生活費を借りたい場合はカードローンが手軽でオススメですが、海外旅行や大きな買い物をする時はフリーローンがオススメです。三井住友銀行では用途に合わせて選べるフリーローンを複数用意しているので、お金が必要なシーンに応じて自分にピッタリなものが選べます。
- 三井住友銀行フリーローンの金利や利用条件を知りたい
- どんな時にいくら借りれるの?
- フリーローンの審査基準やお金を借りる流れを知りたい
この記事ではそんな疑問を解決するために、三井住友銀行のフリーローンを契約するのに必要な情報をわかりやすくまとめています。種類としては無担保型と不動産を活用する有担保型がありますが、ここでは無担保型フリーローンの特徴や利用方法、審査基準などを紹介していきます。
三井住友銀行フリーローンの特徴
三井住友銀行のフリーローンは冠婚葬祭や旅行、家具の購入資金など、様々なことに利用できるローンです。利用限度額は最大300万円まで、1万円きざみで借入が可能です。申込みの際に見積書・契約書など使用用途がはっきり分かる書類が必要となります。
申込み条件
国内在住で申込み時に満20歳以上、65歳以下の方が申込みできます。前年度の年収が200万円以上あり、安定した収入がある方が利用できます。収入が年金のみの方は対象外となります。
三井住友銀行の口座がなくても申込可能ですが、契約時に口座の開設を行います。また、銀行もしくはローン契約機に来店できることも利用の条件です。申込みの前に必ず最寄りの窓口や契約機を確認しましょう。
金利
金利は変動金利型をとっており、金融情勢によって変化します。毎年4月と10月の年に2回金利の見直しが入り、それぞれ6月と12月の返済日翌日から利率が適用されます。
2020年2月時点の金利は年5.975%となっています。三井住友銀行の住宅ローンを利用していて返済の遅れがない場合、この金利よりさらにマイナス3%の優遇を受けることができます。
どんな人におすすめ?
三井住友銀行のフリーローンの特徴は金利の安さです。変動金利制をとっていますが、ネット銀行や地方銀行などに比べると非常に低い金利で借入を受けることができます。そのため以下の3タイプの人にオススメできます。
- 低金利でまとまったお金を借りたい人
- 安心のメガバンクでフリーローンを契約したい人
- 時間がないけどお金を借りたい人
三井住友銀行はメガバンクの一角であり、安心感は国内トップクラス。申込み手続きや契約までの流れがマニュアル化されてスムーズであることも特徴です。安い金利で借りたい方、安心して融資を受けたい方には非常におすすめのローンであるといえます。
フリーローンは大半が銀行の窓口で契約手続きをしなくてはならず、なかなか来店する時間が取れない方も多いと思います。しかし三井住友銀行の本支店またはSMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)店舗に設置されている契約機でも契約手続きができますので、土日や夜しか時間がないという方でも安心です。
メリットとデメリットは?
三井住友銀行のフリーローンは他の金融機関に比べると金利が低い傾向があります。変動金利制をとっていますが、住宅ローンほど返済期間は長くありませんので金利変動のリスクは少なめです。
また、メガバンクであり経営が安定していることも特徴です。安心してローンを組みたい方にとってはメリットと言えます。
しかし地方銀行などのフリーローンに比べると、三井住友銀行のローンは若干審査が厳しいと言われています。フリーローンではありますが使い道にも制限があり、借り換えやおまとめローンには使用できません。
使用用途を証明する書類だけでなく、融資後に支払が完了した事を証明する書類も提出しなくてはならず、煩わしいと感じる方も少なくないでしょう。
これが、三井住友銀行のフリーローンの特徴です。利用の流れを知っておけば、時間がなくてもスムーズに契約ができます。そこで次章では、実際にお金を借りるまでの流れを紹介していきます。
三井住友銀行フリーローンの申込手順
まずはじめに、フリーローンの申込方法は電話・契約機(店頭)・インターネットのいずれかということを覚えておきましょう。どの方法でも店頭または契約機に来店をする必要がありますので気をつけましょう。
箇条書きでカンタンに流れを説明すると以下の通りです。
- 申込み(電話・店頭・ネット)
- 書類の提出
- 審査〜結果の連絡
- 4.融資
これから、申込みからフリーローンを契約してお金を借りるまでを詳しく説明していきます。
1.申込み(電話・店頭・ネット)
まずは申込みの手順を紹介します。ここでは、「インターネットから」「電話から」「店頭から」の3パターンに分けて申し込む方法を説明します。
インターネットで申し込みするケース
申し込みだけなら、スマホまたはパソコンから24時間可能です。「何度も店頭に足を運ぶのが面倒」「時間がなく急いでいる」という人はインターネット申し込みがオススメ。
申込みにはメールアドレスが必要となりますが、携帯電話やPHSのメールアドレスは使用できませんので気をつけましょう。完了後は、申込みページで入力した内容に基づいて審査が行われます。
審査の結果についてはメールもしくは電話で連絡があります。その後ローン契約機または店頭で契約手続きを行います。これがインターネットを使って契約する方法です。
電話で申し込みするケース
インターネット申し込みはよくわからないという人のために、三井住友銀行カードローンプラザのフリーダイヤルでも申込みを受け付けています。受付時間は元日を除いた9時〜21時です。オペレーターが審査に必要な事柄を電話で尋ねますので、正確な内容を伝えましょう。
審査結果は申告した電話番号に連絡が入ります。電話がかかってくる時間はあらかじめ指定ができるので安心ですね。その後最寄りの店頭もしくはローン契約機に来店をして契約手続きを行ってください。
契約機(店頭)で申し込みするケース
近くにある三井住友銀行本支店、またはSMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)に設置されているローン契約機で直接申込みができます。ローン契約機の場所はホームページで検索が可能です。契約機は元旦を除く9時〜21時まで受付をしています。指示に従って必要事項を入力したら審査に入り、結果はその場で分かります。
これが、フリーローンを契約する3つの方法です。いずれの方法を使っても、契約ができたらその後の流れは全て同じなのでまとめて紹介していきましょう。
2.書類の提出
申し込みが完了したら、所定の書類を提出します。提出書類は後述しますが、フリーローンで大事なのは「使いみちを証明する書類」です。これがないと審査ができない、または時間がかかる可能性があるので、申込みの前に必ず用意しておきましょう。
3.審査〜結果の連絡
どの方法で申し込みをしても、審査を行う部署は同じです。年収に対して借入希望額が多すぎないかどうか、使いみちが妥当かどうかのチェックがされます。審査結果は電話またはメールで連絡が来ます。申し込み方法によって連絡方法が変わるので注意しましょう。審査基準は後述しています。
4.融資(契約後の流れ)
審査が無事に完了したら、いよいよお金を借りることができます。融資は返済用に指定した、三井住友銀行の口座に振込で行われます。口座がない場合は契約までに開設することになります。入金と同時に印紙代の引き落としがあるので気をつけましょう。
入金後は、審査の際に使うと申告した通りにお金を使います。自分で支払先に支払いを行い、その後支払い済であることが確認できる書類(領収書など)を三井住友銀行に提出してください。提出はローン契約機や店頭だけでなく郵便やFAXでも可能です。
以上が三井住友銀行フリーローンを契約する流れです。次章では、先ほど軽く説明した必要書類について、より詳しく解説していきます。
申込の際に必要なものは?
フリーローンの書類提出は2回あります。まずは審査の前に「借りたお金を何に使うのか」という書類を提出します。そして借り入れ後、「借りたお金を申告通りに使ったか」を証明する書類を提出します。必要な書類は以下の4つです。
- 本人確認書類
- 収入確認書類
- 使い道が確認できる書類
- 支払済確認書類(申込み後)
それぞれ具体的にどんな書類であるか、詳しく説明していきます。
1.本人確認書類
本人確認書類として使えるものは、有効期限内の運転免許証、パスポート、写真つきの住民基本台帳カード、個人番号カードのいずれかです。これ以外の本人確認書類や健康保険証については、三井住友カードローンプラザのフリーダイヤルまで問い合わせをして下さい。
本人確認書類に記載されている住所と現在の住所が違う場合は、現在住んでいる住所が記載されている以下の書類のどれかを準備します。発行日や領収日がはっきり分かり、かつ6か月以内の日付のものが有効です。
- 社会保険料の領収書
- 電力会社・水道・ガス・NHK・電話(PHS・携帯以外)の領収書
- 税金の領収書、または納税証明書
2.収入確認書類
給与所得者の方は直近の源泉徴収票、もしくは自治体が発行している所得証明書(住民税課税決定通知書など)、個人事業主の方は確定申告書、同付表、納税証明書を準備しましょう。いずれも最新のものが必要になります。
3.使い道が確認できる書類
フリーローンで重要なのがこの書類です。買おうとしている、または受けようとしているサービスの請求書や注文書、契約書など、必要な金額が明確に分かる書類を提出します。パンフレットや見積書、カタログの段階でも申込みができますが、契約手続きまでに支払金額が確定した書類を用意してください。
4.支払済確認書類(申込み後)
お金を借りた後にも書類を提出しなければいけないのがフリーローンの特徴です。申し込みの際に提出した、使い道が確認できる書類を基に、銀行は審査を行います。その使い道が妥当と判断したためお金を貸してくれるので、ちゃんとその通りに使ったことを証明する必要があります。
融資を受けた金額の使い道がはっきりと分かる領収書、振込受取書などを契約後に提出しましょう。本来と別の用途にお金を使ってしまった場合、一括返金や契約の解除をされる可能性があるので注意しましょう。
これがフリーローンを契約する際に必要な書類です。どれも用意すること自体は難しくない書類ばかりです。続いて、返済方法について詳しく解説していきます。
実際の返済方法を紹介
三井住友銀行フリーローンは、返済日を「毎月5日、15日、25日」のいずれかから選択できます。返済用の口座より元金と利息を合わせた金額を自動引き落としします。また、半年ごとにボーナス返済として増額返済を行うことができます。ボーナス返済は借入金額の50%以内となります。
繰り上げ返済について
一部金額、もしくは全額の繰上返済を行う場合は、その都度手数料として税込5,400円を支払う必要があります。繰り上げの際は取扱い店の窓口で所定の書面を提出します。ローン契約機やインターネット、郵送などでは手続きができませんので気をつけましょう。
三井住友銀行のフリーローンの審査基準
フリーローンの審査は顧客の様々な情報を組み合わせた上で行っています。ここでは審査に影響を与える項目の例を紹介します。中でも重要なのが以下の3点です。
- 収入がいくらであるか、安定しているかどうか
- 他社の借入状況
- 使い道が妥当かどうか
一般的にはカードローンの審査基準と変わりません。年収や勤続年数、ブラックリストに入っていないか等は全てのローンで共通の審査基準です。ここでは、フリーローン特有の3点を解説します。
収入がいくらであるか、安定しているかどうか
フリーローンを借入した後は毎月一定の金額を返済していくことになります。返済のための収入源がどうなっているのかは審査に大きな影響を与えます。
年収が高ければ高いほど審査に通りやすくなりますが、雇用形態や勤務先、勤務内容や勤続年数などが審査の際に考慮されます。アルバイトや契約社員よりも正社員のほうが、勤続年数はより長いほうが融資を受けられる可能性が上がります。
他社の借入状況
審査を行う際は、各金融会社が加入している個人信用情報機関を通して他社の借入状況を確認します。他の金融機関、特に消費者金融からの借入が複数ある場合は審査に通る確率が下がります。借入件数が3社を超えると融資はかなり厳しくなると言われています。
使い道が妥当かどうか
フリーローンの審査で一番重視されるのがこの項目です。三井住友銀行フリーローンのページでは、想定される使用用途の例としてこんなものが挙げられています。
- 家具やインテリアの購入資金
- 旅行などの資金
- パソコンなど高額商品の購入資金
- 引っ越しや住替えにかかる資金
これらはほんの一例ですが、銀行側はこうした用途であればお金を貸すと明記しています。それ以外の用途でも申込み自体はできますが、銀行側が妥当と判断しなければ当然審査は通りません。用途は妥当でも、年収に対して多すぎる希望額だった場合も同様です。
これらの内容に問題がなければ審査通過自体はさほど難しいことではありません。心配な人のために、対処法を次章で紹介します。
三井住友銀行のフリーローンの審査に通過する方法
審査に通過するためには、できるだけ事前に環境を整えておく必要があります。悪い材料はできるだけ排除し、銀行にとっていいイメージとなるように心掛けたいことを紹介します。
申告内容は正確・正直に
申込みの際に申告する内容が事実と異なっていると融資が取消になる場合があります。特にインターネットから申込みをする場合は入力ミスに気を付けてください。銀行側は入力ミスか故意に間違えたのかの判断ができないため、この場合は一律で審査落ちします。
また、他社の借入件数などは個人信用情報機関を通して分かります。虚偽の内容を申告すると信用を失い、本来受けられるはずの融資が受けられなくなるかもしれませんので注意が必要です。
借入件数を減らす
前述の通り、消費者金融の借入件数が多いと融資を受けられる確率は非常に低くなります。審査に通過するには借入している会社の数を減らすことが重要です。各社の限度額を見直し、会社の数を減らせそうなら少しでも減らすと審査に通過できる可能性が上がります。
具体的には、他社借入は多くても3社にまとめておきましょう。4社以上ある場合は多重債務者とみなされて審査に通らない可能性が高くなります。少額のカードローンやクレカキャッシングは完済して解約しておくといいでしょう。
これが審査に通過する方法です。どれも基本的なことですが、どれか1つでも欠けていると審査に通過することはできません。万が一落ちてしまった時のために、次章では審査に落ちる代表的な理由とその対策を紹介しておきます。
審査に落ちる理由と対策
審査に落ちたとしても理由は教えてもらえません。ここでは審査に落ちた際に考えられる理由と対策をまとめました。多くの人が審査に落ちるのは、下記の理由が多いと言われています。
- 個人信用情報機関に事故情報が登録されている(ブラックリスト)
- 申込みブラックになっている
- 借入内容が不適切と判断された
これらがどういうことか、またどんな対策をしたらいいのかを紹介していきます。
個人信用情報機関に事故情報が登録されている(ブラックリスト)
他社で融資を受けている最中に長期延滞をしたり、債務整理、破産手続き、民事再生などを行った場合はその旨が個人信用情報機関に記録されます。事故情報や金融事故、ブラックリストなどと呼ばれます。事故情報があると年収などに関係なく審査を通過することはできません。
事故情報は一生そのまま残るわけではなく、一定の年月が経つと消去されます。三井住友銀行と保証会社は全国銀行個人信用情報センター(ksc)、(株)日本信用情報機構(jicc)、(株)シー・アイ・シー(CIC)に加入しています。任意整理や延滞の情報は最長5年、個人再生と自己破産の情報はjiccとcicが5年、kscが10年の間記録されます。
事故情報があると考えられる場合は、記録が消えるまで待つか、信用情報機関の登録情報をあらかじめ確認をしてから申込みをしましょう。
申込みブラックになっている
1か月間に複数の金融機関(3社以上が目安)に融資の申込を行うと、申込みブラックとなる可能性があります。
ローンの審査を行う際は個人信用情報機関に顧客情報を確認するのですが、その際に「申込みをした」という事実が情報機関に記録されます。後から審査を行った会社がそれを確認すると、既に融資を受けているのではないか、金策に走っているのではないかと警戒をするようになります。
そのため複数の会社に申し込む場合には一定の期間を空けないといけません。万が一申込みブラックになったと思われる場合は、半年〜1年ほど期間を空け、申込み情報が消えてから申し込むようにしましょう。
借入内容が不適切と判断された
例えば年収に対して多すぎる額の申し込みをした、ホームページに載っている使用例以外の用途で申し込みをしたなど、どれかに該当する場合は審査に落ちる可能性があります。
フリーローンは生活費を借りたいなどの理由は通りません。また、誰でも限度額まで借りられるわけでもありません。銀行側が不適切と判断した場合はお金を借りることができないのです。
その場合の対処法は、借入希望額を減らしたり、使用用途を見直して再度申し込みをするという,ことです。
ここまで、借入前の対策について詳しく説明してきました。最後に、フリーローンの選び方についておさらいしておきましょう。
フリーローンはどう選べばいい?
フリーローンを用意している金融機関は他にも沢山あります。どのようなことに気をつけてフリーローンを選べばいいのでしょうか。重要なポイントは「申込みの条件」と「金利」の2点です。
申込みの条件
フリーローンは申込みの際に年収や勤務年数などの条件を設けている会社が非常に多いです。条件を満たしていないと審査を受けることさえもできません。申込みをする前にはホームページで商品概要をチェックし、自分が申込み条件に当てはまっているかどうかを必ず確認しましょう。
金利
フリーローンで借入を行うと、数年に渡って返済を行っていくことになります。金利の%の数値の差はごくわずかでも、実際に支払う利息に換算すると大きな差になります。利息はできるだけ安いものを選ぶようにすると負担が軽減します。
金利には変動金利と固定金利があります。変動金利は利率が低い分、金融情勢によって大きく変動する可能性があるため、不安に感じる方も少なくありません。しかし実際は住宅ローンに比べるとリスクは少なめです。どうしても不安という方は固定金利を選択、もしくは三井住友銀行のように大手で安定した銀行を選ぶと安心ですね。
まとめ
この記事では、三井住友銀行のフリーローンについて紹介してきました。最後に重要なポイントを確認しておきましょう。
- 三井住友銀行フリーローンは最大300万円まで借入可能
- 低金利、メバガンクによる安心感が最大の特徴
- 審査は厳しいが事前に基準を知っておけばそう難しいことではない
- 審査に落ちたら借入希望額や使用用途を見直す
- フリーローンを選ぶポイントは「条件」「金利」の2つ
三井住友銀行のフリーローンは、低金利であることが最大の特徴です。大手銀行ということで安心感もあり、初心者でもお金を借りやすいでしょう。申込み時に使用用途書類を提出し、契約後は支払が完了したという証明書類を提出する必要があります。他の金融機関のローンを利用したことがある方にとっては少し面倒だと感じるかもしれません。
しかし必要な書類を規定通りに提出できればそのことが信頼獲得の近道となり、融資を受けられる可能性がアップします。どうしてもまとまった額の融資を受けたいと考えている方は三井住友銀行のフリーローンを検討してみてはいかがでしょうか。