません。そのため、自分で原因を追求して対策を講じる必要があります。
多くの人が、以下で紹介することが原因で審査に落ちているようなので、ここで対応策を紹介します。
短期間に複数のローン会社に申し込みをしたケース
カードローンやおまとめローンの申し込みを行う場合、複数のローン会社に同時に申し込みをする方がいます。ですがこれはローンを審査する上でとても不利です。
ローンを短期間に複数社に申し込んでしまうと、個人信用情報機関にその履歴が残ります。そうなると、金策に走り回っている人と判断され審査に落ちます。具体的には1ヶ月の間に3件以上のローンに申し込むとブラック入りすると言われています。
【対応策】
申し込みブラックは解除まで最短で半年はかかるので、ローンに申し込む時には一ヶ月に3件以内にしておきましょう。おまとめローンは、1社ずつ申し込むのが良いと言われています。
借入額を多くしすぎたケース
東京スター銀行のおまとめローンは銀行系のローンであるため、総量規制の対象ではありません。限度額も1,000万円まであるので、多めに申し込みをしてしまう人もいます。ですが年収の3分の1以上の借り入れの場合、審査は厳しくなってしまう可能性があります。
【対応策】
おまとめローンの申し込みであっても、希望額はなるべく年収3分の1以内に収めることをオススメします。すでにそれ以上の借金がある場合は、債務整理も視野に入れた対策が必要です。毎月の返済額が月収の1/3を超えるようなら、申し込み前に銀行に相談してみましょう。
東京スター銀行おまとめローンの利用方法
審査基準が分かったら、次は利用までの流れを知っておきましょう。おまとめローンは一般的に以下の流れで利用します。
自分の借入総額を知り返済計画を立てる
ローンの借入先が複数ある場合、自分が現在何社からいくら借りているのかを調べておきましょう。同時にすべての会社に支払っている金利がどれくらいなのかをしっかりと把握しておくことが大事です。借入額がわからないと、東京スター銀行に対していくらのおまとめローンを申し込めばいいのかがわからないので、間違いのないようにしっかり計算しておきましょう。
自分の借金総額が分かった時点で、次は借り換えた際にどれだけ金利が安くなって毎月いくら返せばいいのかを調べます。計算方法がわからない場合でも、東京スター銀行のホームページ上に返済額シミュレーションがありますので、現在の支払額とおまとめをした際の支払額を比較してみましょう。
仮審査の申込を行う
東京スター銀行のおまとめローンは、インターネット、郵送、来店で申し込みが行えます。インターネットで申し込む際は、まずは仮審査を行います。仮審査の期間は最短3日ですが、混雑状況に応じて日程が長引くこともあるので、余裕を持って申し込みすることをおすすめします。
必要書類を提出
無事に仮審査に通過したら、本審査に必要となる書類の提出を行います。書類は免許証などの顔写真付きの身分証明書、源泉徴収票などの収入証明書が必要です。インターネット申し込みなら、書類を画像ファイルで提出が可能なので便利です。
審査に通過し契約
審査に通過したら契約手続きを行います。本審査を通過した場合、契約手続きを開始するまでに東京スターダイレクト(インターネットバンキング)の口座開設が必要です。
融資金の振込から一本化
東京スター銀行のスターワンバンクローンはおまとめ専用のローンとなるため、現在の借金を清算する以外には使えません。融資金が振り込まれたらすぐに現在の借入先に一括返済を行います。この際、代理返済の登録を行えば、東京スター銀行から借り入れをした本人名義で振込が行われ返済手続きが行えます。
この登録は融資実行日の2営業日前までに登録しなければいけません。自分で振込処理をするのが面倒な人はこのサービスを利用するのがオススメです。
スター銀行への返済スタート
これによってスター銀行で以外の借金はすべて清算され、一本化が完了します。後は返済期日に合わせて東京スター銀行に返済していきます。
東京スター銀行おまとめローンの返済方法
返済方法は?
無事に東京スター銀行へ借り換えが完了したら、次はコツコツ返済を進めていきます。
スターワンバンクローンの返済方法は、元金同額返済方式です。これは一般的に「元金均等返済」と言われる返済方式で、毎月一定額の元金とそれに対する利息を支払うものです。
元金は、ローン残高、利用限度額のいずれか高い額の120分の1に設定されます。毎月同額の元金を返済していくため利息がどんどん減っていき、返済が進むにつれて返済額が少なくなっていきます。
引き落とし日は?
返済日は毎月10日、東京スター銀行の普通預金口座から自動引き落としとなります。早くお金を返したいという人は繰り上げ返済も可能です。繰り上げ返済は、インターネットバンキングにログインして簡単にできます。
さらにまとまったお金ができて、全額を返済できるという場合は一括で返済ができます。
パソコン、スマートフォンとどちらでも対応可能なので、いつでもどこでも繰り上げ返済をすることが可能です。インターネットバンキングでの返済方法は手数料無料なのも大きなポイントといえます。
返済が遅れたら?
万が一、支払いが遅れてしまった場合の遅延損害金利率は年率14.8%です。もし返済に遅延が生じ、返済能力が低下したと東京スター銀行に判断されてしまった場合は、利用限度額の引き下げなどが行われますので注意しておきましょう。
毎月決まった日に口座から引き落としされるので、返済日の前にはしっかり口座にお金を入れておきましょう。
メリット・デメリット
ここまでの情報を踏まえて、東京スター銀行のおまとめローンは実際どうなのかをわかりやすく説明します。メリットとデメリットを紹介するので、自分にとってピッタリなおまとめローンかどうかを判断する材料にしてください。
メリット
店舗にいかずに申し込みができる
店舗に行かずに申し込みができるのは大きな魅力のひとつではないでしょうか?来店不要なら時間がないという方でも、その場ですぐに申し込みすることが可能です。
追加融資が可能
おまとめローンの場合は追加の借り入れができない場合が多いのですが、東京スター銀行は追加融資が可能です。一本化の総額とは別に、利用限度額というものが与えられます。利用限度額に対して借入額が下回っている場合は、その差額分を追加融資としてカードローンのような使い方をすることができます。
たとえば、一本化したい借金の総額が300万円で、与えられた利用限度額が350万円なら、差額の50万円は繰り返し借りたり返したりすることができます。
ただし、借り入ればかりしていては借金は一向に減りませんので、まずは完済を目標にしてローンを返済することをおすすめします。
ローンの最高限度額が高めである
東京スター銀行のおまとめローンの最高借入限度額は1,000万円となっています。消費者金融のおまとめローンは限度額が300~500万円程度であることが多く、多重債務をまとめるには少ない場合があります。そんな時でも限度額が1,000万円あれば一本化ができるのでオススメです。
デメリット
融資までに時間がかかる
最近は即日融資を可能にしているローンも数多く存在します。しかし東京スター銀行のおまとめローンは、申し込みから仮審査が終わるまで最短で3日はかかることから、融資までには少々時間がかかります。そのため今すぐお金が必要な場合は向いていないと言えます。
しかし、おまとめローン自体は一般的に急を要するローンではありません。じっくり計画して借金総額が減る事を確認して、前もって申し込みをするのがオススメです。
返済手段が限られている
東京スター銀行はおまとめローンを契約する際に、インターネットバンキングの口座開設が必要です。返済もそこからの引き落としのみですので、支払い方法が選べない点はデメリットといえます。
おまとめローンを選ぶ際のポイント
東京スター銀行に限らず、おまとめローンは自分にとって一番メリットの多い業者で契約しましょう。
借り換えを行う際は金利を見比べてみる必要があります。各社のホームページには返済シミュレーションが設置されている場合が多いです。まずはこうした返済シミュレーションで、どこで借り換えるのが一番お得であるかを徹底的に調べましょう。
おまとめローンといっても、返さなければいけない元本は絶対に変わりません。そのため、支払総額が減るのは金利が安くなった分だけなので、最も重視すべきは金利です。東京スター銀行おまとめローンの金利は年5.8%~14.8%と大きな開きがあります。審査によって金利が決定しますが、もし最大金利が適用された場合は、他にもっと低金利のおまとめローンがあるはずです。
こうした時には別の金融業者の審査を受けてみて、どちらが低金利で借り換えできるかを比較するのがオススメです。現在、低金利の銀行カードローンでお金を借りている場合などは、借り換えた結果金利が高くなってしまったというケースも考えられます。
こうしたことにならないよう、おまとめローンを利用する際は金利を見比べてみましょう。
総量規制とスター銀行のおまとめローンの関係
最後に、東京スター銀行おまとめローンと総量規制の関係について紹介します。
総量規制というのは年収の3分の1を超える金額の借り入れができないという規制のことをいいます。これは債務者を守るルールとして新たに導入されたものです。
この総量規制は消費者金融に適用がされる法律です。東京スター銀行は銀行なので、総量規制の対象外です。
ですが東京スター銀行のおまとめローンは、年収の3分の1というのは一つの審査基準となっています。やはりそれ以上の金額の借り入れをする場合は、審査が厳しくなる傾向にあります。
ですからおまとめローンで借金の一本化をお考えの方は、借りたい金額が年収の3分の1以内であるほうが審査にも通過しやすくなります。厳密にきまっているわけではありませんが、あくまでも審査の基準として判断してみてください。
おまとめローンをどこよりも早く取り扱っている東京スター銀行は、いわば駆け込み寺とも言えます。充実のサービス、十分な限度額、どれを取っても業界トップレベルのサービスです。そんな東京スター銀行におまとめローンの利用を断られた場合、すでに申告な多重債務状態である可能性が考えられます。
それでも毎月無理なく返済ができていれば問題ありませんが、そうではない場合は債務整理も検討しましょう。借金問題の解決策はおまとめローンだけではないので、色々な方法からベストな選択をすることが大事です。