忙しい人オススメ!イオンのフリーローン
イオン銀行は小売業界で非常に有名なイオングループが設立した銀行です。ショッピングセンターのイオンをはじめとしたグループ店舗のほぼ全てにATMを設置し、グループのスケールを生かした経営を行っています。
そのためコンビニATMのようなイメージが非常に強い銀行ですが、イオングループの大型ショッピングセンター内などには有人店舗を設置し、ローン商品なども取り扱っています。今回はイオン銀行の展開するフリーローンについて紹介します。
イオンのフリーローンの概要について
イオンは使い道が自由なフリーローンとして「イオンアシストプラン」を展開しています。
申込みができる条件
・年齢が20歳以上、満60歳未満の方
・イオン銀行の普通預金口座を持っている方
・安定して継続した収入のある方
年収については、原則として前年度の年収が税込で200万円以上であることが条件となります。年金受給者や学生、専業主婦(主夫)の方は申込みができませんので気をつけましょう。
金利や借入金額について
借入金額は30万円~700万円で、10万円単位で借入を受けることができます。返済期間は1年以上8年以内で設定が可能です。金利は固定金利制で、年3.8~13.5%(2017年7月1日現在)。金利は審査によって決定されます。
イオンのフリーローンの特徴を紹介
イオンアシストプランはどのような方にオススメなのでしょうか。特徴と併せて紹介していきます。
来店不要でスピーディ
銀行のフリーローンは、融資までに窓口へ来店をしなくてはいけない場合が大半です。地方銀行の場合は必要な書類を提出したり、契約を締結したりなど、複数回の来店が必要になるケースも珍しくありません。しかしイオン銀行のローンは契約までに来店が不要。必要書類が少なく手続きが非常にスピーディですので、忙しい方にオススメです。
様々な用途に使用できる
イオンアシストプランは使い道が自由です。事業性資金以外の様々な用途に使用することができます。限度額は最大700万円までですので、使える幅が非常に広いことが特長です。
繰上返済や全額返済がしやすい
フリーローンの場合、全額返済や繰上返済をする場合には窓口に来店する必要があったり、手数料を取られたりする場合が大半を占めます。しかしイオンのフリーローンなら近くのイオン銀行店舗、もしくはインターネットバンキングで一部繰上返済や全額返済の手続きができます。返済の柔軟性を求める方には非常にオススメです。
実際の申込手順について
では、実際にイオン銀行のフリーローンを利用するにはどうすればいいのでしょうか。手順を紹介します。
イオンアシストプランはインターネットより申込みができます。申込みページへ進むと個人情報の取扱条項について同意するかどうかの確認がありますので、内容を確認して同意する場合は「同意する」より先に進めます。
1、必要事項を入力
名前や性別、住所、メールアドレスのほか、自宅の居住年数や勤務先について入力する欄があります。必須項目は全て正確に入力しましょう。ローンの申込の際は勤務先の入力がないと審査に通過できません。勤務先の連絡先まで必ず入力しましょう。
2、仮審査
審査にあたり、申込み内容を確認する電話が自宅や勤務先に入る場合があります。勤務先に電話をする場合(在籍確認)はローンの申込と知られないよう細心の注意を払って行われますので安心しましょう。
3、契約書の送付
仮審査に通過した場合、ローン契約書と「お借入れ手続のご案内」が郵送で届きますので、案内に沿って手続きを行いましょう。
4、契約書の返送・融資
郵送で届いた契約書に自暑・押印をし、必要書類を同封して返送してください。書類の内容が確認でき次第融資となります。融資方法はイオン銀行の普通口座への振込です。
他の申込方法
全国各地のイオンモール等にあるイオン銀行の店頭でも申込みができます。また、申込みに際して詳しい資料を見たい方は、資料請求よりローンの資料を送ってもらうことも可能です。
またローン専用のダイヤルもあります。9時~18時まで、年中無休で電話を受け付けていますので、心配な点がある場合は質問をしてみるのもよいでしょう。
申込みに必要な書類は?
仮審査の後、契約書を返送する際には本人確認書類や収入証明書などの写しを同封する必要があります。明確には記載されていませんが、本人確認書類は融資金額に関わらず必要となります。
免許証やパスポートなど、現在の住所が分かるようにコピーをして提出しましょう。
イオン銀行のフリーローン審査基準
イオン銀行のフリーローンの審査はどのような項目が重要視されるのでしょう。
年収と他社借入状況のバランス
ホームページの「お借入れ可能額 カンタン試算!」は、年収と年齢、借入状況を入力するだけで融資金額の目安を確認することができます。実際の審査がこの試算通りに行くわけではありませんが、借入できる金額は他社の借入金額とあわせておよそ年収の1/3が目安になってるようです。実際の審査も、年収と借入金額のバランスが重視されていると思われます。
他社の借入件数
融資を受けている金額が低ければ審査に通るとは限りません。借入をしている金融会社の数があまりに多い場合は、融資を断られることがほとんどです。既に4社以上から借り入れをしている場合は多重債務者とみなされ、審査に落ちる可能性があります。
個人信用情報機関の情報
イオンアシストプランを申し込む際に同意する「個人情報の取扱に関する同意書」には、顧客の個人信用情報について記載されています。個人信用情報(信用情報・金融信用情報など)は、消費者金融や銀行が登録しており、契約内容や返済状況、不渡情報などを共有しています。
イオン銀行も融資申込みの際は必ず顧客の信用情報を確認し、審査の判断材料にしています。そのため、事故情報などがあると審査に通過しない可能性があります。イオン銀行は全国銀行個人信用情報センター(CIC)、株式会社日本信用情報機構(jicc)に加盟しています。
イオン銀行のフリーローンの審査に通過するには
イオンアシストプランの審査の基準は明確にはされていませんので、審査に通過する方法もはっきりと述べることはできません。ここでは、融資を受けるために心掛けたいことを紹介します。
入力内容は正確・正直に
申込みの際には住所だけでなく、年収や勤務先の情報、他社の借入金額など、様々な情報を入力しなくてはいけません。年収や他社の借入金額は審査に強い影響を及ぼすとされていますので、正直な金額を入力するのは気がひける、という方も多いです。
しかし他社の借入状況については個人信用情報機関を通して分かりますので、虚偽の内容を入力しても意味がありません。それどころか、本来なら融資を受けられるはずが嘘の申告をしていたため融資が取消になる、というケースも実際にあります。ですので申込みの際には必ず正しい情報を入力しましょう。スマートフォンを使用している方は入力ミスが起きやすいので気をつけましょう。
他社の返済状況にも気をつける
前述の通り、他の金融機関の借入状況については個人信用情報機関を通して把握されます。イオン銀行以外の金融機関で借入がある方は、延滞を繰り返したり長期延滞をしたりしないようにしましょう。また、もし可能ならば借入金額や借入会社を減らすのもよいでしょう。
審査に通らない理由と対策
万が一審査に落ちた場合は、「理由を知りたい」と思う方が大半だと思います。しかし残念ながら審査に落ちた理由は絶対に教えてもらうことができません。ここでは審査に落ちる時に考えられる理由と対策についてまとめました。
個人信用情報に事故情報がある
消費者金融や銀行などで長期の延滞や貸倒、任意整理などがあった場合、その旨が事故情報・異動情報として登録されます。いわゆる「ブラックリスト」と言われるものがこれです。実際にリストがあるわけではありません。事故情報があると、貸倒のリスクを少しでも減らしたいがために収入に関わらず借入を断られます。
この事故情報は永遠にそのままというわけではなく、ある一定の期間をおいて消去されます。情報が消えるまでは長くても5年(破産情報は10年)といわれます。情報が消えた後なら融資を受けられる可能性があるかもしれません。
申込みブラックになっている
申込みブラックとは、短い期間のうちに複数の融資の申込をしている人が、一定期間審査に通りにくくなったり、通らなくなったりする状態のことです。複数の金融機関に申込みをしているということは、かなりお金に困っている状態だと判断されてしまうためです。
ではなぜ複数の会社に申込みをしていることが分かるのでしょうか。その理由は個人信用情報機関です。融資を行う会社は、審査の際に必ず申込者の個人信用情報を参照します。この時「いつ、どこの会社が参照した」という情報が信用情報に残るのです。
一般的に、一か月以内に3社以上の申込み履歴があると「申込みブラック」と判断されることが多いようです。この情報は最長でも6か月で消去されますので、申込みブラックになってしまったと思った場合は半年以上経ってから申込みをするとよいかもしれません。
イオン銀行のフリーローンの返済方法
無事借入ができたら、それから後は定期的に返済をしていくことになります。ここではイオン銀行のフリーローンの返済方法について説明します。
月々の返済について
毎月の返済は、イオン銀行の預金口座からの自動引落しとなります。返済日は毎月27日です。返済日が土日祝日に重なる場合はその翌日にずれます。6か月ごとに借入金額の50%まで増額返済をすることも可能です。
繰上返済・増額返済について
イオン銀行ダイレクト(インターネットバンキング)は1万円から、店舗では10万円からの一部繰上返済が可能です。手数料はかかりません。全額繰上返済もできます。
メリット/デメリット
イオン銀行のメリットとデメリットな何なのでしょうか。それぞれまとめました。
メリット
イオン銀行のフリーローンの申込み手続きは全てインターネットや郵送で行うことができますので、店舗に来店する必要がないことがメリットです。
また、フリーローンの繰上返済をするには手数料がかかる上、窓口で手続きをしなくてはいけない金融機関が大半ですが、イオン銀行はインターネットバンキングを通して手数料無料で手続きができます。できるだけ早く返済をしたいという方にとっては大きなメリットとなるでしょう。
デメリット
イオン銀行のイオンアシストプランは申込みに条件があり、年齢が60歳未満、年収が200万円以上と明確に提示されています。また、専業主婦や学生の方は申込みできません。他の金融機関と比較すると、年齢制限が少し厳しいことがデメリットと言えます。
また、イオン銀行のローンはイオン銀行の普通口座がないと申込みができず、毎月の返済もイオン銀行口座からの引落のみとなっています。口座を持っていない方にとってはデメリットに感じるかもしれません。
フリーローンを選ぶポイント
フリーローンはカードローンのように自由に返済ができず、融通が利かないと考えている方も多いかもしれません。「申込みに時間と手間がかかりそう」と思っている方もいるはずです。実際そのようなフリーローンは多いのですが、インターネットの普及によりフリーローンも使いやすくなっています。
特にイオン銀行のフリーローン「イオンアシストプラン」はインターネットの利点を最大限に生かしたローンであると言えます。申込みがインターネットでできるだけでなく、繰上返済もネットでできるのです。
「手間がかかりそう」という理由でフリーローンを申込みするかどうか迷っている方は、金融機関の申込手順ページなどをまず確認してみてください。思っているよりもはるかに簡単に申込みができるかもしれません。