セブン銀行でお金を借りるための方法を全て解説
よく行くコンビニがセブンイレブンという人は、店舗に設置されているATMでお金を借りることができたら便利だと思いませんか?
実はセブンイレブンは「セブン銀行」という銀行を設立していて、お店のセブン銀行ATMで気軽にお金を借ることができるカードローンを提供しています。買い物のついでや、出かけた先でいつでも使えるため、セブンイレブンをよく使う人にはメリットが多いサービスです。
この記事では、コンビニ大手「セブンイレブン」のセブン銀行でお金を借りるための方法を全て解説。他社のカードローンと比べてお得なのかどうか、利用するメリットはどんなものなのかも紹介。最後まで読むことで、セブン銀行でお金を借りることが自分にとってプラスになるかどうかハッキリ分かります。
セブン銀行カードローンでお金を借りるメリット4つ
メリット1 | パソコン・スマホだけで契約が完結する |
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メリット2 | 全国にあるセブンイレブンの店舗で借入が可能 |
メリット3 | 月々の返済額が一定でわかりやすい |
メリット4 | 学生や専業主婦でも申し込み可能 |
メリット1.パソコン・スマホだけで契約が完結する
カードローンの契約はどこで誰が見てるかわからないものです。セブン銀行のカードローンなら、申し込みはパソコンやスマホからできる上、本人確認書類もアップロードで済んでしまいます。契約するのに店舗に足を運ぶ必要がありません。
メリット2.全国にあるセブンイレブンの店舗で借入が可能
全国のセブンイレブンにはATMが設置されています。そこで借入ができるというのは大きなメリットではないでしょうか。ほとんどの人が生活圏内にセブンイレブンがあるはずなので、そこでお金を借りれるのは非常に便利です。
メリット3.月々の返済額が一定でわかりやすい
セブンイレブンカードローンの返済額はたったの2種類。10万円の借入限度額なら返済額は毎月5,000円、30万または50万円の借入限度額なら毎月10,000円と決まっています。借入限度額も10万円、30万円、50万円の3種類しかないので、シンプルでわかりやすいのが特徴です。
※70万円・100万円コースへの増額新規申し込みは2018年3月18日に終了しました。
メリット4.学生や専業主婦でも申し込み可能
審査に通過するかどうかは申し込みをしないとわかりませんが、他社では断られる「専業主婦・無職の人」でも申し込みが可能です。年金受給者や学生でも申し込みが可能なので、消費者金融のカードローンで断られてしまった人にもチャンスがあります。
セブン銀行のメリットは上記の4つです。どれかに当てはまった人は、セブン銀行のカードローンに興味を持ったことでしょう。そこで次章では、金利や限度額などを詳しく確認していきます。
金利や限度額を予め知っておこう
借り入れで大事なことといえば、金利や限度額です。「いくらまで借りれる」「利息がどれくらい発生する」というのを知っておけば、お金を借りる際の不安はなくなります。
セブン銀行のカードローンの場合、限度額と金利はこのように設定されています。
コース | 金利 |
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限度額10万円コース | 金利年15% |
限度額30万円コース | 金利年15% |
限度額50万円コース | 金利年15% |
限度額はシンプルに3つのコースだけになっており、全てのコースで金利は年15%に設定されています。返済額もシンプルで、このように設定されています。
コース | 返済額 |
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限度額10万円コース | 原則5,000円 |
限度額30万円コース | 原則10,000円 |
限度額50万円コース | 原則10,000円 |
返済額が「原則」となっているのはカードローンの仕組みが関係しています。カードローンは何度でも借りたり返したりできるものなので、常に借金の総額は増えたり減ったりします。そのタイミングや借入金額の都合上、ピッタリ5,000円や10,000円にならないときがあります。
そのため、「原則」としているのです。変動があっても数百円程度なので、いきなり返済額が数万円も跳ね上がるということはないので安心です。
セブン銀行でお金を借りる申し込み条件と必要な書類はなに?
セブン銀行では、カードローンの申込みに関して以下の条件を設けています。
- セブン銀行の口座を持っていること
- 契約時の年齢が満20歳から、満70歳未満であること
- 保証会社(アコム)の保証を受けられること
口座は申込時に持っていなくても、カードローンの契約と同時に開設が可能。口座開設の流れは、ネット上からメールアドレスを登録してオンライン口座開設を選択します。申し込みが終わると、およそ一週間後でキャッシュカードが届きますので、本人確認の書類を提示してからカードを受け取ります。その後、メールで仮暗証番号のお知らせが届きますので、そこから利用開始登録をします。新たに自分の暗証番号を登録する流れになります。
「保証が受けられること」というのは、保証会社であるアコムの審査にクリアできることです。つまり、どちらもそれほど難しい条件ではないのです。
保証会社とは
保証会社とは、万が一借金の返済が不能になった際に、あなたに代わって銀行にお金を返済してくれる会社のことです。保証会社は消費者金融が請け負っていることが多く、セブン銀行の場合はアコムが担当しています。
万が一返済が不能になってアコムが代わりに返済をしてくれた場合、借金は帳消しにならずにアコムに返すことになります。金利が更にアップする可能性もあるので注意しましょう。
契約に必要な書類はなに?
口座を開設するときに個人情報を登録するので、カードローンを発行するときに必要になるものはありません。ただし、カードローンには審査があるので審査が通れば利用可能、審査が通らなければ利用不可となります。審査基準は次章で詳しく説明します。
セブン銀行カードローンに申し込んだときの審査について
融資を受ける際には必ず審査が必要で、セブン銀行も必ず審査があります。審査を担当するのは保証会社のアコムで、以下の項目を確認しています。
- 本人に安定した収入があるかどうか
- 他社で多額の借金をしていないか
- 過去に自己破産などしていないか
1.本人に安定した収入があるかどうか
本人に安定した収入があるというのは、年収や勤務形態、勤続年数で判断します。同じ職場に何年も勤めているのが理想で、勤務形態は正社員が有利となります。しかしアルバイトでも勤続年数が長ければ審査通過が可能です。
2.他社で多額の借金をしていないか
他社で多額の借金をしている場合、多重債務となる可能性が高まります。そのため新規で契約できない可能性があるのです。他社借入状況は個人信用情報機関というところで確認できるので、保証会社は審査の際にその情報を確認します。
3.過去に自己破産などしていないか
自己破産をしてから10年間は、新規でローンを契約できないと言われています。これは先程説明した個人信用情報機関に、10年間は自己破産の履歴が残るから。自己破産や債務整理をした人は信用がなく、「ブラックリスト」と呼ばれるものに登録されます。そのため審査通過は不可能となるのです。
審査の際はこれらの情報を確認した上で、「お金を貸しても返ってくるかどうか」を判断します。消費者金融の審査はすぐ終わりますが、セブン銀行はアコムが間に入るので審査に時間がかかります。即日融資は諦めたほうが良いでしょう。
どんな方法で返済できるのか
セブン銀行からお金を借りるときに事前確認しておいてもらいたいのが返済方法についてです。毎月支払いしていくわけですから、うっかりして支払日が過ぎてしまった!となれば信用問題です。
セブン銀行には二通りの返済方法があり、基本は「約定返済」というもの。これは、毎月セブン銀行の口座から引き落としされる方法です。口座にお金が入っていれば自動的に引き落とされるので、うっかりしてた、忘れてたという心配がいりません。
もうひとつは「任意返済」というもので、これは臨時返済として扱われます。こちらはダイレクトバンキングサービスやセブン銀行のATMを利用して返済する方法です。原則として一年365日24時間利用できるため、忙しい方にオススメの方法です。コンビニに設置されているATMを利用すれば、何時でも返済できるので、仕事帰りでもOK、仕事が何時に終わってもコンビニは24時間空いているので返済に困ることはありません。
約定返済は毎月行われるもの、任意返済は臨時返済と覚えておきましょう。臨時返済を行っても毎月の約定返済は行われるので、毎月口座にお金を入れるのは忘れないようにしましょう。
セブン銀行でお金を借りることを家族に知られたくない
カードローンの利用は悪いことではありません。どうしても急にお金が必要になる場面は誰にでもあります。セブン銀行からお金を借りるとき、それでもどうしても気になるのが家族や職場のことという声が少なくないようですね。
例えば審査のときの在籍確認についてですが、カードローンの件で、という言い方で電話をかけてくることはありません。どうしても心配な場合は、申し込みのときに、申込者が男性なら担当は男性に、申込者が女性なら担当を女性にしてもらうとへんな誤解を生まなくて済むかもしれませんね。
それから利用途中でバレてしまうのが心配という声もありますが、セブン銀行の場合は郵便物が届くことはありません。これはネットですべて解決できるからなのです。利用明細などはネットでログインすれば内容を確認できます。そのため請求書や取引明細書が発行されて自宅に届くことがないのです。これなら家族にバレる心配は一切ありません。
気をつけるのは返済が滞った時です。返済が滞れば当然取り立ての電話が携帯または自宅にかかってきます。それで借金がバレてしまうので、当たり前のことではありますが、借りたお金は毎月しっかり返済しましょう。
利用途中で限度額を増やすことは可能なの?
思いがけず出費が重なると、今までの利用限度額では足りないという場面もでてきます。新たに別のカードローンを申し込む前に、セブン銀行からお金を借りることを考えたほうがいいでしょう。新たに別で申し込むと、申し込みの手間がかかるだけでなく、支払う箇所が2ヶ所になるので月々の負担が大きくなってしまいます。
セブン銀行のカードローンを増額したい場合、はじめに申し込んでからおよそ2ヶ月以上期間が経っていれば申し込みが可能。身分証明書が必要になること、必要事項に記入して、再度審査をすることになります。審査が通れば晴れて限度額が増額されるという仕組みです。
参照1:ローンサービスで増額の申込みをするときはどうすればよいですか。
参照2:ローンサービスの増額にはなにか条件がありますか。
どこのATMで使えるか事前チェック
セブン銀行のキャッシュカードは全国のセブンイレブンの他、「ゆうちょ銀行」「三菱UFJ、りそな、埼玉りそな、三井住友、みずほ銀行」で利用が可能です。しかしカードローンの場合は、「セブン銀行ATM」のみで利用できます。ゆうちょ銀行やその他銀行ではお金を借りることができないので注意しましょう。
全国のセブンイレブンに設置されているATMはもちろん、デパートや駅に設置されているセブン銀行のATMなら利用が可能。コンビニだけではないので、非常に便利です。
セブン銀行カードローンの解約は可能なの?
セブン銀行のカードローンの返済が完済したのをきっかけに解約したいという方もいるようです。このまま契約していると「無駄遣いをしそうで怖い」と考える方が少なくないんですね。
カードローンの解約は可能です。その方法は直接電話をかけることで手続きを進めることができます。オペレーター対応は朝8時から夜21時まで、年中無休で受け付けているのでその時間内に電話をしましょう。
いつまたお金が必要になるか分からないので、本来であれば契約はそのままにしておくのがおすすめ。いざというときに新たにまた契約しなおす手間がないのでいいのですが、どうしても使いすぎが心配という場合は解約の手続きを進めてもいいかもしれませんね。
解約証明書の発行は?
セブン銀行のカードローンを契約したあと、返済が終わって解約手続きを申し込んだときに解約証明書が発行されるかどうか気になります。
セブン銀行では解約証明書、完済証明書の発行はしていません。ただし「ご融資、お利息・ご返済金計画書」は発行してくれるそうです。発行手続きに関しては、解約の申し込みで電話をした際に、一緒に申し込みをしましょう。
ローンサービスの通帳は発行されるの?利用明細の確認方法は?
セブン銀行のカードローンを利用していると、これまでどのぐらい利用したのか気になります。借入や返済について詳しく知りたい場合は通帳記入すればいいの?、と分からないことが多いですね。
セブン銀行には通帳は存在しません。口座の利用内容はネットから確認することができます。自分のマイページにログインすると、ダイレクトバンキングサービスで取引明細票を表示させることができます。そちらから利用内容を確認することができるのです。ちなみに過去15か月分の確認が可能となっています。
カードローン利用内容も同様でネット上から確認できるので、いつでもどこにいても自己管理が万全というメリットがあります。お金を借りる以上は金銭感覚が狂わないように管理しておきたいものですね。
ローンサービスの申し込み中は自動融資されるってホント?
自動融資というのは、口座の残高不足で返済ができないと判断されたとき、不足した分お金額を口座から自動的に融資を行い返済をするという仕組みを言います。
セブン銀行には残念ながら自動融資に関するサービスは取り扱っていないようです。
カードローンの申し込みをしている、していないに限らず、残高が不足していれば、そのまま引き落としが出来ない状態ですので、不足しないように残高がいくら残っているかいつも確認しておく必要があるでしょう。
セブン銀行でお金を借りる方法まとめ
- セブン銀行はセブンイレブンが運営する銀行でカードローンを扱っている
- 金利は15%で、限度額は10、30、50万円の3パターン
- 返済額は5,000円または1万円と決まっているのが特徴
- 審査はアコムが担当し、保証会社もアコムが担当する
- 通帳がなく申し込みもネットで完結するため、家族にバレる不安が少ない
セブン銀行の最大の特徴は、セブンイレブンでお金の借入ができるということ。限度額や金利、毎月の返済額が決まっているため、非常に使いやすいのがポイント。限度額は最大で50万円と低めなので、多額の融資には対応していません。
「生活費としてちょっと借りたい」「急な飲み会で現金が足りない」といった、少しだけ借り入れしたいという人にピッタリなローンと言えそうです。